2025年4月30日水曜日

なぜその日の日記のアクセスが増えた?

こてる日記を書くときに一応ではあるが「統計情報」というのをチェックする。その日何人くらいアクセス数があったか、過去の投稿で何がアクセスされているかなどをチラ見してから書き始めている。

そうすると時に「あれ、なんでその日の日記のアクセス数が増えているの?」という投稿がある。今日、「高田みづえ、頴娃を知らしめる(https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2016/05/blog-post_15.html)」という9年も前の日記のアクセス数が20以上もあった。へー、かなりマイナーなネタを誰かがリンクでも貼ったのだろうか。
カールにそのことを口走ったはいいが、その後すっかり忘れていた。と、カールからLINEが入って「4月30日放送のテレビ朝日系特番『鶴瓶孝太郎 転職したら人生〇〇だった件』に高田みづえがゲスト出演していた。それがバズった理由」とのことだった。Yahooニュースでも紹介されていて、その特番は「芸能界の第一線で活躍していたのにまったく異なる世界に転職した人たちの転職人生を見ながら語り合うというのがコンセプトの番組」で、彼女は歌手として紅白にも7回出場するなど活躍していたのに大関若嶋津と対談で知り合い付き合うようになって結婚と同時に引退し、その後は相撲部屋のおかみさんとして32年も若嶋津と部屋を支えて来たと紹介されていた。

改めてタイムシフトでそれを見直してみた。なれそめエピソードや結婚式のVTRなど興味をそそる映像もあり、最後は「私は鹿児島の片田舎(旧頴娃町耳原)の出身なんですけど、自分の生まれ故郷が大好きなんです。好きで好きで。小さな集落がどんどん過疎化になっていくじゃないですか? そこに楽しいことを何か…。おこがましいんですけど、村おこしとかそういうあれじゃないんですけど、何かそういうことをやりたいなって」と笑顔で明かしていた。
そこで私はやっと合点がいった。見ていて私はその生まれ故郷の話をもう少し聴きたいと思った。おそらく視聴者の多くもそう思ったことだろう。そこで現代の視聴者がすることといえばネット検索だ。「高田みづえ 故郷」さらに「高田みづえ 頴娃」で検索するとこてる日記が2番目に出てくるのだ。そう、私のブログは視聴者の感じた物足りなさを補完する役目を担っていたのだった。

そのブログにも出ていた頴娃町の小山「大野岳」にはその後車で初めて登った。そしてそれもまたこてる日記ネタになった(https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2021/05/blog-post_3.html)。高田みづえの番組で見ていて私もいずれ行ってみようと思っていた。彼女の思いは番組をとおしてちゃんと通じていたのだ。うん。

2025年4月29日火曜日

墓参りに行ったらどこからか声がかかった

昭和の日の休日で、急遽田舎へデンコー親父の墓参りに出かけた。亡くなって丸18年、命日は5月3日だがあいにくその日は予定が入っている。そんなわけでカールが「今日行くべきだわ」となったわけだ。

幸い天気もよかった。高速を利用し南薩縦貫道を通ってゆっくり走ってもいつものお寺に着くまでに54分しかかかっていなかった。道路事情が改善され大昔と比べ30分以上も短縮されている。デンコー親父は私が伊敷台に家を建てると決めた時、「田舎からは遠い」って少し不満気だったが、どうってことなかったんだよ。

お参りの後、すぐ近くの西本願寺の寺へ行き、今度は親戚の墓参りだ。このところ毎回このルートだ。それも終わり、鹿児島へとんぼ帰りかと思って車に乗ろうとしたら、道路はさんで対面の家からお声がかかった。星娘ねえさんだった。いや、この寺に来るたび「時間があれば星娘従姉さんちに寄ってみようかな」とは思ってはいるんだ。一度そうしたことがあったがあいにく不在でお孫さんとちょこっと会話しただけだった。ちょうど庭に出たらどこかで聞いたような声がして見たら私だったというわけだ。いやいや久しぶりとここから近況から始まって親戚トークが始まった。

旦那さんは近くの温泉センターに行って朝風呂に浸かっていて、自身は火曜日は2週に1回お花の指導をヒトミンチョやミランコなど従妹らにしているが「今月5週目の火曜だからお休みなの」だそうだ。コロナが始まって以降、以前は自身も運転してお花の稽古にも行っていたのに「もう鹿児島まで運転するのが怖くなって」と活けた花をリモートで見てもらったりなんだとか。

星娘ねえさんも従兄弟従姉妹世代では最年長で「もう親世代はみんな90歳以上で生き残っているネッキー叔母さんも施設だし、旦那のノリヒック叔父さんも施設に入ってもらった」「ノリヒック叔父さんは体はまだ大丈夫だがキャラが頑固で施設の職員らは対応が大変なんだ」とかで、それに「誰もいない家の中もフサンコやヨカトモらが片付けたらもう・・」いっぱいのガラクタがあったそうだ。そういう従兄弟らもみんな60歳代から70歳代で施設こそ入らないが年取って自分の健康のほうが気になるくらいだ。

そんなこんなの会話をしていたら30分も経ち、旦那さんも温泉から帰ってきて、うちらもそろそろとなり、「野菜ももっていかない?」と自宅の裏で作っているタマネギなどをもらった。そろそろ帰る頃で。帰りがけに知覧のそば茶屋で昼食をするにもちょうどいい時間のようだ。いや、予定にはなかったが、星娘ねえさんと久しぶりにお話が出来てよかった。冠婚葬祭もこのところだんだんなくなって会う機会すら少なくなってきているしね。やっぱり、親父が会わせてくれた、そういうことだろう。


2025年4月28日月曜日

「あの白黒ネコはどうなったのですか〜」

夕方、カールが隣のそろばん塾に通っている小学生の女の子から話しかけられた。

「おばさん(カールのこと)、ここにいた白と黒の模様のネコはどうなったか知りませんかぁ」

その子の顔を見てカールは思い出した。まだハナビが庭のロッジで毎日エサもらいに来ていてそこを根城にしていたころ、その子が「可愛い〜」と言って来たことがあった。その頃も今でもそうだが、そろばん塾の子らはハッピーやキタロー、クロちゃんなど外ネコをうちが飼っていると思っているのだ。そこでカールが「いや、うちのネコじゃないのよー。毎日エサ食べに来ているから勘違いされてもしようがないけどね。もし良かったら飼わない?」というやり取りがあった。「お母さんが許してくれたらどう?」なんて言っていたのが2年前の夏頃で、結局9月になってハナビをうちで飼うことにしたのだった。

その子が「毎日いたのにいなくなってしまってー」と言うのだ。カールはその子とのやり取りも覚えていたので「まあ、あのネコね、うちのネコになって名前も『ハナビ』って付けたの。いるから見るぅ?」というと「ああ、良かったぁ。見たーい」と乗ってきた。なんと1年半くらいもずっと気に掛けてくれていたのだ。そばにいっしょにいた女の子は「え、私はいい」と遠慮した。カールに言わせれば「人の家にはむやみに入らないと教育されているのでしょうね」ということだ。

で、ハナビ好きの女の子が玄関に入って来て、カールが2階に向かって名前を呼ぶとトコトコとハナビが降りてきた。そして「わぁ可愛い〜」と言って女の子は抱っこし始めたのだ。カールはもしや引っ掻かれないかと心配したが、そんなことはなく素直にハナビは抱かれたのだ。へーえとカールは感心して、また「良かったら飼わない?」と言った。むろん即答出来る話ではなく、よしよしと言って女の子も満足して帰って行ったという。

私が帰宅し、以上の話題を矢継ぎ早に聞かされた。で、カールがすこし顔を曇らせて語ったのが、「それからハナビが2階から降りてこないのよー」「ほう」「いつもはテル君が帰ってきたらすぐに1階に降りてくるのに」「そうだな」「ネコも分かっているのよ、私が見捨てるようなことを言ったのをハナビも分かったんだわ」「ううむ」

