2021年7月31日土曜日

この時期救急で来る病気とは?(除く熱中症)

今日の土曜は午前外来、午後日直、夜は当直とフルで仕事だった。午前は発熱外来も兼任し保健所からの依頼で何人もPCRも実施した。高齢者はワクチン接種が8割を越えているからかコロナ患者はこのところ発生していないね。それに対し若者ではカラオケに行って感染しているケースもあった。業界の方には申し訳ないがカラオケは密室の中でマスクを外して声張り上げて歌うしでコロナ感染には一番のリスクじゃないの。コロナ禍が落ち着くまではカラオケは行くべきではないわ。

この暑い時期、救急車で来るのは熱中症が多いが、尿管結石もちょくちょくある。急に左右どちらかの腹痛を来し我慢できないほどになって救急要請するのだ。夕方と日付が変わっての明け方どちらも年配の女性が運ばれて来た。尿管結石って尿量減少と少し関係がある。脱水気味になると結石が出来やすいし、尿管で引っかかりやすくなる。ひっかかった結石は尿管のけいれん(ぜんどう運動)を起こしかなりの痛みを起こす。実は私も20代40代の2回起こしたことがあり(いずれも右側)、患者さんの痛みはよ〜く分かる。しかし1日以上続くことは稀で結石が膀胱に落ちれば全くと言っていいほど痛みは消失する。水分をよくとり(水か麦茶あたりがよい。お茶は結石の原因になるシュウ酸が含まれているので避けた方がいいかも)排尿を促すと排石されやすくなる。結石の大きさは痛みとは余り関係ないが5mm以下はまず自然に排石されるので水分とって鎮痛剤を使っていればたいていは治る。
ただ1cmを越えるようなものは尿管に嵌まって尿の流れを悪くし、はては腎機能低下を起こすような場合は体外衝撃波で破砕し排出を促す必要がある。青雲会病院にはその機械もある「ESWL(体外衝撃波結石破砕術)」という。なぜか泌尿器科のDrが2人以上いないとこの治療は保険が通らないが、今年2月からミエマドDrが赴任してきて2人体制になったのでまた治療を再開している。今回の2人はいずれも小さな結石だったので泌尿器科に頼むまでもないか。尿管結石は日本人男性の7人に1人、女性の12〜15人に1人が生涯に一度は経験するといわれ結構ありふれた疾患だ。急な腹痛が生じたら青雲会病院へ来てみて。いきなりこてる先生が診察し「これは尿管結石だぁー」って病状説明してくれるかもヨ。

2021年7月30日金曜日

大腸憩室出血のはずが・・

数日前から「大腸憩室出血」で入院している某患者さん、何回も下血を起こすのでそのたびに大腸内視鏡をくり返すのだがどうしても出血源の憩室が見つからない。まあ、それはよくある話でどこの病院でも憩室出血の止血に苦労する。憩室出血の止血率は全国平均で2、3割ってところだ。しかし私は粘り倒すのでいったん入院させたら5割以上止血に成功している。

入院中に下血するとすぐさま大腸内視鏡を行うことが出来るので出血源発見率も高まる。この患者さんは上行結腸に20個弱の憩室があるのみと判明しているので、そのうちのどれかが犯人のはずだ。しかし検査時には出血は止まっていてなかなか見つからない。1個1個吸引反転し刺激してわざと出血させ出血源確定を試みるのだが見つからないのだ。

そこで昨日は可能なかぎりクリップを憩室に掛けていった。憩室の底が見えて明らかに露出血管のないものは省きクリップを掛けまくること10個程度20本以上。ついには保管してあった標準サイズのクリップの在庫が尽きるほどだった。これだけ掛ければ今度出血したらある程度出血源が絞れるだろう。それに掛けた10個ほどの憩室の中に出血源があるかもしれない。これでほぼ下血は止まるはず、だった。

昨日は夕方にS状結腸捻転の患者さんの緊急内視鏡をし終わって19時を過ぎたころ、また下血があるとの報告があった。げげー。もうその時には入院して五度目の大腸内視鏡をする気力は残っておらず絶食点滴安静の指示を出すのみにした。おかしい。これだけやって出血源が見つからず可能なかぎりの処置をしても止血出来ないというのはあまりないこと。その時は頭も体も疲れていたので、今日大腸内視鏡をすることにして帰宅の途についた。

今日、腸管洗浄剤での前処置をしっかりしてみて、あることが分かった。というよりもこの患者さんは大腸憩室出血ではない!ということが分かったのだ。普通大腸内視鏡をすると盲腸までは必ず入れて観察し、さらに小腸末端までちょこっと挿入して観察する。その原則を今回は行っていなかった。大腸にいっぱい血が付いて出血源らしい憩室が上行結腸にいっぱいありそこが出血源とばかり思っていたのだ。だが原則どおり小腸まで見てみると・・小腸も血液がいっぱい付いていてぎりぎり奥まで付着していた。ということは出血源は大腸ではなく小腸より上の方ということだ。胃や十二指腸の潰瘍出血も当然考えられるがこの患者さんはすでに検査していてそれはないと分かっている。ということは小腸が出血源ということだ。はあ、そういうことだったか。

