2022年4月9日土曜日

1982年の名取裕子を褒めたい

朝、ハッピーちゃんがいつものようにエサもらいに来ていた。私は少しだけ窓を開けてからハッピー&キタロー用のエサを取り出す準備をした。するとゲンちゃんが窓の隙間からハッピーを警戒するように近寄ってきた。おやおや、ずっと以前はハッピーちゃんの気を引こうとミャーミャー言ったり、メスの尻を追っかけたりしていたが、彼女にその気は全くないもんだからもう単なる縄張り荒らしとしか見えなくなったんだ。そしてハッピーが隙間からこっちを覗こうとしたらー。なんとゲンちゃんネコパンチを。おお、以前のゲンちゃんじゃないぞ。しかし気の強いハッピーちゃんもやり返す。弱虫ゲンちゃんそれだけで少し腰が引けたかな。

今日は休みでやることがいっぱいあった。一番は朝礼スピーチスライド作成だがそれは相当時間が掛かるので置いといて、散髪、染髪、洗濯、掃除、布団干し、日記書きなどなどだ。それにゲンちゃんのトイレ掃除も。結局、それら全部をちゃんとやり遂げた。しかしー。私の予定では夕方くらいにはスライド作りに取りかかれるはずだったのに、気がついたら深夜0時になっていたではないか。途中、どうにも睡魔が襲い二度寝込んでしまったのがイケない。

実は前夜からのNHK深夜放送の松本清張シリーズ、「けものみち(1982/NHK)」の2話と最終3話を観たのがよくなかった。若き名取裕子の艶めかしさと可愛らしさについつい・・。名取はこのドラマに抜擢されるまで所属事務所とのトラブルでいわゆる干された状態だったそうだが、あの和田勉がドラマに起用し、期待に見事に応え、それから風向きが変わったんだとか。なるほどと思った。40年も前の古いドラマだったのにテンポがよく和田勉の演出のキレもあった。登場人物全員が悪人というのも面白い。最終話の名取りの全裸シーンも見事。全裸?いやNHKだからモロじゃないよ。政財界の黒幕老人役の西村晃相手に見せるも視聴者には背後からしか見せてくれない。西村晃がその見事なボディを褒めるのよ。役柄では30歳くらいなのかな、でも実際は23歳の名取裕子だからねぇ。う〜む、私も褒めたかった。そうだ、脳軟化症でずっと布団にいる西村晃は70歳くらいと思って見ていたが、ネットで調べるとこの時はまだ59歳、いやいや今の私よりまだ若いじゃん。老けメークもすごい。

このドラマでは和田勉は、収録に来る名取を、NHKの玄関で連日待ち受け演技やメークに細かく注文をつけたそうだ。そして本ドラマは、NHK開局初と言われた過激なシーンにより、企画の段階で異論が出され、また再放送時は、編集をやり直し、名取の息づかいを「音」として消すなどの処理が行われたとか。いやそれでも十分に魅力的なドラマだった。あの内容ならわずか3時間じゃもったいないと韓ドラなら16話くらいにはするだろう。しかしドラマの質はどうなるかな。

もう30年も前に、カールが「ザ・商社」というドラマが面白いらしいというので貸しビデオで観たことがあった。あれもNHK&松本清張&和田勉のドラマだった。「けものみち」より2年前の1980年制作で女優は夏目雅子が出ていた。それも数々の賞を受賞した作品だがこっちのほうがインパクトと迫力で私の評価は上だ。昔のNHKドラマも侮れないわっ。

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