カールもちょっと可哀想なことを言ってしまったとちょっぴり後悔したのだった。

2025年4月27日日曜日

プリウス2年点検

午前はプリウスの2年点検にトヨタまで出かけた。午前9時半からだというのでちょいと早めに着いたらまだ始業前で朝礼をしていた。始業と同時に車を預け、1時間半くらいかかるというので大きなロビーでの画面のTVは見ずに、持ち込んだM2 MacBook Airでメジャーリーグのドジャース対パイレーツ戦を観戦した。この鹿児島トヨタの社屋はちょうど1年前に新築され全てが広く快適になった。1年点検時はその新築開業直前だったのでプレハブ社屋から「こてる日記」を書きつつ、社名シールを玄関に貼る様子をネタにしたんだった(2024/4/28「KAGOSHIMA TOYOTA」」https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2024/04/kagoshima-toyota.html)。そう言えば半年前も点検での様子を日記ネタにした。点検日は必ずネタになっている。その時はワールドシリーズだったので大画面TVもそれを出してくれていたが、今回はレギュラー対戦ゆえか野球チャンネルではなかったんだ。

ドジャースは佐々木朗希が多少は打たれながらも頑張ってシーソーゲームを展開していた。5回に2点入れられ1点リードされるもその裏同点になり、佐々木は6回も投げたが2アウト取りながら死球を与えてさすがにここで降板となった。ドジャースはリリーフ陣が強力だからこれは妥当な判断だ。この後はネット麻雀をしたりして時間をつぶし1時間半後に車を受け取り帰宅した。ドジャースは後半得点重ね8対4で勝った。佐々木の投球はだんだんよくなってきていて、勝ち星はつかなかったものの今の投球を続けられたら自然と勝ちはついてくるだろう。

プリウスは特に問題もなくタイヤも2年経過していたがまだ半年は大丈夫でしょうとのことだった。ふむ、相変わらずトヨタの車は故障らしい故障や不具合が少ない。車をトヨタにして16年経つがこの信頼性とサービスの良さはさすがだ。若い頃は面白みのない平凡な車が多いと敬遠していた私だが、プリウスのような先進性のある車も出すようになりそこに信頼性も加われば選択しない理由がなくなった。今のところ非常に満足している。

家に着く直前、ダイソーに寄り、車庫のシャッターキーのボタン電池を購入した。CR2032タイプでこれが不思議なのがマクセルは1個で110円、三菱は2個で110円なんだ。どっち選ぶ?当然三菱だよねぇ。これが名の知れないメーカー製だとマクセルもありかもしれないが・・。さっそく入れ替えて使うとこれまでより反応がよく、やはり電池切れしかかっていたんだ。これをカールに言うと、「そうそう、私のキーも弱っているからその残り1個をちょーだい」だって。はいはい「そのために2個入り買って来ましたよ」と返事をする私だった。

2025年4月26日土曜日

いい映画「侍タイムスリッパー」

ひょんなことからAmazon Primeで日本映画「侍タイムスリッパー」を見始めた。この映画、自主製作から始まって評判を呼び、徐々に放映館を増やしていき、最終的には344の劇場で上映され、そして何と日本アカデミー賞最優秀作品賞まで受賞したのだ。そんな情報は私も事前に知ってはいたので「まあ面白いのだろう」ぐらいに思っていた。

で、見終わったのだが、実にいい映画だった。予算をかけていないのは出てくる俳優女優がほとんど誰も知らないこと、場面がほとんど東映京都撮影所とその周辺で展開されることなどでそうと知れるが、そんなに安っぽく見えなかっった。それはNHKの「アナザーストーリーズ」でもこの作品が取り上げられ、それによると、東映京都側がこの脚本に感銘を受け、セット、衣装、小道具など全面協力をしてくれた上に、制作費2600万円も監督の安田淳一が自身の車を売ったりするなどしてどうにかかき集め、製作期間も1年半もかかり細部にこだわって完成にこぎ着けたからだ。

30年40年前の時代劇が隆盛だったころに比べ、地上波でのレギュラー番組も消失し、その存続すら危ぶまれる時代劇というジャンルに、江戸末期から偶然現代の時代劇撮影所にタイムスリップしてきた主人公が斬られ役という仕事に生きがいを見つけていくというストーリーなのだが、時代劇愛が加味され、単なるコメディー映画ではないものがあった。そしてラストシーンのチャンバラの素晴らしさ!真剣を使って演技をするという主人公と相手役の侍役の対決はまさに息を呑む緊張感で、あの黒沢明の名作「椿三十郎」のラストの対決シーンと並ぶ名シーンだと思った。
おかしみ、人間味、侍の矜持、そして時代劇への愛情が基調となっていい味出しているいい映画だった。Amazon Prime加入者はタダで、UーNEXTでは課金が必要だが、多くの人にお勧めの映画だ。

2025年4月25日金曜日

YouTubeで囲碁を見る

最近のYouTube視聴で一番見ているものっていったら、自分でも意外だが、囲碁の中邑菫(なかむらすみれ) 四段の打ち碁解説なんだ。「JKGOチャンネルhttps://www.youtube.com/@JKGO」という囲碁YouTuberの人(口調からするとおっさんで誰なのかは不明)がやっている。主に韓国の囲碁番組の同時通訳や囲碁対局のハイライトなどを紹介していますとのことだが、私はもっぱら今韓国で囲碁修行中の中邑菫さんの打ち碁ばかり見ている。彼女の打ち方が攻め重視でなおかつヨセも正確で逆転勝つも多くて見ていて楽しいというのもある。囲碁YouTuberにはこの他にも「rido channel」 「okao囲碁研究所」、「プロ棋士柳澤理志の囲碁教室」などがあるが、JKGOさんの解説が面白く、また役に立つ感じでよく見るようになった。

このJKGOさんは在日韓国人なのか韓国語も出来て囲碁も強いようだ。そしてプロの打ち手を「この手はちょっと問題でした」とか「ちょっとぬるかったですね」「これはまあ本手(ほんて)ですね」「これは明らかなミスです」などともう上から目線で語りまくる。「こっちじゃなくてこう打つべきでした」と参考手順を碁盤上で表記してくれるので非常にわかりやすい。そんな芸当が出来るのも常に囲碁AIの打つ手を参考にしているからだ。画面でも打つ手打つ手で白黒の優勢劣勢具合が動くのがグラフ表示されるので理解しやすい。
囲碁、麻雀、ボウリングは私自身の三大趣味なんだが、麻雀以外は現在リアルではやっていない。囲碁は青雲会病院や老健に入っていたオマルさんが今年1月に亡くなって私の碁の相手がいなくなったためというのもある。しかし全くやる気がないわけではなく、YouTubeでちょくちょく観戦したり勉強したり今でもたしなんでいる。身近に碁を打つ人がいればすぐにリアルで打ち合う姿が想像出来るなぁ。囲碁にしても麻雀にしても何十年やっているのに飽きないゲームだってというのが共通している。そのいつかのためにYouTubeでの視聴は続けていきたい。

誰が私と囲碁を打ってくれる人いないかなぁ。

2025年4月24日木曜日

3つのキーワードで病名を当てる

大腸内視鏡の某高齢男性患者さん、先日の診察の段階で予想した所見がまさにそのとおりだった。本人に「きっと直腸の粘膜にある毛細血管が微出血していますよ、放射線直腸炎による出血と思います」と語ったのが当たったわけだ。で、例によってアルゴンガスの照射で止血処置を施してあげた。

この患者さんは2年くらい前に前立腺癌の陽子線治療を受けていた。で、1年くらい前から排便に出血がみられるようなったという。もう一つ、陽子線治療以前に当院で大腸内視鏡を受けていてその時の所見では直腸は正常だったことも私の予想が当たった要因であった。

