2021年12月11日土曜日

メディカルフレンチ「La Samia」プレオープン

今年10月8日に日記ネタにした「新屋信幸」 シェフの週末レストラン「La Samia」のプレオープンがあり、カールとさつま川内のしんどかどDrのクリニックへ出かけた。(↓にその日の日記を抜粋

しんどかどDrが「フレンチの新屋信幸って知ってるか。ネットでもすぐに検索ヒットするくらい名が知れたシェフなんだがうちの病院に来てもらっているんだ」という。すぐに検索すると「新屋信幸:プロフィール 1959年大阪生まれ。16歳で料理の道に進み、国内のフレンチレストランで修業を重ねたのち27歳で渡仏。ミシュラン三ツ星シェフのピエール・ガニェール氏の下で修業を積む。帰国後は、【オーバカナル原宿】のスーシェフ、【ブルーノート東京】のシェフを務め、41歳の時に大阪・日本橋に【キュイエール】のオーナーシェフとして独立。予約の取れない超人気店となる。独創的な料理論に、料理人のファンも多い。2020年11月、医療法人くすのき会にFood Directorとして入職。現在、入院患者様、通所リハビリテーションの利用者様の食事に、腕を振るっている」とあった。奥さんが鹿児島の人らしくしんどかどDrと縁があったらしい。

「オレはあんましコース料理なんて食べに行くタイプじゃないからよく知らなかったが、彼の作る料理は違う。素材を大事にしてそれを活かす料理で、デザートもパンも作るのがうまいんだ。それでそのまま院内だけに披露するのはもったいないから、近々『週末レストラン』ってのをやろうと思っている」と言ってきた。「メディカルフレンチ」と銘打ってスタッフは全員彼のクリニックの職員で院内の大きなスペースを改造して予約限定で人数も16名限定のフレンチ料理を振る舞う機会を設けるそうだ。私にもぜひ来て欲しいという。ほうほう、それは人気出そう。カールといっしょに絶対行きたいわ。

新幹線でさつま川内駅に着くと、スタッフがワゴン車で迎えに来てくれていた。店に入ると厨房を通過した先の2階にあり、確か以前「並みの人生では満足出来ない人の会」で使われていたスペースだ。今夜招待されている人たちを見ると半分くらいはその会で見かけたことのある人たちだった。少し違うのは私も含めてペアで参加していること。今夜はこれが大きかったねー。私の両隣はバスケ部仲間で同級生のアップリバDrと奥様に生命保険の元は通るさん夫妻でカールもお酒もあってかアクリル板があってもよくしゃべりいつもよりもさらに楽しい雰囲気になった。

メニューは地域や新屋シェフが持つネットワークを活かした食材を使ってものでメニュー表はシェフ手書きのものだった。ホームページはこちら→http://www.la-samia.co.jp
そして飲み物はワインを始め本格的なものがたくさん。カールは白ワイン2種、赤ワイン、キリンハートランドと味わい尽くしていたナ。元は通る夫妻もよく飲まれるとのことで「うちは食事に行く時はじゃんけんをするんです。で、負けた方が運転手・・なんですよ」「えーそうですか、うちはこちら」と私の方に手を向け「運転手」と。これには二人とも「いいなー」と声を上げていた。えへへ、今日は運転手じゃーありませんよ。ところで、隣の元は通る妻さんは無論初めてお目に掛かるのだが、いきなり私は「あのー、NHKの朝ドラ『カムカムエブリバディ』で女中さんをやってらっしゃる方ですよねぇ。ちょっと今、不穏な空気を醸し出してませんか」と語りかけた。いったい何を言うという顔をされるかとも思ったが「ええ」とボケに対して受けてくれたのは良かった。彼女を見てタレントで女優の岡田結実に似ていると思ったからだ。4人のお子さんの母で、聞けば釣りが趣味で最近は息子にもその楽しさを教えこんでいるとか。
隣のアップリバDrとはよもやま話をしていると、「何、雉子蔵Drが亡くなったって?!」と驚いていた。去年早々に癌で亡くなっているのだが、その直後からのコロナ禍で情報が伝播されにくくなったからかも。逆に私が少し驚いたのは亡くなる半年前まで「子どものためにもまだまだ頑張らなくては」とアップリバDrのクリニックでの仕事も画策していたことだ。それは叶わなかったが「いっしょに食事もしたりして体調が悪いなんて全く気づかなかった」そうで、ということはやはり自分の病状に気づいていなかったんだな。

メインディッシュは魚と若鶏のもも肉で魚はなんとそれぞれが違ったもので私はアラカブ、カールはオジサン、その他シマアジ、ヒラメなど他にもきっと違った魚があったはず。さらにランド産フォアグラは本格的で美味しかった。料理の写真、ちょっと上手く撮れていないのがあってさっきのホームページのプレオープンのところを参照→http://www.la-samia.co.jp/news/グランドオープンにむけてプレオープン中/

しんどかどDrや新屋シェフも挨拶をしていて、元はと言えばしんどかどDrが住・空間研究所「善太いる」さんとフランス料理を食事した時に挨拶に来たシェフが新屋さんだったそうで、そこから1年に1回くらい食事の指導にしんどかどクリニックに来てもらったのがきっかけだったとのことだ。1年前からクリニックの食事を作ってもらうことになったが内輪だけにしておくのはもったいないからと週末レストランを開くことにしたと。うーむ、しんどかどって人の輪が広がるタイプなんだよな。医者の中ではまさに開業医に向いている。うちの可愛いんだ理事長もそうだし、以前青雲会病院に勤務して今は鹿児島市内に医院継承して頑張っているブックリバーDrもそのタイプだ。趣味やレジャーを通じて付き合いが広がっていき、それがまた仕事に活かされるんだ。

カールが「ここのスタッフは新屋シェフ以外はクリニックの職員なのね。副院長のオポサイト君はリハビリが専門だというのにしっかりお店の仕事をしてすごいわ」と感心していた。で、「このビジネスモデルがすごい」というしんどかどDrの医療法人くすのき会が紹介された本を「私も欲しい」とねだった。実はその本はすでに私が2年前にもらっているのだが病院医局に置いていてカールは知らなかったのだ。
さっそく読んで人材ではなく「人財」として人を育てていくという内容にまたまた感心していた。そして「今日はとっても良かったわ」としんどかどDrと新屋シェフに感謝し「それもこれもこてる先生が知り合いだったおかげ」と私の株まで上がった。カールとしんどかどDrは実質初対面↓。帰りに新屋シェフと↓。

帰りの新幹線ではカールの足取りがアルコールのせいか少しおぼつかなくちょっと気を遣った。「食事だけでなくお酒も美味しかった」とここぞとばかりに飲みまくったからだろ。私もほんの少し飲んだので帰りは運転はせずにタクシーで。23時過ぎには無事自宅に帰り着いたのだった。

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