2019年9月24日火曜日

母は娘の仕事姿を見たことない

終業後の19時から青雲会病院で鹿大の心臓血管・高血圧内科大石充教授を迎えて講演があり、青雲会病院だけでなく地域のDrらの参加もあった。「心不全合併の糖尿病治療」と題して糖尿病がもたらす心血管疾患をどう予防、治療していくかといった内容だった。話のキモは糖尿病治療の一つにあるインスリン補充が実は血管病変にはマイナスになることが多いという点を医療側は認識しておく必要があるということだった。それは治療データからも結果が出ていてなるほどと思わせた。HbA1c数値を下げるばかりに気にしていては心筋梗塞などの予防にならない場合があるというのはかなりうちのドクターたちにも衝撃的だったようだ。私はちょこちょこ大石先生が司会をする講演会を聴いていたのである程度は知っていた。

内服薬でもインスリンが増えるようなものは血管イベントにいい影響がないとあって、最近の糖尿病薬ではインスリンと関係なく血糖を下げるSGLT-2阻害薬がかなり有望とのことだ。実は9月7日の福岡での講演会は純粋に心不全の薬(商品名サムスカ)の話だったのだが、会の最後に座長のお偉い先生が「つい最近欧州心臓病学会議で大規模試験の結果が出てSGLT-2阻害薬のダパグリフロジン(商品名フォシーガ)が糖尿病患者以外でも心不全の症状を改善し、入院率を減らして生存期間を延長するというデータが出て大いに注目している」と言っていた。私はこの話題がサムスカより印象に残ったくらい。ダパグリフロジンを含むSGLTー2阻害薬はおしっこに余分な糖と水を捨てる薬だ。それが糖尿病患者以外にも心不全に効くとなれば大いなる福音と思った。

実はこの講演会、某製薬会社の協賛で行われた。最初に薬品説明が女性MRによって行われたのはそのためだ。見れば以前話題にしたユリイカさんだった。こてる家の幼なじみで直前に「この前テルから誕生日おめでとうのLINEが来ましたよ」と言っていた。私は例のSGLT-2阻害薬がヨーロッパの学会で評価されたことを彼女に話題にすると「あ、それパグリフロジン、うちのフォシーガです」とのこと、「へーそう」それはそれは5、6種類も出ている商品の中でぴったしだったネ。そんなこともあっていつもは眠くなる時間帯だったけどしっかりと聴くことが出来た。それにスピーチしているユリイカちゃんをスマホで撮り、カールに送るとすぐに彼女の母親のバンブックさんに転送したそうで、「バンブックがわが娘に感動していた」と返信が来た。母親も娘の仕事ぶりの画像なんて見ることはなかったそうだ。ふふ、いい仕事したわい。

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