2023年4月30日日曜日

新型プリウス納車

あれは8年前、忘れもしないまさに2015年の今日4月30日のことだった。

2009年5月に発表されたばかりの3代目プリウスを新車購入しちょうどまる6年が経過しつつある頃、いつものように通勤のため鹿児島北インターへ向かっている時に、ガードレールに衝突してしまい、あっけなくプリウスは廃車になってしまった。ちょうどこの「こてる日記」がホームページ日記コーナーからブログに移行する時でもあり、心機一転する日ではあったが、愛車にとっては悲惨なことになった。その時の3代目プリウスがガードレールに食い込んだ写真は→http://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2015/04/blog-post.htmlのこてる日記で。

そんな4月30日に5代目プリウスが納車されるとは何かの因縁か。夕方17時にカールの車に乗って鹿児島トヨタまで出向いた。ディーラー車庫にマイ新車は鎮座しており、ボディ先端からAピラーがスーゥッと伸びており新鮮で格好いい。正面からも精悍な面構えでこれまでのファミリーカー、省エネカーのイメージはあまりなく、スポーツカーチックなデザインだ。

書類関係は後回しにして操作説明をいろいろと受けた。実は購入決定したころにYouTubeで新型プリウスのレビューを見ていておおよその操作は事前に知っていた。でも細かなところはやはり担当者に聞かねばね。私のは最上級のZグレードでシートは電動で動きしかも2人までメモリー設定できるのは大変に有り難い。プリウスはカールもよく運転するから。ただ、キーは本来2個もらえるのだが半導体不足でまずは1個のみでもう1個は半年くらい待ってもらって届けるそうだ。へーえ。

シートに座るとメーターがハンドルに隠れて見にくいのでは?という指摘もあったが、身長171cmの私にはまったくそんなことはなく、もし見にくいならシート高を上げたりハンドルを下げればたいてい視認可能だろう。ちなみにハンドルは小ぶりでしかもほんわか分厚く握りやすい。それにピラーが寝過ぎて視野が悪いかもという予想もそんなことはなかった。三角窓がよく効いている。後ろの視界もさほど悪くはない。乗り降りも頭をぶつけることもなく低いスタイルの車にしてはほとんど問題はない。

内装で言うとシートは明らかに4代目以前より高級で座り心地もよい。12インチの巨大モニターはかなり目立つ。それより画質が明らかに改善されている。そしてモニター位置が以前はやや下にあって見づらかったのが上がってより視線の移動が少なくてより見やすくなったのがいい。

スマホ接続はBluetoothで簡単に接続できる。ナビは5年間はそのまま有効でそれ以降はまた料金が発生するということだがその時はスマホのGoogleMapで即代用可能だからねぇ、更新代もったいないかも。充電用の接続コネクトは今までのUSBタイプAではなくUSBーCに統一されている。スマホ充電はこの他にもワイヤレス充電用のポケットもあって便利そうだ。
そして肝心の運転操作だが、今日はトヨタから自宅までの10数分しか渋滞の中の運転しか出来ずまだ詳しくは語れない。車体が1400kgもあり4代目プリウスより重厚感を少し感じた。でも動きは軽快で室内は静か。そしてブレーキの感触はすごくいい。カックンしやすいこともなくじわ〜ときれいに止まる。またYouTubeではみんなが「速い!」と言っているからスピードもパワーもあるはず。その感想はまた今度だ。

ともかくも4ヶ月以上の納車待ちでようやくやって来た新型プリウス、まずはほっとした。担当者に聞くと「今申し込むと待ちは2年以上は確実で3年近くなる場合も・・」と言っていたから、昨年12月21日の購入申し込み解禁初日に申し込んだのが良かった。あの時「早ければ半年後くらいには」と言われたのでこのくらいの待ちなら早いほうだったと言える。明日からさっそくニュープリウスで出勤だ。高速道路での運転やナビの使い具合、燃費などまだまだ試したり堪能することがたくさんある。8年前は次の4代目プリウス購入のためしばらくは商用車のエクシードやプロボックスで8ヶ月間乗り過ごした。移動手段だけならこれもありかと思った(ギャップがすごけど)が、やはり車には快適性や利便性も必要だとの思いも新たにした。今度のプリウス、予想以上にイイ感じで1日往復40kmの通勤も楽しくなりそうな予感がする。レッツゴー!