前立腺癌を放射線もしくは陽子線で治療される方が最近は多い。指宿に陽子線治療の施設があることも影響している。だがその治療の合併症というか術後障害の中にこの直腸出血がよくあるのだ。前立腺は直腸のすぐ近くに位置しているため照射が直腸粘膜にもどうしても影響を与えてしまう。新生の毛細血管が出てきてこれが刺激に弱い。接触出血をしやすく、排便のたびに微出血をし、人によっては貧血がひどくなることもある。今回の患者さんは貧血はなかったが毎回下血を見るのは気分がよくない。そこでアルゴンプラズマ止血(APC)を行った。おそらく今日から排便時出血はなくなるだろう。

この疾患もここ1年で数回、日記で取り上げた。2024年2月26日「出血性放射線直腸炎」https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2024/02/blog-post_26.html、2024年8月20日「放射線治療後の下血で悩んでいるなら」https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2024/08/blog-post_20.html、2025年2月17日「下血で腹痛あるなし、どっちが重症か」https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2025/02/blog-post_17.htmlとあって今回で4回目だ。それだけ多く目にする疾患なんだ。今回は画像は載せないが過去3回の画像を参考にしてちょ。

「高齢男性」「下血」「前立腺」この3つのキーワードがあれば「出血性放射線直腸炎」と連想してもまず間違いないってことー。

今日のイラスト化は「次の写真を『あしたのジョー』風にしてほしい」だった。だが、これが大失敗。下手くそな鉛筆画のようになってしまった。そしてどこにもあしたのジョーらしさもない。私は老けすぎていて、さらに女の子らの目が怖い。
AIも時代の影響を受ける。もう50年以上も前のマンガ「あしたのジョー」はネット上にはそれほど出て来ないだろうから、そのタッチをAIが学んで活かすことがやりづらいのだろう。もう一度ジブリ風にして依頼したらずっと可愛くまともなものになった。
左が私の大好きな元青雲会病院看護師のオイドリッチちゃんにその友人ユキちゃん。3年前に内視鏡検査に来た時の3ショット写真が元本だった。イラスト化するなら「ジブリ風」、これでだいたい間違いないネ。

2025年4月23日水曜日

イラスト化するなら「ドラえもん」か「コナン」か

先週は外来が超多忙だったのに今日の水曜外来はかなりヒマだった。たま〜にあるのよねぇ。昼は早めの食事も出来て仮眠もたっぷり取ることが出来た。午後の会議もきちんと出て、午後外来はテキパキと済ませ、「先生、早〜い」って担当看護師にほめられたりもした。ははは、テキパキこなすのだけはまあ得意なんよ。

そんなわけで夕方17時半の定刻にはすでに帰ることも出来た。でも、あんまし早く帰ってもカールもまだ夕食の準備中だろう。てなわけで、院長室でネット麻雀を半荘打ってから帰ることにした。精神を集中して打牌に向かう・・そして、一度も放銃することなく打ち終え、1回は3900点の上がりもあった。でもよーなんで自分がラスになるわけ?親でツモられたりしてわずかに自分がラスになったんだ。麻雀って理不尽。運ゲーだよ。くそっ。

最近ハマっているAIイラストでカールとマーヤママのをジブリ風にしたのを2日前にアップしたが、別の写真を「ドラえもん風にして」と指示するとまさしくそれらしいタッチの絵になった。↓しかし、ジブリ風に比べ顔の特徴の差があまりなく、マーヤ曰く「どっちがどっちかわからないですね」との感想で、確かにと思った。右のピンクがカールだがぱっと見そんなに変わり映えしないね。

で、何年か前に熊本の黒川温泉の川辺のランタンを背景に撮った写真を「名探偵コナン風に」と頼んだらまさしくそれらしいのが出来た。
いかにも登場人物の二人っぽくあるねぇー。コナンは子どもたちが大好きで、今でも劇場映画が大人気大ヒットしているとのことだが、私自身はほとんど見たことがない。イラスト化するならドラえもんよりはコナンがまだマシで、一番はジブリ風かな。

2025年4月22日火曜日

ボウリングは仲間がいてこそ

他外来Drからの指示で40歳代男性の胃カメラをすることになった。その名前を見てピンと来た。県内ではちょっと知られたアマチュアボウラーTさんだったからだ。かれこれ17、8年前くらいか、今はなくなった鹿児島国際ボウルで初めて投げている姿を見かけた。実にオーソドックスで教科書スタイルなフォームで着実にストライクを取っていくので感心して見ていた。その後も国分スターレーンなどでたまに見かけたが話をしたことはなかった。国体にも出たことがあったんじゃなかったかな。

無事胃カメラが終わり、結果説明をし、他に何か聞きたいことはないかと尋ねた。胃カメラのフォローアップはどのくらいすればよいかなど聞かれた後、「ストレス解消にはボウリングなどされては」と心の中でニヤつきつつ言うと、「ハイ」と言った後「え、どうして・・」と怪訝な表情だった。で、「いやいや、お名前を見てボウリングされると知ってましたよ」と事前に知っていたことをばらした。「先生もボウリングをされるんですか」「ええします。でもここ数年は年に1、2回投げる程度です」「Tさんはコントロール重視のボウリングですよねぇ」「ええ。でも鹿児島国体が終わってからあんましやっていないんです」と会話が続いた。いやいや、こうしてボウリングの話をするとまた投げたくもなってきたな。もし今度ボウリング場でTさんに会ったらきっと声を掛けるはずだ。いっしょに投げるとすればそれも楽しいかも。

やはりボウリングはいっしょに投げる仲間がいないと続かない。そういえばかつて歯科医師会でいっしょに投げることも多かったノゾえもん先生が先週16日に亡くなっていた。また一人ボウリング仲間がいなくなった。南日本新聞の死亡広告欄に出ていた。20年以上前にトーフクボウルでいっしょに練習している時に先生がパーフェクトを達成したのを目撃したものだ。あ、そのころの私のこと、ビデオ撮影もしていた。享年87歳とは私より20歳以上離れていたのか。まあ寿命だったのだろう。合掌・・。↓は今から9年前の歯科医師会のボウリング大会での一コマ。黄色が私で手前中央がノゾえもん先生。頭が光ってらっしゃったので帽子は必携だった。
私がボウリングをしなくなったのはリーグ戦がなくなったりボウリング場が閉鎖されたりしたからだが、それより身近に「いっしょに投げようよー」という仲間がいなくなったからだろう。いずれ復活するつもりはあるし、Tさんみたく知り合うきっかけがあればその日が近いかも。

2025年4月21日月曜日

カール帰鹿

今日の夜、カールが沖縄から帰ってくるので病院でしばし時間をつぶしてから空港に向け高速へ入った。桜島スマートインターからサービスエリアの食堂に行くと、時刻が20時40分くらいだったせいかもう誰も客はいなかった。うどん、そば、カレーくらいしかメニューがなく、少し迷ってコロッケカレーにした。

うーむ、昔懐かしき味でライスもそこそこ多くてボリュームが必要な私にもちょうどよかった。

空港前の道路でしばらく待つとカールが定刻通りにやって来た。「久しぶりに親戚の集まりがあってよかったわ〜」「実はマーヤのママも沖縄に来ていたのよ。いっしょにドライブしたり食事したりしたの」などと話してくれた。マーヤママはもともとは嫁のマーヤさんと来るはずが都合で一人だけ来る羽目になり、「実は一人で旅行するのは今回が初めてだったのよ〜」と新鮮な体験だったようだ。カールが「このあたりは住宅地だから静かよ」という発言に「(ビルばっかしのこの地域が)どこが住宅地なの?都会のビル街なのに人がいったいどこに住んでいるの」と不思議で驚いたりしていたとか。彼女の出身地は茨城の田舎で海と庭と畑が目の前にあるような環境だったゆえ、こんなビル街に住民が住んでいるのが最初は理解できなかったとか。朝方、子どもの通学時に交差点で旗を持っていた父兄がいて子どもたちを誘導しているのを見て「へぇー確かに住宅地なんだ。小学校があるということは本当に住民がいるんだ」と納得していたそうな。↓古宇利島のハートロックを背景に赤縞がカール、緑がマーヤママ。

