2022年7月15日金曜日

内視鏡でコインマジック

この前日記ネタにしようとしてアップ忘れていた内視鏡のケースを紹介する。

7月11日に外科のキブンDrから「入院患者が薬と間違って100円玉を呑み込んだようだ。レントゲンで食道にあるのが確認出来たので内視鏡で取って欲しい」と依頼があった。特に認知がある人ではないが、肺癌放射線療法のために食道中部が細くなって詰まりやすいとのことだ。お安いご用とすぐに内視鏡処置を始めた。

内視鏡で観察するとコインだけでなく食物残渣も詰まっていてその隙間からわずかにコイン側面が見える。
把持鉗子を用いて残渣ごと掴み、引き上げた。
さて、ここまで来て、後は取った100円玉を写真に撮り本人に返すだけのはず、だった。しかしなんとここで私は手品を披露することになるのだ。コインと言えばマジックでは定番の小道具で、ほら手品師が手のひらをかざしてコインを隠したと思えば、100円が200円にさらには300円にと増えていくマジックを見たことがあるだろう。それがマジシャンこてるは300円どころか600円に増やすという技を披露してしまった。これ↓がその証拠だ。
レントゲンでも内視鏡でも1枚と思われたコインは実は500円玉に100円玉がくっついた2枚だったのである。患者さん「はら、500円も・・?」てな感じで、ひょっとしてあなたボケてません?と言いたくなった。そもそも2枚もコインを呑み込みますかぁ〜だ。

本人が知らなかったプラス500円もちゃんと洗浄してきっちり600円を患者さんに返し、内視鏡的異物摘出術は無事終わったのだった。

0 件のコメント:

コメントを投稿