2023年4月29日土曜日

気遣う院長先生

今日は祝日ということでいつもより2時間早い昼の12時から見せたまえ院長室でリアル麻雀だった。面子は私の他、見せたまえ、サブアラド、たつやましたDr。今から思えば、この早く麻雀を始めたことが1日の後半分を決めたと言ってよかった。

半荘1回目、私が好調でほぼ一人トップ状態だった。南場に入ってそろそろ半荘も終わりかなというころ、院長室の電話が鳴った。見せたまえが出ると「ちょっとTVの音を・・」というのでTVを消した。「はい・・はい・・」となんだか深刻そうな口調で見せたまえが応対している。きっと見せたまえの母親のことだろう。数ヶ月前も入院中に体調が悪くなって数日後の麻雀の約束がキャンセルになり、場所も面子も変えたことがあった。

「病院に行かないといけないわ」と見せたまえDr。で、終わりかけの半荘はもうチャラにしてお開きにしようかと私らが言うと、最後まで済まそうということになり私がトップで終わった。見せたまえがドボンで大きく負けていて、「この結果は次回に持ち越しにしよう」と彼は言う。こんなことで負け分をナシにするのは雀士としての矜持が許さないというところか。そして「急だが誰か打てるやつがいたら連絡してみたら」とも彼は言う。で、アンベMRに連絡すると1時間ほど待ってもらえば行けるという。場所を雀荘に変えようかと、たつやましたDrの提案もあったが「ここで打ってもらって部屋の鍵はかくかくじかじかすれば」と教えてくれ、いったん休憩の後、アンベ君が来て闘牌継続となった。

夕方、見せたまえが帰って来てまた打てるのかと思いきや、「(クリニックにある)簡易ベッドを取りに来た」そうで、今夜は母親入院の病院に泊まり込むつもりか。結局そのまま私ら4人でいつものように打ち続けていつもように終わった。私は久しぶりに大勝ちし、たつやましたDrが大負けだった。

もしいつものように午後の14時からの開始だったなら、見せたまえは麻雀は始められないと連絡してきて中止になっていた可能性が高かった。せっかく休日に集まり麻雀を始めた仲間を見せたまえは母上同様に気遣い、闘牌を継続させ、私たちはその気遣いに甘えたわけだ。うむ、母親の回復を祈るとともにまたいつかこっちが何かしら気遣うことがあるだろう。

帰宅後、シャワー浴びてネット開くと、たつやましたDrがネット麻雀を打ち始めていた。うわ、いつもはリアル麻雀の後はまったくネット麻雀は打たなくなるのが常の彼なのに負けて気が収まらなかったのか。明日が休みだしリアルのかたきをネットで取り戻したかったんだろう。私は眠たい目で眺めていたがビリだった。そしてまた次局開始へ・・。もう見続けることは出来ず寝てしまったが、後で記録を見ると彼は午前3時近くまで打ち続け2位2回と少しポイント取り戻していたのだった・・。

2023年4月28日金曜日

緊張から緩和へ

朝、庭で騒々しい鳴き声が聞こえた。あー、ハナビとキタローがまた争っているのかぁ。

しかし違った。ハナビは当然として相手はクロちゃんだったのだ。この2匹、本来はそんなに仲は悪くないはず(兄弟の可能性もある)。でもちょうどエサを食べる時間帯だったのがいけなかったよう。毎日、こてる家でエサを食べているハナビにしたら縄張りを荒らされると警戒したのだろう。

カールはクロちゃんにもエサを食べてもらいたくてハナビにエサを上げている隙に皿を少し遠くに置いてエサを上げた。距離があればクロちゃんもハナビに邪魔されずに食べてくれるだろう。案の定、クロちゃんもじっくり食べることが出来た。それをずっと前にご飯食べ終えて窓ガラスの中でのんびり見ているゲンちゃん。なんかおかしくてカールは写真に撮った。↓。

それから数日後の朝、すでにエサを食べ終えたハナビがロッジにいたとき、またクロちゃんが現れた。駐車場からこっちを覗いている。きっと朝ご飯が食べたいんだね。で、私はまずハナビに少しエサを上げてから、カールがやったように少し離れた皿にクロちゃん用のエサを置いたのだった。↓。

