2021年6月22日火曜日

NHKニュースの子宮頸がん特集

NHK総合の朝7時のニュース特集で子宮頸がんワクチンが取り上げられていた。世界の多くの先進国が80%以上の接種率なのに8年前から日本は1%程度と極端にその比率が低い問題とそれに伴い子宮頸がんで毎年2800人が亡くなっている事実、そして21歳のある女性の例として「無料でワクチン接種が出来ると知っていたなら現在のついらい自分の状況(頸がんの原因であるパピローマウイルスに感染してしまっている)にはなっていなかったのにー」という後悔の様子が紹介されていた。私がこのブログで紹介、主張しているそのもの内容だ。いいぞNHK。


とは思ったものの、さすが中立的態度のNHKはこの後にワクチン接種で体が不自由になっている20歳くらいの女性の映像とインタビューを紹介していた。これを見た対象女性やその親たちはどう思うか?映像のインパクトは強い。何もしなければあんなふうにはならないのか。だったら私は打たないわと思う人がかなりいそうだ。実際はちがう。命まで失い、あの時打っておけばと悔やんでいる人が圧倒的に多く(約1000倍)、もたらされた結果も日常生活が不具合なケースと死を覚悟せざるを得ないケースとの大きな違いがある。どっちになりたい?どっちもなりたくないと言いたいだろう。でも二者択一ならワクチンを打つべきとはっきり断言出来る。

将来のことを予想して考えられない人が世の中には多い。うちの病院の職員にもパピローマウイルス感染が分かって年に数回スメア検査を受けている女性も一人や二人ではない。頸がんワクチンを打っていればそんなつらさもなかったのに。また、コロナ禍の中、コロナワクチンですら打たない方がいいと考える若者が20、30%はいるとの報道もあった。副反応が怖いだって?コロナワクチンの副反応ってたかが風邪を1日引いたくらいのきつさでしかない。一方のコロナ感染は・・というとこの1年半、どんなかはみんなも知っているだろう。コロナで亡くなった人は日本では1万人以上、そしてコロナワクチンが原因で亡くなった人はいない。マスゴミがたまに報道するワクチン接種後に急死なんてのは脳卒中か心血管系の急変であって打たなくても起きていたものなのだ。

こうしてみると、マスコミの報道の仕方にも問題があると思わざるを得ない。国民の安全を考えるならばコロナも頸がんも「ワクチンは打つべし」とはっきりしているではないか!

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