2022年5月4日水曜日

ファミリーヒストリー「北村一輝」

今年は沖縄の日本復帰50年ということで、NHKも朝ドラは沖縄が舞台の「ちむどんどん」をやるし、沖縄関連の小番組も多い。今夜は俳優の北村一輝の「ファミリーヒストリー」があった。実は彼の母方は沖縄なのだ。それも粟国島というから沖縄でも相当な離島、まず訪れることのない所だ。元は首里の役人だった先祖は中国に派遣され帰沖の際に遭難し粟国島に流れ着きそのまま居着いたという。その与那城家は系図も残っていてかなり信用性は高いらしい。また前城家も先祖でこちらも士族で代々「正」の字を名前に付けていた。

ふむふむ。そのあたりを聞くとカールの先祖も士族で、こちらは「紀」の字が付く。だからカールの従弟の兄の方には「紀」の字が入っている。さかのぼれば江戸時代前半にまで行き着き、その家系図を見せてもらったことある。しかし叔父さんは「今の時代、それにこだわるのもどうかと思って」次男には「紀」の字は入れなかった。結局、長男次男とも合わせて4人いるが誰にも紀の字は入らなかった。同じようなことが私のところにもある。うちは士族でも何でもないが「傳(でん)」の字が代々入っていた。しかし父デンコーは「時代に合わない」と息子二人にはどちらも付けなかった。それで私も子ども3人には「傳」の字は使わなかった。いや使ってみたい気もしたんだ。しかし、旧字体だし「博」の字と紛らわしいしいのがネックになって諦めた。ところがヒラーキは長男に「傳」の字を復活させた。なるほどそんな使い方があったかと感心したものだ。ただ平成というより昭和の匂いがぷんぷんする名前だったのは「傳」の字の宿命やろね。

その北村一輝の沖縄母方の先祖のストーリーを見ると、似ているのは顔つきだけでなく生き様も似ている気がした。ファミリーの積み重ねがその人を形作る。NHKのファミリーヒストリーが言いたいのはそこだろう。

他にも面白いエピソードが満載だったが、この回の放送ではっきりしたことが一つ確実にある。それは名前も顔も似ている「沢村一樹」との区別がはっきりしたことだ。私はこの二人の区別がなかなか付かなくて、名前も北村が「かずき」で沢村が「いっき」というのも最近理解したばかり。
沢村一樹は我が鹿児島の出身。北村は大阪と聞いていたが今回の回で半分は沖縄と知れた。この濃い顔つきはまさに南方系の血なのは紛れもなかった。

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