私がエサを置きに行ったら少し臆病なクロちゃんはいったん逃げたが、すぐにやって来て「エサ食べたいんだけど」と皿に近づいて来た。
ハナビには何度目かのエサを与え、気をそらさせて、ようやくエサにありついたクロちゃん。

よかったネー。この2匹、食事の後はロッジの上で近くで仲良くまどろんでいたよ。
エサと縄張りさえ確保してあげればネコどうし、平和に過ごせるんだね(⌒о⌒)。

2023年4月27日木曜日

さらば4代目プリウス

今日の夕方、私たちは某中古販売の担当者を待っていた。7年以上乗ってきたプリウスを売ることになり、業者が今晩受け取りに来るからだ。今まで何台も車は乗り継いで来たが、中古販売業者に車を売るのは初めてのこと。というのもこれまで新車を買う際はディーラーに下取りに出していた。で、今回トヨタにどれくらいの下取り価格になりそうかと電話で尋ねると「実車を見てみないとなんとも言えませんがその年式ならだいたい〇〇万円くらい」との情報を得た。しかしネットで2016年式の4代目プリウスの中古相場を調べると、トヨタの下取り価格より10万以上も高かったのだ。ううむ、これなら中古業者への売却が絶対によさそうじゃん。トヨタの担当者も「中古へ売られるのは全然構いませんよ」と言うしー。

カールが友人から聞いた情報では、某中古業者が高く買い取ってくれるらしいとのことで、この前見積もりを出してもらった。私のプリウスは11万キロ以上も走行していて、事故車ではないが左後ろはこすれて一部が凹んでいる。条件は悪い車なのだ。色は人気の白とはいえ、パールホワイトではないごく普通のスーパーホワイトⅡで、それも若干安くなる要因とはトヨタの担当者の意見だった。でも中古業者もゴールデンウィークのあたりまでに販売したいとの要求があり、相場より若干上乗せしてくれる(予定どおりのセールストークかもしれないが)というし、ネット相場の最低価格より高かったのでOKした。

それでこの前はプリウスに置いている荷物や装具、ボウリングバッグなどを全部取りだしておいた。これで全部OKだと思っていたら、カールに「ETCカードは?」と指摘され、それを忘れていた。小物でうっかりしがちだが大事な品だ。

19時前に業者の人が来て書類にサイン、捺印し,契約OKとなり、マイプリウスは去って行った。ナンバープレートは「1349」でこれは私が希望したナンバーだった。7年間なぜその番号なのか意味が分かった人は誰もいなかったな。ハハ。


ふと、カーポートの屋根を見上げると、枇杷の実も一部は色づいてそろそろ食べられる時期もそろそろのようだ。
さあて、もう数日もすれば新しい5代目プリウスが届く。きっと名残惜しい気分もあっという間に払拭されることだろう。

2023年4月26日水曜日

上白石姉妹には負けても・・

広島ネタが続いた。身近ネタを一つ。タクミDrが「ほら、この写真」と見せてくれたのが↓だった。

手前の男子が彼の一人息子というのは分かったが、後ろの女性二人は可愛いがどこかで見たような・・あ、上白石萌音と萌歌の姉妹じゃないっすかー(向かって右が姉の萌音、左が妹の萌歌、その左が」彼女らのお母さんだという)。

「そうなんですよ。これはうちの子が小学4年くらいかなぁ。彼女らのお母さんがピアノ教室を開いていてそこに週1回通っていたんです」それで彼女らが東宝シンデレラのオーディションに受かって、芸能界デビューして間もない頃にいっしょに撮った写真ということだった。そして「お母さんが美人ですよ」とも。ちなみに息子氏はピアノは全然ものにならなかったそうで、1年ちょっとで通うのを止めたんだとか。いやー、それでもこんな写真が残っただけでもいいじゃないか。

そしてその息子さん、ピアノは今一だったそうだが、とっても勉強が出来てタクミDr自慢の息子さんなんだ。その方面では少なくとも誰にも負けないといってもいいくらいで、人にはそれぞれきっとその人の得意な分野があるはず、とこの写真を見て強く思うことだった。

2023年4月25日火曜日

清々しさは錦帯橋

(4月23日日曜続き)ホテルを出てカールの運転する車はすぐに高速に乗った。助手席で私はずっと目を閉じたままだ。行き先は岩国の錦帯橋(きんたいきょう)なのだが、ゴルフ7のナビはバカなのか「錦帯橋」で入力すると「岩国錦帯橋空港」しかヒットしない。 そこじゃないって。別の入力で試すと明らかに広島の別の場所を指定してきやがる。宮島サービスエリア(SA)にいったん寄ってスマホで錦帯橋付近の住所を入力してどうにか目的地へ着くことが出来た。