帰宅すると「ほら、清潔感のあるかりゆしウエアを買ってきたわ〜」とプレゼントされた。おお、これまでのアロハやかりゆしウエアとはまた趣が違う。でも、カールが買ってきたものならまずは大丈夫。もう少し暑くなってきたら病院に着て行こうぞ。

2025年4月20日日曜日

カールが沖縄で清明祭

沖縄に帰省しているカールからLINEで写真が送られて来た。「シーミーで親戚みんなが集まった」とコメントがあった。シーミーとは漢字で書けば「清明(せいめい)」で二十四節気の一つにもなっている。沖縄ではその時季に清明祭(シーミー祭)として先祖のお墓にみんな集まって清掃をしたりした後、シートを敷き食事をしたりお酒を飲んだりする。私も沖縄出張時にカールの母方のシーミーに参加したことがあった。今日カールが参加したのは父方の親戚の集まりで、ドイツから従妹のアンナが帰沖したことで今日集まることになったという。場所は今年2月1日に日記ネタにした草が生えていたあのお墓だ。
写真を元にまたジブリ風イラスト化してみた。手前の驚いたような女子はアンナで奥でタオルを掛けているのがカールの従弟の大ちゃんで今や全国区になった「やっぱりステーキ」の社長さんだ。私が「とっても忙しそうなのによく来られたね」とカールに尋ねると「大ちゃんはシーミーだけは絶対帰って来るのよ。ご先祖様を大事にしているから」なんだって。ほう。最近はAKB48とコラボしたイベントも開いたりとか「今まで仕事して来た中で今が一番忙しい」と言っているとのことだが、「去年も同じことを言っていた。ということは毎年忙しくなっているんだ」とカールは解釈していた。

アンナの息子のヨシ君は日本でいえば小学2年生で、カールは何かプレゼントしようと思い、ポケモンのピカチュウのポーチにしたら「ワォー!」と喜んでくれ、その様子に逆にびっくりしたという。海外では日本のコンテンツが想像以上に広がり人気を得ているんだ。

さてこのところ毎回写真をイラスト化して楽しんでいるが、チッチからまたイラストが送られて来て、私がゲンちゃんを抱っこしているものだった。ゲンちゃんが実物よりも可愛いなぁ。私はいかにもおっさんだが・・。
で、私は今から14、5年前の鹿児島大雪の時(2010/12/31)の自宅前の写真をイラスト化してチッチに送った。
これにチーは「うお 伝説の写真だ」と反応。↓に原本の写真。
うむ、これはチッチに投げられた雪球を見事に静止画で捉えたCanonのPowerShot の威力の方に軍配が上がるかな。とても鹿児島とは思えないような雪景色もグッドだネ。

2025年4月19日土曜日

ゲンちゃんとハナビがシンクロしたワケ

土曜も月1回くらい外来業務がある。今週の外来日は忙しかったので、少々構えて行ったら、案外とヒマで、あれれって感じだった。そうそう、朝通勤時にラジオで「パタニティー(paternity)、父性」という言葉を誰かが解説していて、なんでだろうなと思っていたら、大谷が妻の出産の立ち会うために今日のメジャーリーグの野球を休んでいると後で気づいた。メジャーリーグではパタニティー休暇といって出産などの時には休んで立ち会うというのが当たり前で、そのための休暇も最大3日間取れるという。彼のプレーを楽しみにしている私にとってはほんのちょっと残念だったがこれはめでたいこと。無事にあかちゃんが生まれるよう祈りたい(翌日無事に女の子が生まれたと報道があった)。

午後はインプラントの治療で今日は型どりだった。次回は仮歯を入れるという。本歯の装着はまだ1、2ヶ月後になりそうで、ほんとに半年くらいかかるんやな。歯医者の後は床屋に行った。前回同様「短くなりすぎないように」とだけ頼んで切ってもらった。すっきりしたい気持ちが強すぎてついつい短く刈りすぎておかしくしてしまうから。

帰宅すると、家のネコたち、とくにハナビが「居間に入れてくれよ〜」とうるさい。私やカールがいない時は2匹がケンカしないようハナビを廊下と2階にいるよう居間のドアを閉めているんだ。それで寂しがって入れてくれ攻撃がすごい。で、入れてやったらゲンちゃんと鉢合わせ、どうなるかと見ていたら、今日はなんと鼻と鼻で挨拶をしよった。た〜ま〜にそうする時があるのよねぇ。↓は挨拶直後の写真。
そうやってケンカしてくれなければうちも平和なんだが・・。で、今度は2匹同時に庭を眺めだした。日頃そんなにシンクロするこはなく変だなと思って外を私も見てみると・・。
なんとモリサンチー家のキタローと久しぶりにクロちゃんが庭に来ていた。うちの2匹は「あいつらなんだ、ここは俺らの縄張りだぞ」って思ってシンクロしたのかな、たぶん。
クロちゃんはエサが欲しいのだがキタローがいたんですごすごと帰っていったようだ。一番のビビりキャラなんだよ。ハナビなんてクロと同じ立場だったのに「ここはオレの縄張り」って毎日エサを食べていたもんね。それでとうとうこてる家のネコになっちゃった。外敵(?)がいると内輪もめの2匹がいっしょの行動をする。はは、人間社会でもよくあるわな。ネコ社会もあんまし変わらないって。

2025年4月18日金曜日

磯賀氏とはこてる氏のことさ〜

一昨日の外来業務も救急車多くて忙しかったが、今日の外来はそれを上回る忙しさだった。だいたいさー、病床数100床を越えるような病院の院長先生様ってそんなに患者も受けもたないし、病院全体を俯瞰して管理する役目の方が大きいんじゃないの。でも、私の場合週2回外来をするのはいいとして、今日なんか4人を入院させ、1人は紹介の大腸憩室炎でまあありがちなケースだったが、残り3人は結構な重症患者だった。さらに加治木の某病院から入院患者依頼の連絡があるも「もう診られない」と詳細は聞かず断った。仕方ない。その4人の入院指示を12時から13時40分の間に立て続けに出す羽目になり、もうパニック寸前、ストレス過重状態。おまけに13時45分から人間ドック室で約20分のレクチャースピーチが組まれていたのだ。

いつもは必ず摂る昼食をいったんキャンセルして人間ドック室に向かった。スライドスピーチ終わって食堂に行くと幸いまだお膳は残っていた。時間が過ぎれば片付けられてしまうからこれだけはラッキーだったな。

休憩する間もなく午後は予定外の内視鏡(ERCP検査)に入った。今日は内視鏡の担当ではないけれど、入院させた患者で黄疸があって今日中に減黄処置をしなくてはならないんだ。これは青雲会病院では常勤Drがする決まりで今日は私しかいない。どうにか上手くいってERBDチューブを総胆管に留置出来た。ただ病気は胆管癌であろうと思われ黄疸はなくなっても予後は厳しい。それが終わったら下血で重症貧血の入院患者の大腸内視鏡だ。いちおう上部消化管出血かもと午前に胃カメラ指示したら全く出血はなく大腸憩室出血濃厚で私がすることになった。結果は案の定。そして出血源憩室が見つからなかったの想定内。だいたい1週間近くも下血を我慢して仕事に行くなんて・・。「最後はだるくて息も切れ切れで・・」ってそりゃ当然ですよ。世間には下血を甘く見る人もよくいる。ここは「下血があったら自己判断せずにすぐに病院受診を」と声を大にして言いたい。胃や十二指腸潰瘍の出血と大腸憩室出血はともに動脈出血ゆえに重症化しやすく危険なんだ。

