他外来Drからの指示で40歳代男性の胃カメラをすることになった。その名前を見てピンと来た。県内ではちょっと知られたアマチュアボウラーTさんだったからだ。かれこれ17、8年前くらいか、今はなくなった鹿児島国際ボウルで初めて投げている姿を見かけた。実にオーソドックスで教科書スタイルなフォームで着実にストライクを取っていくので感心して見ていた。その後も国分スターレーンなどでたまに見かけたが話をしたことはなかった。国体にも出たことがあったんじゃなかったかな。
無事胃カメラが終わり、結果説明をし、他に何か聞きたいことはないかと尋ねた。胃カメラのフォローアップはどのくらいすればよいかなど聞かれた後、「ストレス解消にはボウリングなどされては」と心の中でニヤつきつつ言うと、「ハイ」と言った後「え、どうして・・」と怪訝な表情だった。で、「いやいや、お名前を見てボウリングされると知ってましたよ」と事前に知っていたことをばらした。「先生もボウリングをされるんですか」「ええします。でもここ数年は年に1、2回投げる程度です」「Tさんはコントロール重視のボウリングですよねぇ」「ええ。でも鹿児島国体が終わってからあんましやっていないんです」と会話が続いた。いやいや、こうしてボウリングの話をするとまた投げたくもなってきたな。もし今度ボウリング場でTさんに会ったらきっと声を掛けるはずだ。いっしょに投げるとすればそれも楽しいかも。
やはりボウリングはいっしょに投げる仲間がいないと続かない。そういえばかつて歯科医師会でいっしょに投げることも多かったノゾえもん先生が先週16日に亡くなっていた。また一人ボウリング仲間がいなくなった。南日本新聞の死亡広告欄に出ていた。20年以上前にトーフクボウルでいっしょに練習している時に先生がパーフェクトを達成したのを目撃したものだ。あ、そのころの私のこと、ビデオ撮影もしていた。享年87歳とは私より20歳以上離れていたのか。まあ寿命だったのだろう。合掌・・。↓は今から9年前の歯科医師会のボウリング大会での一コマ。黄色が私で手前中央がノゾえもん先生。頭が光ってらっしゃったので帽子は必携だった。私がボウリングをしなくなったのはリーグ戦がなくなったりボウリング場が閉鎖されたりしたからだが、それより身近に「いっしょに投げようよー」という仲間がいなくなったからだろう。いずれ復活するつもりはあるし、Tさんみたく知り合うきっかけがあればその日が近いかも。
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