2018年8月16日木曜日

東院西園

仕事も忙しいし高校野球もちょくちょくチェックしているので家に帰ってもなかなかゆっくりできない。タイムシフトマシンで予約なんかしなくてもすぐ再生できるのもやや問題か。どうしても見ちゃうんだよな。

週刊朝日の夏の甲子園特集号も毎年購入して試合のたびに眺めている。各チームの紹介がメインだが、これまでの本大会の試合結果や記録、各都道府県の出場校記録などがまとまっていてそれについ見入ってしまう。それを毎年何十年もやっているから自然と高校野球の歴史に詳しくなってしまうのだ。

野球とは関係ないかもしれないが、出場校の名前を見ていて以前から気になっているのが私立校台頭がこの30年目立つ(桑田清原の頃はまだ私立公立ほぼ同数だった)のと「学院」と「学園」の東西格差だ。これは以前にも日記で私が指摘したのだがなぜなのかはよく説明できない。それは「学院」と名が付く学校は東日本の私立に圧倒的に多く西日本にはほとんどないという事実だ。今大会は如実にそれが出ている。

学院勢・・・すべて東日本
「八戸学院光星」・・・青森
「聖光学院」・・・福島
「作新学院」・・・栃木
「浦和学院」・・・埼玉
「中央学院」・・・千葉
「山梨学院」・・・山梨

学園勢・・・すべて西日本
「報徳学園」・・・兵庫
「智弁学園和歌山」・・・和歌山
「創志学園」・・・岡山
「沖学園」・・・福岡
「日南学園」・・・宮崎

実は学園と名の付く学校は東日本にも結構ある。有名どころでは埼玉の「聖望学園」神奈川の「桐蔭学園」「桐光学園」東京の「東亜学園」「佼成学園」「世田谷学園」東に含めていいと思うが長野の「松商学園」などある。しかし東北にはほとんどなく北海道も「白樺学園」くらいしか浮かばない。学院となると東には上記のほか岩手「一関学院」青森「弘前学院聖愛」栃木「国学院栃木」茨城「常総学院」東京「国学院久我山」がまだある。

西には学園はいっぱいだ。ご存じ大阪「PL学園」奈良「智弁学園」香川「尽誠学園」宮崎「延岡学園」「日章学園」鹿児島にも「神村学園」がある。まだ挙げよう。旧京都商「京都学園」兵庫「神港学園」「三田学園」三重「津田学園」福岡「筑陽学園」佐賀「佐賀学園」などなど。そして西の学院だがこれは少ない。最近聞くのは熊本「九州学院」くらいで戦前の兵庫「甲陽学院(甲陽中)」「関西学院」(戦後は2009年に1回のみ)が、あと宮崎の「日向学院」が1982年の選抜が最後である。東日本の「学院高」が毎回甲子園をにぎわし優勝もしている(常総学院、浦和学院、作新学院)のに比べ明らかに見劣りする。

「甲子園出場校には「東院西園」の傾向あり」甲子園学会なるものがあればこれを発表しよう。ただ、なぜそうなのかという論理的説明が出来ないのがちと苦しい。だれかその理由を知らないか?

(学院がキリスト教系の学校に多く使われる傾向があるのは知っているが、今大会では八戸学院光星と聖光学院くらいで作新、浦和、中央、山梨は関係ない。ちなみに常総もキリスト教系ではない。いずれにせよ東日本に学院が多い理由にはならない・・)

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