2022年4月2日土曜日

久々にコロナ外来担当をして

本来は今日の土曜は休みだったが、コロナ外来を担当しているDrらがなかなか休めないとのことで私が急遽午前のコロナ外来をすることになった。ちょっと久しぶりだ。2月初めのクラスター発生以前以来。青雲会病院はクラスター対策が上手く行き2週間もしないうちに収束したが、サブアラドDrの勤務先病院は1ヶ月以上も収束出来なかった。そこまで差が付いたのはひとえにコロナ検査の機器不足が背景にある。青雲は大量に検査できるLAMP法の他PCRも何台も購入し、その他抗原検査もでき、とにかく対象になりうる患者や職員を検査しまくった。それで未然にコロナ患者発生を防げたのだ。15分以内にPCR結果が出るNEAR法の器械が院外の発熱外来プレハブに3台、病院内にも2台あり、入院患者など早めの結果が出るのでムダがない。サブアラドDrのところは2月にようやくNEAR法の器械が1台入ったと聞いたからねー。結局80人ほどのコロナ感染者を出し、最近ようやくクラスターから脱出出来たそうだ。↓がNEAR法の器械でとにかく短時間でPCR検査が出来るのが魅力だ。

今日は30名ほどの検査を行った。昨日までの陽性率は30ー40%ほどもあったそうだが今日は20%程度でそこまで多くはなかった。しかも陽性者は発熱や咳、咽頭痛などあるが皆比較的元気だ。一人だけ警戒したのが「ブラックタウン」という老人施設からの検査依頼で、そこは2月、3月で職員10名弱、施設利用者の20名ほどが感染クラスター化しこちらに多くが入院した。ニシマキNsが「あそこは要注意」というのも致し方ない。しかし、症状も軽いし結果も陰性だった。車の窓越に職員に尋ねるとすでに沈静化しているらしい。ふむふむ、もう4月だ、そうでなくちゃ。

最近のコロナ感染は半数以上が若者か中年までで症状は軽く入院する必要のない人がほとんどだ。一昨日の私が当直の時はついに入院患者ゼロになっていた。しかし翌日2人入院して来たが、コロナは肺炎から死に至る怖い感染症というものでは確実になくなってきている。コロナ病棟にほとんど入院患者がおらず大部分が自宅安静している状況なら、どこかのタイミングでコロナの感染症規制緩和を実施しないと現状と合わなくなる。鹿児島でコロナ患者発生してもう丸2年だ、さすがにこの時期までコロナがまん延しているとは思わなかった。そろそろコロナを特別扱いせずに共に生きていく時期に来ている、そう実感するな。

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