この患者さんに対し、これまでの経験上、憩室出血は間違いないという思い込みがアダになった。だって目の前に出血しそうな憩室が20個ほどもあったからねえ・・。小腸出血は鎮痛剤内服副作用による潰瘍出血か先天的に小腸に出来るメッケル憩室からの出血が考えられる。鎮痛剤潰瘍出血は私も以前に経験がある。メッケルはない。いずれにしても小腸内視鏡が当院にはないので紹介せざるを得ない。鹿児島市内のプーさん病院がいいかな。しかしすでに日も暮れかかっていて明日紹介することにした。

やはり原則どおりの観察を怠ってはいけない。思い込みはいけない。反省しきりのこてる先生であった。

2021年7月29日木曜日

オリンピックを悪者にするな

オリンピックは日本が柔道を中心に絶好調で毎日毎晩TVのチャンネル切り換えが忙しい。それで2画面モードにして観戦することも多い。今日は女子濵田尚里、男子ウルフ・アロンのダブル金メダルで、いやめでたい、めでたい。
そんな脳天気に喜ぶ私などに「世間ではコロナが一層ひどいことになっているのにー」と言いたげな人たちがいっぱいいそうだ。東京では新規感染者が3千人、4千人を越え、全国ではトータル1万人越えとなったと、そら大騒動だ。

しかしちょっと待って欲しい

感染者数よりももっと大事な数字は死者数ではないか。そしてこれから上げる数字を見て驚かないでいただきたい。日本の6月の死者数は約1700人だったのに対して7月は現在まで約500人と7割以上も減っているのである。これは高齢者へのワクチン接種が8割以上達成という対策が劇的な効果を上げているとみてよい。40代50代はほとんどがワクチン未接種だが死者数はこれも大きく減少している。30代以下は死者、重症者数ともに0ー2人で特に変化はない。今、感染者全体の6割以上が20代30代だ。ということはコロナは増えてはいるが対策はおおむね順調でマスコミ等が大騒ぎするほどではないと分かる。今後40代50代からワクチン接種も進むし、後1、2ヶ月もすれば落ち着くと予想できるではないか。

オリンピックが感染拡大と無関係なのは明白だ。オリンピックとはほど遠い大阪や沖縄でも感染者はかなり増えているし、感染拡大傾向はオリンピックの始まる3週間ほど前から始まっていた。オリンピックを悪者にしないで欲しい。いまだに感染拡大とオリンピックを結びつけてオリンピックを非難する人を見ると何か思想背景に歪んだものがあるか、客観的事実に基づいて物事を判断できない人なんだろうなと思えてしまう。

オリンピック、こんなに面白く夢中にさせてくれるスポーツイベントはそうはない。例えコロナ禍でも開催する価値はあると私は思っている。

2021年7月28日水曜日

今、ドラマより見るものといえば

中国ドラマ「射鵰(しゃちょう)英雄伝・レジェンドオブヒーロー」全52話も現在50話でいよいよ終わりに近づいてきた。5月13日に見始めてからなので2ヶ月半もかかったことになる。まあそれなりに面白いのだが、続きを見たくてしょーがないというほどでもなかったかな。10年に1回くらいドラマ化されるほど中華圏では絶大な人気を誇るそうで、この前紹介した「中国ドラマあるある」もほとんど出てくるから日本でいえば「水戸黄門」か「忠臣蔵」のような定番ドラマと思われる。

宋朝末期の蒙古と金朝もからむ大きな政治のうねりも取り入れ、個性的な武芸の達人がいっぱい出てくる。その達者ぶりはこの前も画像にしたがもはや武芸というよりは超能力だ。空を飛び、水を巻き上げ、波動を起こす。スターウォーズのダースベーダークラスが何人も出てくるのだ。あと、点穴といって胸の一部をツンと突くと突かれた人は動けなくなるという術も頻繁に出てくる。口は動くが身体は動かないというのがまあお約束のようで、達人がまたツンと突いたら急にその人はまた動けるようになる。そういうものだと知らないと最初は「なんでこの人はその場を逃げないんだ」と、はてな印が脳内で渦巻くことになる。

50話になっても主人公郭靖(かく・せい)はまだ波乱の中にいて後2話しかないというのが信じられない。調べると射鵰三部作といってこの後もストーリーは続くんだそうだ。崖から落ちて死んだと思われていた(いや、視聴者はそうは思っていない)穆念慈(ぼく・ねんじ)はやはり生きていて楊康(よう・こう)との子を生み郭靖によって楊過(よう・か)と名付けられ、この子が成長して第2部の主人公になるという。なるほどねー。

