2021年6月6日日曜日

ワクチン反対派がボロを出す

私はコロナワクチン接種をどしどし推し進めるべしという主張をこのブログにも何回も書いてきた。6月に入り高齢者への接種も「1日100万回接種」を政府が目標にしてかなりそれに近い状況になりつつあり、今後への期待が持てるようになってきた。私は菅首相に何の思い入れもないが、ワクチン接種を周囲に怒鳴り散らすくらい進めていると聞き、なかなかやるじゃないかと思った。それくらいしないとコロナ禍は脱しきれないのはここ1年半の世界の状況をみて明白だろう。

もう一つ主張しているのが「東京オリンピック開催すべし」で、このワクチン接種と無関係ではない。7月半ばまで現在の進行具合で接種が進めばコロナ発生患者は絶対に減少しているはずだし、選手や関係者にも接種を進める(当然の処置だ)というし、海外からの普通の観客は入れない方針だから、オリンピックで観戦状況が悪化しても感染状況は悪化するはずがない。オリンピックを開催しない理由はないし出来ないはずもないってことだ。

そのワクチン接種についても週刊現代やら週刊ポストらが副反応の危険性をやたら強調したりして本来打つべき人が「私は打ちたくない」と拒否する例もあるようだ。ワクチンの効果が不明で人類初のmRNAワクチンという不安があった昨年末のころならいざ知らず、今年も半年近く経った現在では打たない方がおかしい。そんなマスゴミに不安を煽られる人は「情弱」の人なんだろうが、マスゴミの煽る方法や基本的な知識間違いにも呆れ怒りを覚えるほどだ。

特に週刊現代はひどかった。昨年10月ごろのコロナ遺伝子ワクチンの危険性をあの手この手で指摘していたのはデータがそろっておらずまだなんとか許せるとしても、1960年代日本のポリオ生ワクチンの記述で「日本では'60年代にポリオの流行を受けたワクチンの緊急接種で、ポリオを発症してしまう人が続出」とあったのには口をあんぐりとした。ワクチンの危険性を強調したいがための紹介のつもりかもしれないが、事実は全くの逆である。1960年には5600人のポリオ患者が出て約300人が亡くなり、それにつづいて、1961年も患者千人を突破し大きな社会問題になり、ソ連からの生ワクチンを接種させて欲しいと赤ちゃんを背負ったお母さんたちが厚生省(当時)の建物に突入する騒ぎにもなった。これに厚生大臣が輸入を決定し翌月には生ワクチン接種が始まった。その結果は驚くべきもので、例えば東京都では翌々月からポリオ発生はゼロになったのだ。ただ今は生ワクチンは接種しない。生ワクチンゆえにほんのごく稀に副反応でポリオを発症するケースがあり不活化ワクチンに代わっている。それでも2000年代初めまでまだ生ワクチンが使われており、私も接種をしに姶良の公民館に出向いたりしていた(2012年から不活化ワクチンになった)。ともかくもワクチン接種でポリオは激減し終息できたというのが正しい事実なのに↑(赤文)はなんだ。本当に怒りを覚えるほどだ。↓の図参照。ワクチンの効果がいかにすごいかがはっきりと分かるだろう。

台湾は昨年4月から12月まで自国内の感染者が1人も発生しなかったほどの “防疫模範国”と呼ばれコロナ封じ込めに成功し鼻高々だったのが逆に災いし慢心気味だったのではないか。うちは感染防御がしっかりしているからワクチンは急がなくても・・って雰囲気だったのかもしれない。それが日本からワクチン援助をという事態にさえなった。ワクチンをいかに早く多くの国民に打つか打たないかが勝負の分かれ目だったのだ。あんなに感染者や死亡者が多かったイギリスアメリカが急速に減っているのがその証拠だし、自ら実験台になってワクチン接種を進めたイスラエルなど1日の発生者が10数人しかいないだって。早くあやかりたいわー。

年が明けたらコロナはほとんど気にならなくなる。それは何のおかげか。ワクチンに決まっている。その時にはワクチン反対を言っていた人たちは頭を垂れて欲しいよ。

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