駐車場は河原にあり300円。降りると天気も良くてとっても清々(すがすが)しい。子どもの頃から写真で知っている実物の錦帯橋がどーんと鎮座していた。木で出来たアーチが美しい。釘を一切使っていないというのも素晴らしいね。また水流も綺麗で目に優しい。

昼食は橋のそばの店でそれこそソバと名物の押し寿司を頼んだ。カールは日本蕎麦、私は蓮根の蕎麦を頼んでみた。蓮根のはもちもちしてまずくはないがやはり普通の蕎麦の方が美味しかったかな。↓は押し寿司と蓮根蕎麦。

河原には桜がいっぱい植えられ、花見シーズンはきっとにぎわうんだろう。外人さんも広島に比べグッと少なく、いや観光客自体が宮島とは比べそれほど多くなく、ゆったりと過ごしたい人にはとってもいいところだと思った。余裕があればロープウェイで登れる岩国城からの眺めを堪能するのもいいかもしれない。私の目は少しずつ良くなってきてカールのサングラスを借りれば運転もどうにか出来るくらいにはなっていた。それで帰りは下松SAで運転を交代した。

そうそう、サブアラドDrからまた電話が掛かってきたよ。当直で天鳳やっている合間の暇つぶしに掛けてくるんだ。「今どこ?」に「岩国の橋を見物し終わったところ」と言うと「ああ、あの・・・橋、ええとセイタイ・・」「キンタイキョーっす」「ああ、それそれ。病院の慰安旅行で行ったよ。橋を渡ったらアイスクリームの店がいくつもあってさー」「ああ、私たちは食事の後だったからそこには寄らなかったわ」「で、今度はどこに行くのか」「もう帰る」「あら、萩とか行ったらどうだ」「行かんわ」「なら、下関を通るんだろ。だったらあそこの焼きガレーを食べるといいよ」また来たよ、名物勧めが。で、私は言ってやった。「いつもことだけどさー。確認しておきたんだけど、その『焼きガレー』ってあなた、自分で食べたことあるんかね」「・・いや、ない」「分かってたわー!」

まったくもう。実は昨日の広島お好み焼きの「みっちゃん」、あそこも実はサブアラド本人は食べてはいないんだって。それをさも自分が食べたように勧めてくるのがいつものことなんだ。名物に限らず名所もそうだったからきっと彼は「萩」にも行ってないと私は確信している。サブアラドの口車に乗せられてはいけない。「みっちゃん」もおおばばMRも推していたからこそだったが、どこかそこら辺の店でも良かったような気がする。

助手席で十分に睡眠をとっていたせいか、さほど疲れもなく山口から熊本は宮原SAまで3時間もぶっ通しで私は運転した。さすがにそれ以降はカールと交代し、桜島SAのスマートインターで出て、姶良はカールの希望でトンカツの万作に寄った。ここのトンカツは私たちのお気に入りだ。ここでカールはビールを飲んで帰りはまた私が運転。こうして交代運転すれば中国四国あたりはドライブ旅行もしょっちゅう行けるゾ。今度は行き損ねた呉、尾道あたりか二人ともまだ一度も行ったことのない四国がターゲットだな。ともかくも充実した一泊二日の広島ドライブ旅行だった。

2023年4月24日月曜日

広島平和記念資料館

この日は4月23日日曜で、旅行系の日記は長くなりがちなので1日遅れのアップになった。

ホテルのチェックアウト時刻が午前11時で結構時間があるので、ホテルから歩いてほんの5、6分のところにある原爆ドームと広島平和記念資料館見学を予定していた。天気も良いので私はいつものように日焼け止めクリームを塗り始めた。のこりがかなりどうせなら全部使い切ってしまおうと、カールに言わせれば「バカ殿みたいに白く」なるほど塗ったはいいとして、そのため目に染みて大変なことになった。目が開けられず涙がしくしく出っぱなし、まだ資料館にも行っていないというのにー。

