2025年8月15日金曜日

お水は大切よ〜

朝、外来師長から「昨夜4人の入院がありました。主治医を決めてください」と4人の入院患者名のリストを渡された。非常勤のトマリンDrが担当した翌日はこのパターンが多い。3人は熱中症ぽい症状で1人は腸閉塞だった。熱中症のうち2人は西日本医科学生体育大会(西医体)参加のハンドボール部員で私が受け持つことにした。今年は鹿児島大学が西医体の主管校で事前に学生の体調不良などトラブルあれば受け入れをお願いしますと言われていたのだった。

2人は関西の某医学部男子学生で試合後救急車で運ばれていた。蒲生町の総合体育館であったらしいが、相当発汗や筋肉を酷使したんだろう。入院時の採血では白血球の増加、腎機能の軽度低下、そして筋肉の壊れ具合を示すCPKが上昇していた。カルテだけを見て、2人に今日の採血の指示を出した。結果の改善があれば今日中には退院させよう。

診察のため病室に行くと、1人は3年生、1人は2年生だった。今風の爽やかな青年たちだ。3年生は主力でコートをずっと走り回っていて、2年生はゴールキーパーで1回ボールが頭部を直撃しふらついたりしたという。で、3年生はCPKが昨日よりえらく上昇していて5000を越えていた。これは・・と思って点滴を追加した。ただ歩行は可能だったので今日中には退院出来るだろう。学生のハンドボールとなればチッチが詳しいので「体育館って冷房は効いていないのか」とLINEで尋ねると「東医体は今年は千葉であってそこは冷房完備だ」とのことだった。うわ、蒲生の体育館には冷房はなかったようで、そりゃ熱中症にもなるわな。水分補給は大切だよー。

病院も昨日の午後から断水がすっかりなくなり心おきなく水道が使用出来たのだが、水の大切さをみんな痛感したようだ。そうそう、昨夕のNHKローカルニュースでは青雲会病院の断水の影響が紹介されていて畠鏡総務部長が取材に応じて映像も出ていた。昨夜は畠鏡さん、メールなど連絡がいっぱい来て返答に追われていたそうな(⌒о⌒)。

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