センバツ高校野球もついに山梨県が8度目の正直で決勝進出し、山梨学院対報徳学園のカードだった。実は高校野球オタクの間では意外にも山梨県が1回も春夏通じて決勝進出していないのは知られていた。そのネタは私とチッチが挑戦した2020年5月15日のこてる日記「『高校野球カルトクイズ』にオタク二人が挑戦」https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2020/05/blog-post_15.htmlに詳しい。これで一度も決勝戦進出のない県はあと3つになった。その3県とは・・私は即答出来るが、ほとんどの人は答えることは出来ないだろう。
2016年8月2日のこてる日記「高校野球オタクの目の付けどころhttps://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2016/08/blog-post_2.html」にある。それは東日本には「学院」が多くと西日本には「学園」が多いという指摘だ。だいたい箱根の関あたりを境にそういう傾向がある。今回はまさしくその通り「学院」対「学園」対決になった。そしてセンバツ決勝ではこれが初めての学院学園対決なのだ(ちなみに夏の選手権大会では過去一度だけある。1987年の常総学院対PL学園で、私はその試合を甲子園で観戦していた)。
医局ソファに寝転んで観戦していたが報徳学園が2点先行したところで眠りに落ちてしまった。気がついたら明らかに試合終了の様子で、すぐにはどっちが勝ったのか分からなかった。でも学園の選手の後ろ姿に元気がないのに対し、学院の選手らは笑みがこぼれている。これは・・ついに山梨県が初の甲子園優勝を果たし、学院対学園は学院優勝となったんだと理解した。
これでセンバツに限れば決勝に進出した学院6校目で3校目の優勝となった(作新学院、常総学院に続く)。学園側はというと今回で11校進出し6校優勝している。高校野球オタクってこんな(つまらない)ことに喜びを見いだす人種なんである。ちなみに夏は学院8校、学園11校が決勝進出し、学院優勝4校、学園優勝6校である。
こうしてみると学園側が優勢だが、これはPL学園が春3回夏4回優勝しているというのが大きい。しかしすでにPL学園野球部は存在しておらず復活は望めないため、今後は東日本の学院勢の優勝回数が伸びてくるだろう。東は山梨学院、作新学院、浦和学院、聖光学院、八戸学院光星、常総学院など優勝を狙える学院が目白押しなのに対し、PL無き後の西は報徳学園、智弁学園ぐらいしかなく、少し期待できるのは新進の岡山の創志学園くらいか。我が鹿児島の神村学園も今のところせいぜいベスト8くらいだしー。
高校野球オタクは閉会式の間もぼうっとそんなことを考えていたのだった。
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