2021年2月26日金曜日

脇目も振らず歩いていた異様な男性

 今日は言葉は悪いがクソ忙しい一日だった。

外科から胃潰瘍の患者を引き受けたのは当たり前として、SayLoveClinicから大腸憩室炎、ツナセントラルクリニックから腸閉塞、バーチャヘビー医院から大腸ポリープ切除の依頼、ハッピーエンドクリニックから胆石胆嚢炎の患者の診療依頼が来た。このうち大腸ポリープは非常勤Drに胆石胆嚢炎は外科Drに診てもらった。いくら私に紹介といっても全部を引き受けたら身が持たない。午後の外来にはCOPD(慢性閉塞性肺疾患)で運転にも支障が出るという中年男性も来てそれは自分の専門ではないと思いつつもレントゲンから肺機能検査までやり吸入薬などの処方をして帰宅させた。在宅酸素も必要かと思い動脈血液ガスまで採取したが、ぎりぎり基準をクリアしていなかった。

そんな中、服裂き魔Nsから小学生の長男の登校についての話題があった。長男は早く学校に行ってやりたいことがあるんだとか。でも朝の7時半より早くは登校してはいけないそうだ。早く来すぎると生徒の安全を保証できないとか。なるほどね。「でも、そんなに危ないことってあるかな」と言うと「それが変な人が出るそうなんです」と教えてくれたのが、40歳代のおじさんが「パンツ1枚で歩き回っている」らしい。「おっと、そりゃ危ないな」と言って私は30年以上昔を思い出していた。

確か昭和62年(1987年)で、季節も春先の今頃だった。自宅近くの甲東中前の通りを薄暗くなった時間帯だったかな、車でゆっくり走行していると、向こうから、かーっと目を見開いてそれこそ脇目も振らず前を見つめて歩いて来る30歳くらいの男がいた。その形相が異様で、私も見つめてしまったのだが、ふと下半身に目をやるとびっくり、何とパンツ1枚だったのだ。「うわー出たーっ」と思ったが互いにすれ違いであっという間に離れていき、その後その男がどうなったかは知らない。K察官がすれ違ったら絶対に職務質問したはずだ。

もし自分の子どもが女の子なら絶対に近寄らせたくないね。いや男子でもいっしょ。薄暗い時間帯、学校には子どもを近寄らせてはいけない、子どもは学校に早く行きすぎても遅く帰って来ても良くはない。なるほど、先生方もよーく分かってらっしゃったわけだ。

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