2025年1月21日火曜日

「ビートルズ’64」と「THE YES MEN」

Disney+で「悪魔なカノジョは裁判官」は見終わって今度はビートルズのドキュメンタリー「ビートルズ’64」を見た。これもDisney+のみでの配信だ。ビートルズがアメリカ進出を果たした1964年2月前後を当時のアメリカの若者、関係者などのインタビューも交えての映画だ。当時高校生だった少年がビートルズが何者かをさほど知らず、当然アメリカ初上陸とも知らずワシントンDCでコンサートを見に行って衝撃を受けたというインタビューがあった。その少年は後の映画監督デヴィッド・リンチで「おおっ」と思った。だってついこの間亡くなったばかりでしょ(2025/1/15死去)。おそらく1年ほど前のインタビューでその意味でも貴重だった。

ビートルズのメンバーはワシントンのイギリス大使館に招待されて行ったはいいが、当時は上流階級の大使館職員らは労働者階級出身のビートルズのメンバーにあからさまな差別的態度を取っていた。これはビートルズうんちくに詳しい私でも初めて知った。職員の一部はリンゴスターの髪の毛の一部をカットしたりするなど傍若無人な行為も行い、さすがにメンバーも切れて早めにその場を去ったという。当時のビートルズはイギリスでもアメリカでもやかましいヤーヤーという歌と長髪のスタイルが新奇な目で見られていた。もしその職員が現代、いやその数年後にですらタイムスリップしたら、ビートルズはグレイトになり過ぎて、大使館職員ごときの人間がポールやリンゴには畏れ多くて近づけさえしなかっただろーに。

ただこの映画、私みたいなビートルズオタクには興味深いものであったが一般の人にはちょっと退屈でマニアック過ぎる内容だったかもな。年末にジョンとヨーコのロングインタビューもNHKBSで放送され、年が明けて地上波でも放送されているが、やはりマニア向けという気がする。しかしビートルズがらみであればたいてい何でも私には面白い。中学生の頃にビートルズを聴き始めてもう半世紀を過ぎた。それでも飽かず聴いて、見て楽しんでいるってビートルズ以外にはない。

鹿児島にもビートルズのトリビュートバンド「THE YES MEN」ってビートルマニア4人がいてライブパフォーマンスをやっているらしい(https://theyesmen-kg.hp.peraichi.com)。もうビートルズ自体のライブは絶対に新たには見ることはできないので、ライブでは彼らのようなバンドのパフォーマンスで楽しむしかない。以前話題にした湧水町での「イマジンカフェ」でもライブをやっていて、私の大学内視鏡室の後輩でビートルズファンのアカチャンDrもTHE YES MENのライブを見に行っていると自身のSNSで公開している。
50年以上前には既に存在しなくなっていた音楽グループが未だにこうして人々の関心を集め続けている。ビートルズは偉大だ!

0 件のコメント:

コメントを投稿