原爆ドームって進入禁止で監視カメラも作動していると表示があった。半壊された建物の下には瓦礫がそのまま残されていて綺麗で清潔な周囲との雰囲気との落差が印象的だ。

元安川を渡って平和記念公園に行くとドームに続いて見慣れた光景があった。毎年8月6日に記念式典が開かれるあの場所だ。慰霊碑のアーチを見ればその先に原爆ドームがきれいに入る設計になっていた。
平和記念資料館(原爆資料館)はすぐ近くにあり、午前8時半からの開館で10分前には並んだ。すでに外人さんの団体客が多数並び始めていた。最近外人の資料館訪問が多いとニュースにあったとおりだ。そして私はすでに涙目。1枚の資料写真も見ていないというのに。
この施設は外人さんにとって日本に来たら訪れるべき場所としてだいたい1位か2位になるそうだ。入場料は200円で音声ガイドは別料金400円だが外人さんらにはこのガイドは必携だろう。入ってすぐに原爆投下のシーンを立体CGで表現したコーナーがありこれは原爆の威力のすさまじさを実感できて良かった。この資料館の中でも最新の設備ではなかろうか。

この後は投下直前まで普通の暮らしをしていた人々が一瞬にして悲惨な状況になる写真、遺品、遺骸の数々が展示されている。原爆とは何かを体験でき、ただの兵器、抑止力と思っている人たちに何がしかの心の変化をもたらすはずだ。私はほとんすべての資料を写真に収めた。ただひたすらに。じっくりと見れば2、3時間はかかるだろうが私は50分ほどかかった。1枚だけ載せておこう。
カールはすでに出口にいて少し沈鬱な表情だった。まあこの場所でにこやかな表情にはなれないだろう。そのまま歩いてホテルに戻った。まだチェックアウトまで時間があり、私は開眼するのがきつくてとにかく目を閉じたかった。で、ベッドで30分ほど休んだ。10時半にホテルを出て、もともとは呉の自衛隊資料館や大和ミュージアムなど観光する予定を中止してもう一つの予定、岩国の錦帯橋を目指すことになった。変更理由は私の目のせいで運転出来そうにないのと、カールが「戦争関係の施設をちょっと見る気になれなくて・・」だったから。確かにねぇ。

とまあ、また長くなった。本日の後半のことはまた明日にしよう。

2023年4月23日日曜日

広島もんはなぜに『みっちゃん』には行かないのか

昨日(4月22日)の続き。

カールが運転して広島市内を目指している時、またサブアラドDrからメールが来た。「偶然おおばばと当たった。彼はドボンビリ。ワタスは3位。情け無い😩」これ何のことかというとネット麻雀天鳳で偶然にも対戦相手におおばばMRと対戦し、その結果をわざわざ私に教えに来たということだ。サブアラドDr、土曜昼から月曜朝までずっと当直でヒマついでに天鳳打ちまくっていた。麻雀仲間だったおおばばMRも鹿児島から地元の広島に転勤になり、リアルで打つことはないから天鳳をやっているようだ。それが対戦で偶然当たるのは年に1回程度しかなく珍しいゆえ連絡してきたのだ。

しかしこれを見てハタと思った。「そうだ、おおばばMRが広島にいたんだった。お好み焼きの美味しい店を彼に聞いてみよう」実は朝のサブアラドおせっかい情報で「お好み焼きなら『みっちゃん』という店がいいぞ」と聞いていて、それは本人が行ったことがあるとはいうものの、広島出身で現在そこに住んでいるおおばばMRの情報には敵わないだろうて。で、彼にメールを送ってみた。「サブアラドとの対戦、ドボンだったとか」「完全にやられました。悔しいです」「それはともかく、今広島にいます。お好み焼きの美味しい店ってどこかある?」と質問すると「『八昌』が観光客に人気あります。ただ風俗街にあります」さらに「電話していいですか」ときた。やはりそこは直に聞いた方がいいな。

「既に宮島観光を済ませ広島市内の中心地にあると思われるリーガロイヤルホテルに向かっている最中」と事情を伝え、「サブアラドDrから『みっちゃん』という店を勧められたのだがー」と言うと「ああ、『みっちゃん』もいいですねー」とまずは即答され、やはり有名な店なんだなと思った。しかしだ。おおばばMRはここから面白いことを言ってきた。「私のお勧めした『八昌』も『みっちゃん』も私ら広島のもんが行くかというと行かないです」「ほう」「例えばですよ、鹿児島に住んでいる先生が『熊襲亭』に行くかというと行かないでしょ」「!」いやー見事な例えだねぇ。瞬時に彼の言いたいことが理解できた。私が熊襲亭に行ったのはたった一度きり。それも30年以上前で、その時初めて鹿児島名物の酒寿司(さけずし)を食べたのだが、酒寿司もそれ以降は食べたことはない。おおばばMRは「でもどちらも行って間違いはありません。美味しいはずです」とのこと。そして「お好み村」というお好み焼きが20店以上集まったビルもあるそうだ。