で、もう一人の重症患者はこれも黄疸だったのだがどうも総胆管結石や胆管癌ぽくない。詳細は書けないが外科の処置が必要と思われた。いったん入院させ、夕方、外科の信号Drに事情を話し、明日以降外科で診てもらうことになった。やれやれ。

その後の夕方の院長室、やっと一息つけた。そのまま帰宅することも出来たが、そのまま椅子にもたれて寝入ってしまった。

帰りを急ぐと高速道路で居眠り運転しそうだ、無理することはない。ハッと気がつき、壁掛け時計を見ればちょうど19時だった。よっこらしょ、そろそろ帰ろうか・・。

2025年4月17日木曜日

カールとアンナ

木曜のルーチン業務は朝のネコトイレ砂のゴミ出しがあるのがやや大変だが、仕事は内視鏡検査が主で割に過ごしやすい曜日だ。内視鏡検査はいくら多くとも救急や外来のような急な患者診察がないのがいい。予定が立つからだ。救急車3台や入院患者3人とかがほぼ同時に来るとストレスでいっぱいになる。

4月いっぱいはラブカメ先生引退に伴い木曜午後はドック診察と結果判定業務も加わった。ドックの終わった後に早々と結果説明を聞いてから帰るような意識高い利用者らというのは、先週も書いたがそれほど問題を抱えていない人たちが多い。今日の2人もそうだった。ほとんど問題がないのだ。ただ中年女性の便潜血陽性があって「これは必ず大腸内視鏡を受けなさい」と朝礼スピーチそのものの説明を行った。で、その女性、さっそく外来に寄って検査を予約してから帰ったそうだ。みんなこうならいいんだけどねぇ。受けっぱなし、再検、精検には来ない、翌年も同じデータ、結果という人の多いことよ。

さて、ここ毎日恒例のイラスト化だが、今沖縄にちょこっと帰っているカールから、久しぶりに沖縄に帰ってきたアンナファミリーとの写真が送られて来て、それをやってみた。↓左がヨシ君で右がアンナ。中央がカール。アンナはカールの叔母さんとドイツ系アメリカ人との娘で現在41歳だ。

アンナに「カールねーね、40歳にしか見えないよー!」と驚かれたとか。うんうん、イラストでも同い年くらいに見えるね。7、8年くらい前かな、アンナがヨシ君を抱っこしている写真を見た時、みんな「カールにそっくりだぁ」と驚いたものだった。

もう一つ、こてる日記を見ているなら毎回目にする背景の「家族馬」の合成写真をイラスト化してみた。

ほほう。おおむねイラスト化出来ているが、原本と違うところが少し気になった。ボウリングのピンを持っているのが本来はトラウトなのにカールになっている。テルはカールの腕に隠れて顔すら見えないしそもそも馬に乗っているのかどうか・・。で、私が持っているミニーちゃん模様のボウリングボールはなぜかヘルメットに変わっている。ディズニーの商品はたぶん制約があって変換出来ないんだろう。でも一番おかしいのが私の左手なんだ。手のひらが右手なんだよ。親指が小指の位置にあるからそうと分かる

でもぱっと見さほどの違和感のない画像でやはりこのイラスト化って面白い。まだまだこの遊びはしばらく続きそうだ。

2025年4月16日水曜日

イラスト化を欲張ると・・

ふう・・今日の外来担当、忙しすぎる。特に昼前からちょい過ぎにかけて救急車も来るし、院外クリニックから紹介患者もあるという。紹介はダヒロDrに診てもらうことにして救急車を合わせて3台分診た。13時半からは恒例の会議もあったがそれどころじゃない。どうにか診終わってちょっと休憩をしようと思ったら、事前に訪問予約のあった隼人の某病院副院長が挨拶に来た。名刺や紹介書の経歴を見るとこりゃすごい、日本の最高峰の医学部を卒業し東京で研修、研究を重ねた後、実家の病院を継ぐ予定で鹿児島市立病院や鹿児島大学病院の消化器内科に勤務していた。今でも週1回は大学で内視鏡をしているらしい。一応、私の出身科で同じグループに属している。でも、大学を辞めて25年、まったく交流がなくなってしまいそこは残念。もう少し話をしたかったがほんの挨拶程度に終わらざるを得なかった。

スライドのために始めた写真のイラスト化だが特にジブリ風に変換するのが面白くていろいろ試してみた。一昨日の朝礼の内容を明後日に人間ドック室のスタッフにもスピーチすることになったのでそこのスタッフの写真もイラスト化してみた。

はは、なんとなくお顔は似ている。中央のもっと掘れNsはもっと顔にシワがあったがそれは私が処理してかなり減らした。右の白田山Nsはいまではお祖母ちゃんにもなっているがこのイラストではなりたてのナースにすら見えるネ(⌒о⌒)。

あとセージの結婚祝の時の家族写真もイラスト化した。2022年の年賀状にも使った写真だ。(→「2022年お正月」https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2022/01/2022.html
セージ(中央)とチッチ(カールの隣)がよく似ている。でもなんだろね、ジブリ風ってするとほのぼの系のタッチになる。総じて安心感のある画風だ。

それでもっと他の写真もと試すと・・「これ以上の操作を希望されるならサブスクリプションへの課金を」と言われてしまった。がーん。1日に数枚程度しかやってくれないんだ。うーん、まあだろうね。こんなのをずっとタダしてくれるはずもない。でも思わず課金してでも・・と思えるくらいだったんだよ。まだまだAIイラスト変換は遊べそう。

2025年4月15日火曜日

大腸癌から命を守る治療で日本は負けている

 昨日の朝礼スピーチの効果か、「精密検査が必要って言われたらちゃんと受けようと思いました」と言ってくれる職員がちょくちょくいた。ふむふむ、当たり前のことなんだが、どうにか受けずにやり過ごせないかと思っている人が多いってことも感じたな。

スピーチでは、まだ30歳代と若いのに大腸内視鏡を受けて早期大腸癌が見つかり事なきを得た人、4年間も便潜血陽性を言われていたのに精密検査(大腸内視鏡)を無視して、定年を迎えそれ以降ドックも健診も受けず、60歳代半ばになってひょこっと外来で「便に血が混じる」と訴えてきて調べると進行大腸癌だった人、それぞれ真逆のケースを紹介した。

血圧や糖尿、コレステロールなどの異常が出て要精密検査と、便潜血陽性や胸部レントゲン、子宮スメア検査などの異常で要精密検査とでは命に関わる喫緊性で差がある。無論、後者がより命に関わることが多い。後者はいずれも癌であるか否かを調べる必要があり、癌であったらどんなに低い血圧で糖尿なくて善玉コレステロールが多くて素晴らしい結果であっても、数年から10年以内に必ず死ぬ。前者も重要で放置していたら命に関わることも多いがそのスパンは10年から30年先の話で精密検査を受けなくてもすぐに死ぬことはまずないのだ。

おまけに精密検査で大腸内視鏡を受けた場合、アメリカの大規模調査では大腸癌で亡くなる確率が50%以上も低下したという。これは早期癌が見つかるからというだけでなく大腸ポリープを積極的に内視鏡で取ってしまうため将来の大腸癌の芽を摘んでいるからでもある。もう一つ、アメリカでは大腸内視鏡そのものが料金が高く、検査だけで50万円以上かかる。鎮静剤を希望すればそれだけでプラス10万くらいはアップする。おいそれと検査を受けられない。しかし民間保険会社も利用者が大腸癌になって受ける手術代や入院代の方がはるかに高額なので50歳以上の被保険者に10年に一度の大腸内視鏡はタダにするキャンペーンをやったら多くのアメリカ人が受けるようになり、その結果大腸癌死亡者数のみならず大腸癌の発生数もかなり減ったのだ。2020年のデータで人口3億7千7百万のアメリカでの大腸癌死実数は5万1420人で、対する日本は1億2千7百万で大腸癌死者数が5万3200人になり、なんと人口が2.6倍も多いアメリカの方が大腸癌死者数が日本より少ないという結果になっている。

