2019年9月8日日曜日

「本当に良い時代」&キム・ヒソン

ホテルの朝食はバイキング形式で好きな物をたくさん取れるのでほとんど洋食を選ぶ。しかし昨日もたくさん食べたので珍しく和食を選んだ。午前7時ちょい過ぎに行くとオープンしばかりですぐに通され和食が出てきた。うーん、洋食に比べしょぼいかな。すぐに食べ終え帰ろうとすると入り口には座って入室を待っている客たちがいた。ほんの10分程度でこうだ。寝入ってしまい早起きしていたのが幸いだった。

部屋に戻って韓ドラをまた見た。週末から見始めているホームドラマ「本当に良い時代(2014KBS)」を見た。実はこのドラマ韓国では全50話、日本の放送では全64話もあるなんて知らずに見始めた。時代劇「イ・サン」のイ・ソジン、美人女優キム・ヒソン、若手のオク・テギョンが中心のドラマなんだが、登場人物が多く、物語もイ・ソジンとキム・ヒソンの二人が中心ではあるけれど5つ6つのカップルの葛藤を描いていて盛りだくさん。それに親子関係の修復もテーマの一つでこれはホームドラマでは当たり前か。ともかく序盤から面白かったので見続けているが、こんな長いドラマだと事前に知っていたら手を出さなかったかも。韓国では週末ドラマといって土日2日続けて放送される枠ですべてのドラマの中で視聴率は一番高い(ことが多い)。特にKBSが強く30%越えから時には40%を越える作品も多い。

なぜそんなに視聴率が高いのか、ある人が解説していた。それによると、

『KBSの週末ドラマは、一言で言えば「秘密めいた謎を抱えたホームドラマ」で登場する人物がやたらと多い。中心となる家族にしても兄弟が多くて、それぞれが恋愛模様で悩んでいる。そして両親にも様々な問題があり、さらには嫁ぎ先や親戚とか、とにかく登場する家族が多くて物語の柱が何本もある。それぞれの家族を細かく描いていって、およそ50話くらいで完結するようになっている。結局、様々な年齢層の登場人物たちが現代的な悩みを抱えながら生きている姿というのは、幅広い視聴者の共感を得られるのだ。週末であるだけに、家族がそろってドラマを楽しめる傾向が強く、そうした視聴者の状況に合わせてドラマ自体も実生活に近いホームドラマとなっている。しかし、ただのホームドラマではない。かならず、登場人物の中に公にできない秘密を抱えている場合が多い。たとえば、『月桂樹洋服店の紳士たち』なら父親が謎の失踪をしてしまうし、『お父さんが変』の場合だと、父親がかつて殺人罪に問われて刑務所暮らしをしていて、さらに友人に成り代わったという過去があったりした。『黄金色の私の人生』でも、ヒロインには出生の秘密があって、それが二転三転していくところが物語のキーポイントになっている。KBSの週末ドラマが強いのは、「韓国で最も強い公共放送局が、週末というドラマ視聴に適した時間帯に、最高の脚本家と出演者を集めて幅広い視聴者に共感してもらえるような謎めいたホームドラマを作っている」からなのだ』

納得だ。「本当に良い時代」はその中でも謎めいたらしさはさほどないためか視聴率は20%後半で終わった(ライバルのMBCの「私はチャン・ボリ!」が視聴率を伸ばしたせいもあったらしい)。それでも相当に面白い。それに私はかつて韓国一の美人女優といわれたキム・ヒソンに惹かれて見続けている。画面に彼女が出てくると引きつけられる。彼女は1990年代後半はドラマに出れば高視聴率で各局争奪戦となり、彼女の身につけていた物は若い女性に飛ぶように売れたりした。結婚し一児のママとなってもやはり美しい。このドラマ撮影当時37才でアップで見ても自然な顔立ちで整形疑惑がないのも納得だ(20年前は美容整形で「キム・ヒソンのような顔に」と希望する女性が多かったそう)。ただ唯一鼻の左に小さなホクロがある。逆にわざと付けたの?という質問には、「昔からあって、作り物のホクロには毛は生えないでしょ」と笑わせている。ドラマでは落ちぶれた金持ちの家の娘で今は訳あってサラ金の取り立て役をやっているという設定。着ているものもダサいがそれでも美人は美人なんだと思わせてくれる。(↓上はサラ金時代、下はサラ金辞めて婚約時代)

帰宅後も飽きずにAbemaTVでこのドラマを見ていたが、困ったことが起きた。なんとAbemaTVは全64話のうち23話までしかビデオ倉庫になかったのだ。な、なんという。一気に見ようとしていたのに。困ってしまってどうしたかは、また明日。

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