そんな情報を元にホテルから歩いて行ける店を調べると、すぐ隣の広島そごう店に「みっちゃん」があった。実は「みっちゃん」は何店舗もありそのうちの一つで、そごうの10階の名店街にあり、行くとすでに予約客でかなりの待ち時間があった。予約機から出てきたシートは20番、いやーどんだけ待つんだ?店員に尋ねると「時間は分かりませんが閉店までには間に合います」とのこと、それで20分ほど待ったが、3組しか進まないのを見て「他の店を探そう」となった。

そこから歩いて「お好み村」を目指した。ところが10分程度で着くのかなと思いきや40分ほどもかかった。やっと着いたかと入ってみると・・2階にあった「八昌」はすでに売り切れ終了で他の店も客で一杯か「SOLD OUT」の張り紙が・・。客の半分近くは外人さんだったな。いやー参った。

ビルを出て、近くのお好み焼き店も覗いたがやはりダメ、30分1時間は待ちそうだった。カールは「私、別にお好み焼きが食べたいってわけじゃないの」と言い出す始末。そうだねと近くに普通の店はないかと探すが、「いきなりステーキ」や「天下一品ラーメン」などチェーン店ばかり。お腹が空いていたがここに来て鹿児島でも食べられる店に行く気はしない。結局、「そごうの『みっちゃん』に戻ろうか」とタクシー拾って逆戻りした。でも今度はラストオーダー時間の21時までに間に合うかが気になった。戻れたのはぎりぎり20時57分、私たちが最後の客だった。いやはやだ。

私は「牡蠣入り肉団子お好み焼き」カールは「牡蠣のバターしょうゆソテー」や「牡蠣のマリネサラダ」などここでも牡蠣料理にした。見渡せばお好み村の店と違ってここは高級店の装いでお好み焼きもあるが他の鉄板料理がメインのようだった。しばらくして出されたお好み焼き、はあ・・なんてことはない普通の広島風お好み焼きなんだが美味しかったヨ〜。

いやいや、インバウンドが戻った広島ではお好み焼き一つ食べるのにも一苦労する。そして「みっちゃん」で食べられサブアラドDrやおおばばMRの顔も立てること出来、三方良しに終わり、めでたしめでたしの夜だった。途中、お好み村見物をしたことは言わなかったけどさー( ・_・;)。

2023年4月22日土曜日

初めての宮島へ

朝5時20分に自宅を出て、カールと車で広島観光に出かけた。広島は昔1回学会で行ったことがあるが観光は一切しなかった。カールにいたっては初めてだ。実は4年前2019年12月に二人で高速を使って岐阜まで遠出した際(→http://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2019/12/blog-post_21.html)に、瀬戸内海を見て「宮島や四国って意外と車ですぐに行けるネ。近いうちに行こう」と話し合った。だがその直後からコロナ禍になりそれどころではなくなった。特に規制がなくなりようやくで、当初5月の連休明けくらいがいいのではと思ったが、それは最悪と気がついた。広島サミットがあるのだ。コロナの規制どころではないはず。実際、その期間は山陽道も通行禁止になるなどまず観光は無理だ。ゴールデンウィークも混雑するだろうし今回になったというわけ。

運転を交代しつつ福岡を過ぎるころ、サブアラドDrから電話が入った。また通勤途中の暇つぶしに掛けてきたな。「今日は休みか、それとも長島までバイト?」「いや、今九州道を北上中」と答えると「ええ!」と驚いていた。「そんなドライブをするなんて聞いてなかったぞ」と言われても言う義理はないしー。するとよくこの高速を利用するサブアラドDr、「そうだ、もう少しすると面白い看板があるぞ。『キツツキ』の看板だ」と言うのでキツツキがデザインされた看板があるのかと思ってデジカメを持って構えた。運転はちょうどカールの番だった。しかしそれらしき看板はない。するとサブアラドDr「若宮 宮若」という看板が出てくるはずだというのでじっと見ているとそれはあった。