私は日本の方が大腸内視鏡のテクニックについてはアメリカより上回っていると思っていたが(実際そうだ)、肝心の大腸癌の死者数を減らすという件については完全に負けていると言わざるをない。あんなに肉を食べデブの多い肥満大国に大腸癌治療では負けているのだ。便潜血陽性からの大腸内視鏡実施はその発見比率において20〜30人に1人癌を見つけるという優秀なものだが、もっと国民に直接大腸内視鏡を受けさせる必要があるのではと痛感した。だって大腸癌で亡くなる人の最大の共通点は「それまで大腸内視鏡を一度も受けてこなかった」人たちだからだ。極論を言うならば、野菜や繊維分の多い食事をしてタバコを吸わず運動もして健康に気をつけているが大腸内視鏡は受けたことがない人より、暴飲暴食タバコ吸いまくりだけど大腸内視鏡を受けてポリープを取ってもらった人の方が大腸癌で死ぬ確率ははるかに低いのだ。

以上のこともスピーチで強調した。私は自分が専門にしている関係上、大腸癌では死にたくない。そうなったら恥ずかしいとさえ思っている。オリンピックの年に「一人大腸内視鏡」をやっているのは大腸癌を早期で見付けて早めに対策しておこうということなのだ。幸か不幸かこの30年以上、ポリープの1個も見つからないけれど・・。

2025年4月14日月曜日

朝礼でのAIイラスト大成功

未明の1時半頃、床寝から覚醒し、スライド作りを始めた。スライドの最後は私の一人大腸内視鏡のビデオを供覧することにした。だいたい4年に1回自分で自分の大腸を内視鏡で検査観察しているが、毎回ビデオ撮影をしている。それでどの年のものがよいか見直した。こてる日記でも披露しているので見直すと2016年のものが一番出来がよいように思えた。シホねえNsが撮影したもので角度、内容など一番いい感じだ。一通り作り終え、最後の謝辞を私のお辞儀写真をもとにしたイラストで締めようと思い、ChatGPTに「写真をジブリ風にイラスト化してほしい」と依頼してみた。すると思いのほか出来がよく、AIって賢いって思ったよ。

このお辞儀写真からAIにジブリ風とだけ指示したら、角度、背景、表情って写真以上によく出来ていた↓。びっくり。
そうそう、冒頭の私の顔のAIイラストはこの前のカールのと同様AppleのImage Playgroundで作成したものを使った。原本は少し目尻のシワがあったのでそこは私が修正した。かなり若く見えるが、実はこれ以外は年相応のイラストだった。これのみ若かったので選んだんだ。どう、似ている?
テーマはこれもすでにこてる日記でこの前書いた「それは貧乏くじなのか、はたまた宝くじなのか」とほぼ同じ内容で、健診で精密検査を維持されたら素直に応じましょうということだ。

朝、みんなの前で淡々と語っていったが、予想通り、私のイラストや一人大腸内視鏡のビデオは受けたねぇ。特に可愛いんだ理事長はわざわざ私のところへ「きょうの話はとても面白かった」とお褒めに来たくらい。いやいや、悩みながらも結果がともなって良かった。同時にえらく疲れもした。思えば午前1時半からずっと起きているんだよ。帰りの高速道路が眠くってー。

で、放射線科のつくだ煮君も「某職員」としてイラスト化したものを披露したが、これはかなり似すぎていて、「終わって、みんなから言われましたよ」と彼は少々ぼやいていた。いやいやこちらとしてはいいテーマを提供してくれ本当にありがとうと思っている。そこでスピーチでは披露できなかったが、彼の写真でジブリ風のイラストを作ってみたら、あらら元は白衣姿なのに全然違う雰囲気、背景、小道具(犬)まで自動で作ってくれた。
↑の写真を見て、つくだ煮君と分かる職員はまずいないだろう。こっちをつかうべきだったかな。AIでのイラスト変換ってほんと面白いわ。

2025年4月13日日曜日

代診当番医

 カワゼンDrの眼病の代役で朝から夕方まで日曜当番医をすることになった。といっても外科のキブンDrと二人でするので気が楽だ。ずっと以前は一人でやっていた時期もあったからね。

少し暖かくなってきているのとインフルエンザはなくコロナも減って来ていて(それでも3人は患者がいた)、夕方まで予想より患者は少なくてよかった。ただ、朝一番の救急車は強風に煽られて崩れたテントのせいで、倒れて地面に頭部を打撲、受傷した中年女性2人だった。本来なら脳神経外科医のカワゼンDrが診る場面だが私が担当した。頭部CTで異常なし、そして傷のあった方はステイプラーで縫合までしちゃったよ。「痛いんですか」「そりゃ痛いですよ」「うわ、やだー」「でも血が出ているからねやらないと」「えー」「一瞬、ホンの一瞬だから」「一瞬?」「そう」「はい、パチッ!ほうら終わった」ふー、子どもといっしょや〜。

午後に野球の試合で頭部にデッドボールを受けた選手が来た。ちょっとふらふらするということだったが、話しぶり身の動きを見ていてCT撮ってもまず異常なしだろうと推測した。それでも希望すれば撮影をするがーと提案すると希望はしなかった。そういえば、朝のテント組も野球の試合で姶良まで来たとか言っていた。今日は強風でテントも吹き飛ばすほどだったようだ。院内にいるとそれほど風が強いって感じなかった。この前の日記ネタ「春の5K」にも「強風」は入っていた。今の時期ならではなんだ。それとその野球部員、なんと私が時々応援している高校の部員だった。甲子園にも出場歴があり、「あの時は甲子園まで応援しに行ったんだよー」と昔話を始めてしまうくらい。もう20年近くなるからベスト4にまで行ったのはその部員は実際には見ていないわけだ。あの頃の選手でプロでも現在活躍しているのはあんましいないかな。その高校を応援した後、大阪桐蔭と早稲田実の試合があって、早実のハンカチ王子斎藤佑樹に大阪桐蔭の2年生中田翔はきりきり舞いだった。そうそう、高校野球の話をしてその部員の反応など見てCT検査不要と判断したんだ。ただ、好きな話題をべらべらしゃべっていたわけではないのだよ。えへん。

後、胃腸の調子が悪くてと初老の女性患者が来たが、なんと以前いっしょにボウリング練習もしたことのある人だった。清掃を担当会社に勤務していて数年間青雲会病院も担当していた際に練習もしたんだった。今でも国分スターレーンで投げているとか。それに比べて年数回しか投げていない私はダメだねぇ。「泣かん薗Drなんかすごいですよ」と言っていた。うん、それは知っている。でもね、彼をボウリングに引き込んだのは私なのよ〜とは一釘刺しておいたけどさ。

午後はスキマ時間を利用して、明日の朝礼スピーチスライド作りをし、夕方までにおおよそ2/3を済ませた。よし、後は今夜済ませばようやく完成だぁ・・しかしそうは問屋が卸さず夕食後にそのまま床寝してしまったのだった。間に合うのか明朝までに!

