2025年1月28日火曜日

会議の後は博多ラーメン

19時から霧島市の消防本部での会議に出席した。昨年10月3日以来だ。前回は初めて行く場所だったので駐車場を間違ったりして数分遅刻したが、今回は開始前には到着出来た。

この会は姶良霧島伊佐地域の救急搬送に関する協議会のワーキンググループ部会で医療関係、消防救急関係、役所関係の人たちなどリモート参加者も含め40名近くが参加し、まじめな討議が1時間半続いた。内容は、病気や高齢で人生の末期にある人がいよいよ危ないという状況に陥った時に事前に本人及び家族が心肺蘇生をしないと決め、かかりつけのドクターとも書類に記して家族も納得している場合は、仮に救急要請があったとしても、現場でその旨確認出来たら救急隊は医療機関には救急搬送せずそのまま帰ることが出来るというシステムを構築しようという話し合いである。

そんな取り決めをしている家族や施設の職員が何で救急車を呼ぶの?と思われるかもしれない。まさにそのとおりなんだが、人は急な状況になると冷静に判断出来ずに救急要請してしまうこともある。そういう時に救急車は当然出向くが冷静になった家族や施設の人から「実は・・」と急変時や臨死時の心肺蘇生はしないことになっていたという証明の書類とかかりつけ医への確認がちゃんと取れれば、その意を汲み搬送しないという画期的な試みだ。東京都ではすでにその様な取り組みが始まっていてそれなりの効果を上げているという。姶良霧島伊佐地区もその東京モデルを参考にシステムを作り、来年の4月以降に実施していこうと目論んでいる。

日本人は「人は必ず死ぬ」ということを知ってはいてもその間際の時の対処を決めている人は少ない。ACPという言葉が最近よく使われる。アドバンス・ケア・プランニングの略で「人生会議」とも言われ、将来の変化に備え、将来の医療及びケアについて、患者さんを主体にその家族や近しい人、医療・ケアチームが繰り返し話し合いを行い、患者さんの意思決定を支援するプロセスのことである。具体的には「寝たきりで意識もない状態になったら人工呼吸器はつけてほしくない」とか逆に「いや、私はできるだけ延命治療もして努力してほしい」などいったことを事前に決めておくわけだ。

今回の会議でもこのACPを各地域の住民らにアピールしておくことが大事もしくは優先ではないかという意見も出ていた。ただ今回の会議ではACPは元気ばりばりの人にも必要ではあるがもっと現実に死が身近な高齢や病気がちな人たちを対象にする狭義の意味でのACPを進めて生きましょうと司会者が言っていた。むべなるなかだ。で、このワーキンググループ会議、予定では今年中にあと5回も組まれている。ちょっと多いのではないかと内心思っていたら司会者も「あと3〜4回くらいで・・」と減らす意向もあるようで、少しほっとした。

終わって外に出るとやはり寒い。まだ夕食も摂っていなかったので国道10号線を下り、ラーメン屋に入った。そこは以前「暖暮」という博多ラーメンチェーン店だったのが「喜喜」という別の博多ラーメンチェーン店になっていた。そういえば暖暮は客は少なかった印象がある。ラーメン屋ってあっという間につぶれたり別の店になったりするよなー。
ここは味付けを3種に分け、それぞれ皿の色を白、黒、赤に分別している。私は白の「純粋な深みのある豚骨スープ(辛味なし)」の中から煮卵入り880円にした。紅しょうがと胡麻は卓にあったのを付け足したものだ。食べてみてまあ普通の細麺の豚骨スープで典型的な博多ラーメンだ。スープは確かにさほど臭みがなく飲みやすいかな。うーむ、以前の暖暮とそんなに違ったかなぁ。博多ラーメンってこんなものだろう。麺は普通の細麺で硬さは普通にした。バリカタは食べたことがなく頼むのがちょっと怖い。まあバリエーションがいくつもあるので今度寄ったら別のを頼んでみよう。ずるずるぅ〜。

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