三日坊主という言葉がある。飽きっぽくて何事も長続きしないこと、またはそのような人を指す言葉だ。昔、修行がきつい僧侶が3日で還俗(僧侶を辞める)してしまう様子に由来し、現代ではダイエット、禁煙禁酒、筋トレ、勉強などが続かない場合によく使われている。
用例でいうと「ダイエットを始めても、いつも三日坊主になってしまう」「せっかく日記を買ったのに、三日坊主で終わってしまった」「また英会話辞めたの?君は本当に三日坊主だね」などがWikipediaに出てくる。その第1の用例の「ダイエット三日坊主」は私にも関係していて、元々肥満気味の私がここ半年くらい若干とはいえさらに肥満傾向になっていて、カールにも「ちょっとおデブ過ぎよ」なんて言われているので「よしっ!今この時点から丸3日間、間食は絶対に摂らない」と禁間食宣言をした。自分が肥満気味になるのは間食のせいとちゃんと分かっている。禁間食すれば必ず痩せてくるというのも過去に実証済みだ。2008年には禁間食と間食したいと思った時にゼロコーラを飲むという方法で半年で約7ー8kgも痩せたものだった。
今回はそれに三日坊主理論をを組み合わせようと思った。「ずっと間食をしない」あるいは極端に「一生、間食をしない」と思って臨むのは実にきつくて困難な所業だ。たいていどこかで一口食べてしまい、それをきっかけにどどどと崩れてしまい元の習慣に戻ってしまう。そもそも最初の3日をきちんと守り切るのが大変なんだ。人間は3日間をきちんと守り通せることがなかなか出来ない生き物で、だから三日坊主という言葉が昔から使われ続けている。そこを乗り越えられると後は守り続けやすくなる。「口寂しいから」「いつもこの時間に食べているから」といった、無意識のルーティンに気づき、それにブレーキをかける練習として3日間は最適な期間で、最初の壁が3日なのだ。またお菓子やチョコレートなどに含まれる砂糖は、血糖値を急上昇・急降下させるため「食べれば食べるほど、もっと欲しくなる」というループを生み出す。3日間完全に糖分を絶つことで、この身体的・脳的な欲求のサイクルが落ち着き始めまる期間だと生理学的にもある程度証明されているってことだ。
病院で仕事をしていると、どこかしこに甘いものの誘惑の危険がある。医局のテーブルの上のかごに数種類ツマミが置かれてあるし、外来の一角に誰かの旅行土産や退職でお世話になりましたなどのお菓子が置かれていたり、内視鏡室にも並ぼーDrからの「皆さんも食べて下さい」とキャンディーやチョコ菓子など必ず置かれてあり、それを目にすると、つい手が伸びてしまうのだ。
だから今日、外来や内視鏡室で最初に「今日から3日間絶対に間食をしないからっ!」と聞かれてもいないのに一方的に宣言した。この宣言行為も有効なんだ。ふう。そんな折り、人間ドック職員のシュミーズさんが「どうしても私に大腸内視鏡を」と依頼してきて、それが無事終わったら「たいしたものではないですが」と焼きドーナツをプレゼントしてきた。有り難く受け取ったが「内視鏡室のみんな、私は食べないからみんなで食べてー」と勧めたのだった。
それと院長室の机にこっそり買ってある私の好きな「ビスコ」も目に付かないように小箱の中に隠した。そんなにお腹空いていなくてもこれを目にすると小袋をつい破ってパクパクしちゃうんだ。
さあて今日1日経ってちゃんと禁間食は守られた。なに、そんなに苦痛じゃない。最初の壁である「3日」を乗り越えられれば、今後の大きな自信に繋がり自己効力感(やればできるという自信)がつく、これが大きい。
で、4日目以降はどうするか。まあ一口二口お菓子を食べてもそれは失敗じゃないと思うようにすればいい。だが、せっかく3日守り切れたことを自ら台無しにはしたくないという心理も生まれて無駄な間食はしなくなる可能性が高い。次の目標は3週間だ。人間の習慣形成にはおおよそ3週間から2ヶ月程度かかると言われていて、これは臨床の場でも患者に禁煙を勧める時「3週間タバコを止められればその後はニコチンが抜けてタバコを吸わなくても済む体質になりますよ」と説明するのと合致する。さっきも書いたが「間食を完全に禁止する」というルールは、長期的に見るとリバウンドを招きやすいという現実もある。絶対に食べない」ではなく「1日の間食は200kcal以内にする」「食べるなら午後3時までにする」「週に1回は間食OKにする」といった達成可能なルールに切り替えていくと長続きすると言われてもいる。
ふふ、そしてこのブログで公に宣言することで絶対に守ってみせるということだ。3日ではすぐには減量はしないだろうが、3日→3週間→3ヶ月と続けることで少なくとも2kgくらい(一応控え目にネ)はダイエットをしてみせようゾ。
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