2022年12月31日土曜日

大晦日は満腹で

大晦日だぁ。2022年令和4年も今日で最後である。

チエコンさんから次男のヒロヤン君の成人の祝いを「少し早いがみんなが集まりやすいこの日にしたい」とのことで、カールと知覧の「そば道場」へと向かった。女、男、女、男と上手に子作りが出来たヒラーキたちにとってヒロヤン君は4番目の末子だ。それがもう20歳だという。私たちも年を取るわけだ。店の予約席に着くと、長男のデンタル君が昨年生まれたばかりの長男を連れてきていた。生後10ヶ月のセンゲン君がこれが元気な子で、あっちこっちハイハイして目が離せない。私も抱っこしたがしっかりした体つきでこりゃーデンタル君似だなー。
ところで、本日の主役のヒロヤン君だが、私とカールは本人が目の前をうろうろしていたのにそれに全く気がつかなかった。デンタル君の奥さんの親御さんたちも来ていたので、そっちの人かと勝手に思っていた。熊本の大学に入ってはや2年、髪の毛をパーマし軽い茶髪にしていたので全くヒロヤン君だとは分からなかったのだ。
これじゃー「こてる伯父さん」と呼びかけられても、絶対「あんた、誰?」だわ〜。兄であるデンタル君は「髪を切れっ!」とたしなめるように言っていたが、その言い方がなんだか薩摩男児的物言いで、兄というよりかつてのデンコー祖父みたくもあり可笑しかった。10歳も違うから昔でいえば父兄の関係だな。

蕎麦屋さんだから当然蕎麦がメイン料理だったが、盛り蕎麦を頼んだ人たちへは早くに出されたが、私を含め掛け蕎麦を頼んだ人たちはけっこう待ちぼうけをくらった。しかし薩摩料理コースだったので、さつま揚げ、キビナゴの酢味噌の刺身、身豚の角煮などが先にあってお腹を空かさずにすんだ。蕎麦や天ぷらもあって最後は超満腹になった。この後すぐに鹿児島へ帰宅したものの夜までずーっとお腹は空かなかった。結局、年越し蕎麦も食べたことだし、カールもまだお腹いっぱいだと言うし、なんと夕食は無しにしようとなった。おほほ。

大晦日の夜はダウンタウンの「ガキの使いやあらへんで!」か「紅白歌合戦」を見るのが昔は定番だったが、「ガキ使」は放送がないし、「紅白」などは今年ヒットした曲が何かさっぱり分からないし、若いグループが出ているもののグループ名もよく知らないし、昨日のレコード大賞も誰が取ったかどんな曲かも全く知らないしで、ときおりチラ見するだけにとどめた。さすがに夜22時頃は小腹が空いてカールに豆腐を出してもらってそれを半丁分食べ美味しかった。

井原西鶴の「世間胸算用(せけんむなざんよう)」を読むと、江戸時代、大晦日は借りた金を返すためにいかに工面するかが大衆の一番の悩みだった。それを思うと、やれ紅白だ、年越し蕎麦だと言っている現代人はなんとも幸せなことだ。

いろいろとあっても今年も無事に過ごせて幸せな一年でした。来年もまたいい年でありますように。

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