2025年2月2日日曜日

牛かつ、サウンドオブミュージック、一郎屋

さて沖縄最終日は特に用事はなく、昼にヨーコバーバの家の掃除と整理に行くくらいだった。チッチは早めに飛行機の予約をしていて昼過ぎに沖縄を離れるため、昼を牛かつ屋に食べに行った。「もと村」という店でヨーコバーバの家のすぐ近くにある。以前、カール、チッチ、バーバの3人はいっしょに食べに行ったことがあって「美味しかったからまた行こう」となったのだ。ただカールは朝の食事のせいで「牛かつはちょっとお腹に入らない」とバーバの家に先に行き掃除をしているという。

午前11時から開店でその直後に店に着いた。ちょっと先にいつも並んでいる人がいるラーメン屋があって今日も列が出来ていた。その店はなんと博多ラーメンの「暖暮」だった。

ついこの前、鹿児島は姶良市加治木の「暖暮」が「喜喜」に変わっていたという話題を取り上げたばかりだったのに、ここ沖縄では大人気店になっているようだ。チッチ曰く「暖暮のチェーン店で一番の売り上げがあるんじゃないか」だって。沖縄も私が始めて行った昭和の終わりごろは、ラーメン店が少なくて「たまにはラーメンをめちゃくちゃ食べたくなる時があるよな〜」と先輩のお通じDrがつぶやき、私も同意したことがあった。代わりに沖縄そば屋は多く、私はまあそっちも好きだから「沖縄にいる間はこれでいいか」なんて思っていた。今は沖縄も郷土色の強いものだけではなく本土化が進んでいるってことか。

牛かつって私はあんまし食べたことはなかった。1.5人前を頼み、衣に包まれた牛肉を好みで焼いたり、ソースに漬けたり、岩塩をまぶして食べたりしてなかなか美味い。

量は1.5人前で十分お腹に来る。ご飯も1杯だけお代わり出来るらしいが、さすがにそれまでは頼めなかった。隣にいたジャージ着たオヤジは「もう1杯」と頼んでいたからスゴイなぁ。

店を出るとすでに何人も待ち客が並んでいた。どうも中国人っぽかった。そうか、今は旧正月時期で、だからこの前からいたる所に中国人観光客がいるんだ。1年以上前のオープンしたての頃、カールがバーバと行ったらまだ客は少なく、店の人から「ぜひ写真撮ってSNSなんかでアップして下さい」なんて言われたそうだが、今はネットで人気店なんてすぐに拡散され、並び客が増える時代だ。
午後はこの前話題にした刑事コロンボの「別れのワイン」録画を初めて見て、その後はちょうどNHKBSが放送していたのが「サウンドオブミュージック」で、どちらも確かに名作だわ〜。「サウンド・・」はもう何度も見ているけれどやはり面白い。今回は男性主人公のトラップ大佐役のクリストファー・プラマーと婚約者の男爵夫人役のエリノア・パーカーの演技に目が行った。どちらも最初は人として嫌な面を見せるが、内実はそうではなく貴族としての誇りと情熱とのはざまに揺れる心情がよく伝わって感心した。プラマーはずっと後にアカデミー賞の助演男優賞を獲れたが、パーカーは3度ノミネートされるも獲得ならずハリウッドでは残念組の一人として語られているという。そしてプラマーが歌う「エーデルワイス」の時にはいつも目頭が熱くなる。この映画が当時「風と共に去りぬ」の興行記録を破ったのもむべなるかな。エンタテインメントとメッセージ性の両方を併せ持つ大作、名作映画だった。↓エーデルワイスの一番を歌った後、オーストリアの聴衆に向かって「続けて歌おう」と煽るトラップ大佐。
この後、聴衆もエーデワイスを歌う。ナチス監視下の中、このシーンでぐっと来ない人がいるだろうか。「♪エーデルワイスよ、我が祖国を永遠に祝福しておくれ〜」

夕方、荷物をまとめて空港に行く前に、美栄橋駅近くの居酒屋「一郎屋」でカールと軽く夕食を摂った。刺身かサラダを何にしようかと悩んでいたら「今日のお通しはこれです」と刺身と野菜が出され特に頼むこともなかった。↓で十分でしょ。
あおさのから揚げやぐるくんの揚げ物なども頼み、カールも満足だった。
この店は以前YouTubeの「イキテルTV」でもイキテルさんら常連が沖縄旅行した時に沖縄料理を堪能したところでもあった。昭和レトロをモチーフに飾り付けがしてあり壁にはあの水原弘や由美かおるの殺虫剤ホーロー看板もあって昭和世代としては嬉しかった。
いやいや、法事が一番の目的の今回の沖縄行きであったが、最近にないグルメ旅行でもあったな。ちょっと太ったかも〜。

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