2021年2月17日水曜日

救急外来20年経験し初めての患者

 今月初の当直だった。しかも二次当直で救急車は優先的に受け入れねばならない。

しかし案に反して夜間呼ばれなかった。0時ちょうどに当直室に入り、YouTube付けながらTVで全豪オープンのナダルのゲームを見つつ過ごそうと構えたのだが・・どっちも全く覚えていない。おそらく4、5分で寝落ちしてしまったのだろう。あとで胸に乗っかったMacBookProが邪魔くさかった。

外が明るくなってから寝覚めシャワー浴びて着替えをしている頃、救急ピッチが鳴った。うん?どんな患者だろう。

階段降りる時に信号Drとすれ違った時「雪がいっぱいつもってますよ」と言われ、初めて外が雪だと知った。大きな建物の中にいると全く気づかないものだ。

さてやって来たのは20代後半の若い男性。訴えは何かというと「朝起きたら手に血が付いていておちんちんから血が出ていた」というもの。私も救急外来をやって20年以上経つがこんな訴えで救急車で来た患者は初めてだ。とにかくもそのおちんちんを確認する。血精子症なる泌尿器科疾患もあるしー。だが実際は陰嚢の毛根部にちょっとした引っかき傷のようなものがありそこから少しだけ血がにじんでいただけだった。おちんちんは腫れてもいないし痛くもない。

ハイ、帰ってよーし!

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