で、通り過ぎた後に、私はまだキツツキの絵柄の看板を探していた。しかしサブアラドDr「若宮宮若があったか。そうか、面白いだろう」と言うので「はぁ?」と答えると「珍しいだろう,その看板。『若宮宮若』で『キツツキ』といっしょじゃないか」だと。で、ようやく言っている意味が分かった。しかし「バカ!てっきりキツツキの面白い絵かオブジェが飾られている看板かと思ったゾ」と返事よ。ほんとあほくさ。

予定では午前11時台に宮島へと渡れればと思っていた。カールの事前ネット情報で「ちょうど満潮の頃で、フェリーは会社が2つあるけどJRの方がいい。それだと大鳥居の前を通過してくれるから」ということだ。11時過ぎにはフェリー乗り場近くまで来て車は駐車場に置いてJRフェリーに乗った。乗る階も3階がいいそうで確かに厳島神社を眺めるにはそれがベストだった。

観光客は外人さんも多かったね。外国人観光客は日本全体で多くなっているが広島は特に注目されているらしい。明日行く予定の原爆資料館はこの1ヶ月、外人さんの方が多くなっているとニュースでも言っていた。↓はフェリーの鏡に映った自分。周りはみんな外人です。
宮島に着くと出迎えてくれるのは鹿だ。ついこの間NHKBS1で放送されていた「平清盛ゆかりの地を行く」にも出ていた。カールもよしよしと挨拶したのはよかったが、なんと観光パンフの紙を食われてしまった。「えー、鹿って紙を食べるんだ」と驚くカール。
そんなハプニング、後で見た外人さんのYouTubeでも同じような鹿の反応もあってたまにはあることのようだった。

ちょうどお腹が空いていたので昼食を摂ろうと牡蠣やあなご飯(めし)を食べられるところに入った。実はさっきのサブアラドDrの電話で「宮島に降りたら『あなご飯』がいいぞ」とのアドバイスがあった。牡蠣は当然知っていたがあなごが名物とは知らなかった。でも私はこう返事した。「確認だが、サブアラド先生。センセイはその『あなご飯』を食べたことがあるのかね」実は今までもこんなパターンが何度もあってすぐにお勧めを言いたがるセンセイなんだが、たいていはご本人は人聞きや単なる知識だけで実体験はしていないことがほとんどだったからだ。「いや、食べていない」ほうら、やっぱり。「でも行った時に食べたいなと思ったけど食事をしていたし時間もなかったから」と言い訳していた。まあそれはともかくせっかくだから食べてあげよう。

そうだった。その前に焼き牡蠣2個で500円というのをほおばっていた。カールは牡蠣が好きだからな。店でも牡蠣うどんを注文していた。

あなご丼はまあ美味しかったが値段が1980円で、ううむそれならまだ玉子丼やカツ丼のほうがよかったかな。でもそれらはいつでも食べられるから。

この後通った表参道商店街は賑わっていたなぁ。いろんな土産物や何十種類ものもみじ饅頭など見て楽しむだけで私たちは買うことはほとんどない。この後神社への参拝を終えて「弥山(みせん)に登ろう」とロープウェイ乗り場へ向かった。ここは私がこだわった。宮島は弥山にまで登らないと来たことにならないとTVを見た後でそう思ったのだ。料金は往復で2千円とちょっとお高い。でも弥山は535mもある。まずは6人乗りのやつに乗って中腹まで行き、そこからやや大型の対面式ロープウェイに乗り換え上を目指す。着いてもそこが頂上ではない。なんとそこから約30分かけて頂上を目指さなくてならないのだ。カールはため息をつきつつ「帰りのロープウェイは16時半が最終だけど大丈夫よね」を確認してきた。時刻は14時過ぎで「それは大丈夫だろうて」と私は特に気にはしなかった。だが結果はそこそこギリギリだったのだ。↓はすれ違い様のロープウェイ。

もし時間がなければロープウェイ降車場のすぐ近くに展望台があるからそこで満足してすぐに下車のロープウェイに乗ればいい。でもここまで来たからには頂上を目指すのだ。

で、登るのかと思ったらまずは下りだった。そしてすれちがう頂上から帰ってくる外人さんらがみんな息が上がって汗をかいていた。うん?結構きついのかな・・。で、結果が↓。