2025年4月12日土曜日

切羽詰まると、こてる先生は

今日の土曜は休みで、午後から麻雀の約束があった。となれば、夜に「こてる日記」を書く余裕がないので、このケースでは、午前に日記を書いておき、深夜にアップロードするようにしている。さらに月曜の朝礼スピーチ原稿&スライドを作る必要もあった。

そんな時、病院外来から電話があった。私は少し身構えた。病棟からならともかく外来からとは穏やかじゃない。緊急内視鏡患者がいたりなにかドクターに問題があって代診依頼とか・・。カッコちゃんNsが言うには「カワゼンDrが流行性の結膜炎になって今日の土曜外来と午後から夜、明日の日中当番医の代わりをするドクターがいない」んだと。ゲゲーッ。

10日ほど前に泌尿器科の合い言葉Drがそれに罹って急遽木曜当直をしたのはこの前日記ネタにした。今度はカワゼンDrかよ〜。今日の午後からの日直&当直は麻雀の約束がありちょっと無理だ。そこで「明日の日直ならやってもいい」と伝え、結局本日は信号Drが代役で明日は私になった。ふう〜。

となると、スピーチスライド作りも急がねばならない。完成は日曜日中予定だ。それに明日アップ予定の「こてる日記」も。急に土曜の午前が忙しくなり、日記2日分をほぼ正午までに書き終えた。こてる日記が2日遅れなのはこうした芸当が出来るからでもある。その日のことをその日のうちにアップするのはきつい上に実質無理なんだ。さらにスライドも全30ページほどのうち10ページ近くを作った。麻雀は14時からだ、少しでも済ませておかねば!1週間ほど前からテーマは決まっていたのになかなか実働しないという悪癖は治らないが、いざ時間がなく切羽詰まると猛スピードでやれるんよねぇ。

脳がフル回転していたせいか、麻雀も調子が良くトータルトップで終えられた。午前0時過ぎに帰宅後もスライド作りを少しでも済ませようと取りかかったが・・グーグーグー・・さすがに還暦過ぎのオジンにはそこまでの余力は残っていなかった。はぁ。

2025年4月11日金曜日

AIアニメ変換すごいぞ!

AIによる画像のイラスト、アニメ変換だが、チッチからゲンちゃんや子どもらの写真をアニメ風変換したものが送られて来た。見たらあまりにも出来がいいので感心した。ゲンちゃんの可愛いこと!飼い始めたばっかし頃(2010年9月23日)で絨毯はもう使っていないが緑や水色の毛布はまだ家にある。下の元写真と比べてもずっと見映えがいいぞ。

子どもらに抱っこされた画像はいかにもジブリアニメ風でやんちゃな少年らにいじられて戸惑っているゲンちゃんがやはり可愛い。
今からちょうど10年前2015年1月1日の我が家の居間が背景だ。元写真もアップしよう。
いやー、特に表情の描出など見事なアニメ変換だ。素晴らしい!私もちょこっとやってみたが上の画像ほどには上手に変換出来なかった。その後いくつか変換画像が送られて来て、2024年12月12日のこてる日記(「2002年のこてる家の春休み」→https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2024/12/2002.html)でアップした野菜を嫌がる子どもの頃のチッチの写真をアニメ変換が↓だ。

同じく子どもらがパジャマ着て変顔した時の画像の変換が↓。表情が実にいい。
いやいや、そのままジブリアニメにしてもおかしくないくらいの出来映えだ。AIすごいぞ!

2025年4月10日木曜日

「一生薬」問題

ラブカメ先生が引退されることになって、平日午後の人間ドックの結果判定と説明を希望する利用者への対応が回って来た。今月いっぱいは木曜は私が担当だ。今日は比較的担当数が少ないとはいえ1時間はたっぷり要した。

一通り終わって、ドック担当のもっと掘れNsや白田山Nsらとドックに来る利用者らの病気や健康に対する態度が話題になった。ていうか、私が来週の朝礼スピーチのこともあって話題にしたというのが本当のところだ。

午後に居残ってドックの結果説明を聞いてから帰宅する利用者らは、健康意識が高く、何を食べたらいいのか、内視鏡検査を次はいつ受けたらいいかなどの質問も多い。ただ、そうした人たちの検査結果を見るとたいていほとんど問題なしなんだ。逆に血糖や血圧が高く内服治療をした方がよさそうな人たちに限って「うーん」と口ごもり、次に出てくる言葉が「その薬は一生飲まないといけないんですか」なのよ。出たよ「一生薬」問題。これにうかつに「そうですねぇ」と言うものならほとんどの患者は「いやぁちょっとー。食事や運動で頑張るので薬は遠慮します」となりがちだ。で、結局翌年も同じ異常値のままずっと繰り返し・・ってなる。

患者にしてみれば「この私が一生薬を飲まないといけない体になっているなんて信じられない、信じたくない」って心境なんだろうな。そして「血圧や血糖が高いって言うけど、痛くもかゆくもないし全然症状はないんだから〜」っていう考えが透けてみえる。でも医者は治療を勧めてくるんで「食事と運動でどうにか対処します、できます、やりますとも」ってなるんだ。で、ちゃんと頑張って薬なしで病状改善出来る人はだいたい10人に1人くらいなものでだらだらと高血圧、糖尿病の状態を続けてしまう。やがて動脈硬化や血管の梗塞を起こしいろいろ障害が出てからはきちんと内服も守るようになるけどね。

前にも書いたような気がするが、私がよく患者らに説明するのが「薬で下げた血圧と食事(減塩)と運動で下げた血圧とどちらがいい結果になるか」という質問だ。答えは「どちらでも構わない。結果として血圧を低くした方が勝ちだ」というものだ。たいていの調査で血圧を低くした集団のほうがいい結果が出ているからだ。

内服薬については、毎日飲む面倒さ、薬代、受診、薬の副作用、止められなくなる不安などで「一生」つきまとうことが嫌なのだ。だからそういう患者さんには「いいえ、減塩や運動などで飲まずに下がってくればいつでも止められますよ」と説明し、内服を勧めるようにしている。血圧は低くあるべきだし、それも早くから下げていた方がいい。糖尿病はなおさらで高血糖が血管を傷めて脳や心臓の血管梗塞、腎障害など生活習慣病のラスボスって言ってもいいくらい悪さをする。食事や運動は無論大事。でもそれを確実に実行できない、また続けるのが難しいから内服の助けをどんどん借りればいいのよ。せっかく今は血圧も糖尿もコレステロールもいい薬が出てきて私が医師になった40年前とは隔世の感があるというのにー。

「降圧薬は絶対に飲むべきだ」というようなスタンスでは患者さんはなかなか同意はしない。まだ症状の出る前の未病の段階で将来の体を考え、指導していく「人間ドック」や「健診」時の説明は、説明を受けた人がその気になるように上手にやらねば、ネ。

2025年4月9日水曜日

見てみたいゾ、広末のローキック

昨日のニュースで「自称:広末涼子を逮捕」との一報があり、なに?と思った。自称広末とは他人が広末になりすましているのか。いや、どうも本人のようだ。新東名高速道路で乗用車を運転中に追突事故を起こし、搬送先の病院での治療待ち中に暴行したそうで、以下記事は↓だった。

「手当てを受けるために向かった病院でのまさかの蛮行だった。広末容疑者の逮捕容疑は8日午前0時20分ごろ、病院で看護師の37歳女性の左足を、ローキックのように右足で複数回蹴り、右前腕を引っかいて軽傷を負わせた疑い。院内を歩き回っていたところを制止されると大声を出し、暴行。駆けつけた警察官に看護師が申告して逮捕に至った」

このニュースを聞いて世間一般の人はいろんな感想を持ったことだろう。私は今から16、7年前にカールの姪っ子の結婚式に出席した際、新郎が学生時代に「広末涼子にハマっていた」というエピソードが披露されたことを思い出した。当時の男子学生にはアイドル的な人気があったんだ。彼女は早稲田大学にも行ったんで、かつての吉永小百合のようになるのかと思いきや、ぷっつん&奇行が話題になるなどしてイメージは下落した。しかし彼女は男心をくすぐるような何かを持っている。結婚、出産しても未だに話題になり忘れ去られてはいない。