これは頂上の休憩所での私の無様な姿だ。日頃運動をしていない私はぐったり。これでも中腹の霊火堂のところでいったん休憩もしたのよ。しかし休憩後の足取りがきつかった。きっと乳酸が下半身にどっぷりたまっていたに違いない。そうそう、霊火堂周辺では観光客はほとんどが休憩していた。カールから聞いたが「隣のおばさんがさー、『2千円が惜しくて下から登ってきたけどもうダメ、帰りは絶対ロープウェイに乗る』って言っていたわ」と。下からなら1時間半以上も掛かる。普通の観光客がするこっちゃない。カールは私より歩くのは遅かったが私よりへばってはいなかった。で、眺めはやっぱり登ってよかったと思える絶景だった。ただここでちょっとミスだったのが電池切れを起こして写真をほとんど撮れなかった。まだあったのにこれくらいでと電池は2個しか持って来なかったのよねー。(で、NHKBSの画像も参照)

帰りは登りほどではないにしろやはり30分はかかり、しかもロープウェイ待ちが生じていて下車できたのは16時過ぎだった。ひえー。

神社の方に行くと、ちょうど干潮時間で大鳥居の下まで歩いて行くことが出来た。事前にカールが17時ごろまでいるとそれが出来ると言っていたが、まさかそこまでいるはずは・・と思っていたのに。でも良かった。↓はiPhoneで撮った写真。満潮干潮両方はなかなか経験できないはずで、しかも大鳥居は数ヶ月前に大修理が終わったばかりでとてもきれいだったしー。

ここでようやく宮島を出て広島市内のホテルへ向かうことになったが、今日の日記は長くなった。翌日も含め、明日以降にアップすることにしよう。

2023年4月21日金曜日

まるでナッツのように

昼休みの医局でアミヤンDrがプラスチックボトルを取りだし、なにやら粉を入れ始めたので「何それ?」と尋ねた。


 すると「これ?プロテインよ」とこともなげに答え、そのボトルを勢いよく振り始めた。
それがお昼ご飯だというのだ。そして「オレはさー、健診前はこうしてダイエットして体重を減らすんだ。どう、見て。15kgも痩せたのよ」だって。確かに少し前より体が締まって見える。続けて彼は言う。「でも健診が終わったら好きなものを何でも食べてまた太る、そしてまたダイエットさ」だって。それってなんか変じゃ・・。

さらに彼は健康サプリオタクでもある。取りだしたサプリの錠剤をたくさん取りだし、まるで酒のつまみのナッツのようにボリボリ呑み込んでいくのだ。この場合の酒はプロテイン液だが。↓にあるようなサプリを全部取り込んでいく・・。

サプリの類いはほとんど取らない私には異常にすら映る。しかし色艶がよくて確かに元気がいい。こちらとて特に否定は出来ない。でもねー、私は決して真似したいとは思えないのだった。

2023年4月20日木曜日

一枚で百兆

夕方、内視鏡検査も終わり、ゆったりした時間が流れている頃、今月来たばかりのタクミDrが手の内からおもむろに紙幣を取り出し「これ、何か分かりますか」とみんなに聞いてきた。

うん?見たことない紙幣だ。でも文字を読めば「ジンバブエ」と読める。聞いたことのある国名だがどこにあるんだっけ?後で調べると、アフリカ大陸の南部の内陸国だった。

そして「これはジンバブエのお札でなんと100兆ジンバブエドルです」と言うではないか。はあ?!百兆だなんてそんな大きな数のお札ってどういうこと。ああ、確かその国はインフレが激しくて問題になったって聞いたことがあるわ。なんでもその時のお札がコレクターに有名なんだそう。タクミDr曰く「このお札、日本円にして0.2円程度です」だって。ゲゲ。製造するコストの方が高いんじゃないか。

現在はこのジンバブエドル札は使われていないそうだ(当然)。経済政策が失敗するとこんなトンデモ紙幣も出てくるというわけだ。昔、第一次世界大戦後の某国でもハイパーインフレになりお札を壁紙にして貼っていた報道写真があった気がする。ジンバブエのお札なんて実質持っていても何も利用価値はないだろうが、話のタネという意味では役にたった。それにしても職員が代わると話題も変わる。面白いネ。