そして今回の蛮行だ。私はひんしゅくを買うのを承知で、その広末のローキックしている姿を見てみたかった。いや、写真や動画でなくてもいい。イラストでもいいから誰か作ってくれないかなぁ。あの広末がローキックをかます、いい絵になると思うんだが・・。ChatGPTに「広末のローキック画像はないか」と尋ねたが「残念ながら・・」としか返してくれなかった。ううむ。↓のような味気ないイラストしかなかったヨ。
その後↓のような画像もニュースで出た。今時白衣でナースキャップつけている看護師はほぼいないはずだが、イメージとしてそれが分かりやすいんだろうネ。
「悪名は無名に勝る」という言葉が特に芸能界においてはよく言われる。今回の一件は広末の悪名がとどろいて、下手な映画やドラマの宣伝よりずっと効果的だ。今後、なにかのドラマでローキックをする場面があれば面白そうだぜ〜。いや、顰蹙(ひんしゅく)の極みか。どーもすいません。

2025年4月8日火曜日

それは貧乏くじなのか、はたまた宝くじなのか

また来週月曜には朝礼スピーチが控えている。で、いつものことだが1週間を切っているのにまだテーマが決まっていない。だが、昨日の院長室での些細なやり取りで急にテーマが浮かんだ。それは放射線科のつくだ煮君が業務報告に来た際に「個人的なことですが・・」と相談してきた内容がきっかけだった。

「3月に受けた院内での健診で便潜血陽性が引っかかったんですが・・」「ほう」「2日間のうち1日だけ陽性でそれもその度合いが基準値よりほんのわずか上回っているだけでしてー」と、ここまで聞いて私は即座に反応した。「何を躊躇している、必ず大腸内視鏡を受けなさい。陽性と結果が出たなら2日に1回だろうが、わずかに陽性だろうが受けるんだ!」そして「お前なぁ、便潜血陽性になったらこれは『ああ良かった、有り難いことだ』って思わないとー」と強調したのだ。

検査に引っかかったのに有り難いってどういうこと?当然の疑問だ。それを解説した。「そもそも大腸癌で死ぬ人ってどんな人か知っている?」答えを聞かず私は続けた。「それはね、大腸内視鏡を受けたことがない人たちなんだ。肉を摂りすぎたからとか繊維質を摂っていないからとかじゃないんだ。大腸癌って症状がほとんどないんだよ。特に早期癌はほぼ症状がない。進行癌ですらなかなか症状が出なくてかなり悪化してから腹痛だの血便だの貧血など出てようやく内視鏡を受けることになるが、その時にはすでに手遅れになっているのよ」「だから本当は国民の大人全員に大腸内視鏡を受けさせたいところなんだ。しかし現実にはそれはなかなか無理なんで、日本では検便をして少しでも疑わしい人を内視鏡検査させて早めに大腸癌を見つけようというシステムなわけ。何の症状もない人たちがいっせいに大腸内視鏡受けさせてくれと言って来ても国民全員がいっせいにコロナワクチン打った時のように、現場では受け入れが大変だ。だから少しでも大腸癌の疑い高い人を優先的に検査しましょうってことなのよ。で、一度でも検査を受けたらそうでない人に比べ何10%以上も大腸癌で死ぬ確率が下がるってのが調査の結果分かっているんだ。だから便潜血陽性で大腸内視鏡を受けるチャンスが出来たイコール大腸癌で死ぬリスクが大幅に減るってことなんだよ。宝くじに当たったようなものさ。貧乏くじを引いたんじゃない、全く反対のことなんだよ」

つくだ煮君は私の勢いに押されて「いえいえ、よく分かりました。ちゃんと受けます」と了解してくれたが、そこで私は「よし!これを今度の月曜のスピーチのテーマにしよう。健診や検診の異常結果をアンラッキーだと誤った発想をしている人が多すぎる。それらは病気で命を落としたり体調を崩してしまう予防にもなり、本当はとてもラッキーなことなんだよ」そして「ありがとう、つくだ煮君、使わせてもらうからね」とまくし立て、ようやくテーマが見つかったことで一気に奮い立つ私であった。

2025年4月7日月曜日

たっつんと初めて当たった

ネット麻雀って好きでよくやっているけれど、病院の休み時間とか当直帯では滅多にやらない。約30分の闘牌時間中、いつ呼ばれるか分からなくて集中出来ないからね。でも、青雲会病院みたく忙しい病院では出来なくても、割にヒマな病院では昼休みを利用して打っているドクターもいる。サブアラドDrは10年来よく打っているし、最近はたっつんDrも打っている。サブアラドDrは12時20分以降、たっつんDrは12時40分以降に打つパターンが多いな。

今日は珍しく内視鏡検査も早く終わり、昼食も済ませた私はサブアラド五段の打ちっぷりを観戦していた。サブアラドのトップで終わったのち、ふと私も闘牌を申し込んでみようと思い立った。もしかしたらたっつんDrと当たるかもしれない。たっつんDrが天鳳を始めて約3年半、これまで一度も対戦したことはない(サブアラドとは腐るほどある)。これは双方が示し合わせない限り全国何千人もアクセスするのでよほどタイミングが合わないと当たることは滅多にない。でも今日は何となく予感があった。

12時48分、申し込むとすぐに対局開始の合図が鳴って対戦相手が表示された。私が東家で「スーパーたっつん六段」が北家にいるじゃん。おお!急いで証拠写真を撮る私↓。

たっつん、毎回のように勝負手が入り聴牌めくり勝負に出ていたが、sumiya四段という私から見て対面の打ち手がとにかくツイていた。たっつんはそこに東1局1本場イッツードラドラ満貫の手をフッてしまったのが痛かった。その後私がsumiya四段から親満貫を上がり一時トップに立ったが逆転され3位に落ちた。たっつんは東場のビリから這い上がれずラスで終わってしまった。ともかくも私とたっつんの初対戦は私の勝ち(?)に終わった。ふう。

この対戦をサブアラド五段も観戦していて、私が親マンを上がった局面を見て「けっ」となってそれ以降は観戦を止めたという。たっつん六段は「やられた〜悔しい〜」「トップの四段がツキ過ぎていた。なすすべ無し、、、」と振り返り、たっつん愛用の泣き悔しがるうざ〜ネコのスタンプを送ってきた。うしし。
ただ、今日は私がかろうじて上回ったが、このところ好調のたっつんは六段も1300Pくらいあるのに私は六段600P前後とダブルスコアで負けている。サブアラド五段も昇段すれば1200Pになるわけでこの間のリアル麻雀で大敗した私はネット麻雀でも劣勢だ。うかうかしてられないぜぇ〜。

2025年4月6日日曜日

春は花見

別に昨日麻雀をしたわけではないけれど、お昼はカールの希望で「左膳」でそば&天ぷらを食べることにした。その魂胆は、2年前と同様、甲突川河畔の桜の花見を兼ねてということなんだ。甲突川河畔は桜がほぼ見頃を迎えていた。駐車場も一部は花見弁当を食べるところになっていたり、河畔にはすでにシートを張っている花見客らもいた。

開店前に並んでいたので第一陣で入店出来た。私の注文は「海老天盛りセット」カールは「天せいろ」で安定の美味しさだった。
食べ終えて外に出ると、駐車場は入口に待ち車が並んでいるし、4、50分早く来ただけでえらい違いだ。そんな方々を後ろにして、河畔へ出向いた。
天気も良くて寒さもなく来てよかった〜。カールもスマホで写真を撮っている↓。
私は桜島を背景に桜同士を撮ってみたがピントが手前の花に上手く合わせられなかった↓。
川辺に降りてみると、ちょうど立って漕ぐカヌーのスタンドアップパドルボード(SUP)っていうのかな、それを漕いで上流に向かっている男性がいた。へー、面白いな。
30分ほど河畔で過ごしてから帰宅の途についたが、こうした花見があと何回出来るかといったら両手で数えると2、3回しかない。最後はカールとツーショット。大事にしていきましょっ。