ふう、このドラマを完走するために韓ドラをこの3ヶ月一切見てない。この2年なかったことだ。ま、韓ドラも1年半で60作ほども見たから少々飽き飽きだ。その代わりとでもいうべき中国ドラマも楽しめたが、ハマる人はハマるだろうが私はしばらく見るのは休みたい。中国ドラマの朝廷ものや現代ものはまだ見ていないが「あるある」でも出てきたようにかなりクセがある。

今はドラマよりYouTube鑑賞がメインになってきている。10分以下で自分の関心のある気軽に見られるコンテンツが今一番しっくりくる。なんだかんだいってもドラマや映画は見るのに気合いがいるからな。軽薄短小の時代と言われて久しいが、ネット時代の今、重厚なものに挑戦する気概が薄れてきやすいというのは本当のようだ。

2021年7月27日火曜日

理事長、ゼロコーラを飲む

朝、医局会が終わった直後に某製薬メーカーによる新薬説明会があった。説明会ではメーカーによるサービスでペットボトルの飲み物が提供される。ほとんどがお茶かコーヒー飲料なのだが青雲会病院ではゼロコーラも数本出されるのが恒例だ。これ、こてる先生が10年以上も前から「ゼロコーラも入れておいて」と言い続けたから(笑)。これは各メーカー暗黙の了解となっている。

今日は2本置かれていた。で、その1本を取って机に置き説明を聞いていたところ、隣に座っていた可愛いんだ理事長がそれを見て「これはどんな味がするんだ」と聞いてきた。どんな味かって言っても・・と即答出来ないでいると「苦いのか?」と聞かれ「いや、普通のコーラと同様に甘いです」と返事した。するとおもむろに理事長は立ち上がって部屋の入り口に置かれてあったもう1本のゼロコーラを取って来て、プシュッと開け、ぐいっと一飲み。


しかしその直後、喉に引っかけてしまい・・ゲホゲホ。説明会が終わって一言、「まずかった。引っかけてしまったからな」そして「えらく美味しそうに見えたからなぁ」と。あはは確かに冷えてつぶつぶの汗をかいているコーラは暑い夏には合っている。でも慣れない炭酸飲料に戸惑ってしまったよう。

でも次からはゼロコーラを取られないで済むかと少しほっとした私であった。

2021年7月26日月曜日

オリンピック、今日だけ反対

昨日は阿部一二三&詩兄妹が同日金メダルで今日は大本命の大野将平がまた金メダルと日本柔道は絶好調だ。夜は水谷隼、伊藤美誠の卓球混合ダブルスをずっと見ていた。いや、実は中国相手に0ー2でリードされている知り、このまま負けちゃうのかと見る気が失せていたのだが3ゲーム目を取ったことでもしやと思い見始めた。すると意外にも接戦をものにし2ー2になってしかも3ー2とリードしたとなればもうTV前から離れられない。3ー3に追いつかれても勝てそうな雰囲気があった。しかしまさか8連続ポイントを取るとは!私は「もう勝った、これで」というとカールは「いやまだ分からないわ」と油断しちゃいけないとばかりにつぶやくが、それはほとんどあり得ないだろう。この試合でも7ポイント連続取られはあったが8連続はない、だから大丈夫と。

麻雀でも8連荘といって親で8連続上がると役満扱いするローカルルールがあるなど、7と8の間には結構な差がある。確か高校野球夏の甲子園でも7点差逆転ゲームがあったが8点差は・・あ、確かあった。1997年(平成9年)市立船橋(千葉)ー文徳(熊本)と2014年(平成26年)大垣日大(岐阜)ー藤代(茨城)の2試合でいずれも序盤に8点差付けられたが打棒爆発で17対10で市立船橋、12対10で大垣日大が逆転勝利している。ただ今のところ9点差を跳ね返したゲームはない。こういうのはチッチが得意ですぐに「ああ、あの試合ね」と出てくる。市船ー文徳戦は彼の愛読書「高校野球事件史」に確か出ていたはず。
甲子園でいえば7月24日の鹿児島県予選準決勝、神村学園対鹿実は神村優位かと思いきや9回に3点差を鹿実がひっくり返し9xー8で大逆転勝ちしていた。そんでこりゃー決勝も鹿実に勢いがあると思いきや、長年のライバル樟南に0ー7とコロリと負けよった。互いに夏の出場20回目をかけた試合だった。今回は樟南の西田投手の出来がかなり良かったようだ。「ようだ」と書いたのも実はタイムシフトでその模様を見ようと思ったのに、な、なんと決勝の放送をどこもやってなかったからだ。NHKもテレ朝系のKKBもオリンピックしか放送してなかった。ゲーッ!

この時ばかりは思ったネ。ずっとオリンピック開催、賛成賛成大賛成と言ってきたが、今日だけは反対って。

2021年7月25日日曜日

スケボーの陰で泣いている関係者とは

トヨタから「そろそろプリウスの定期点検なんですが」と電話がかかってきた。ああー、そういえば連絡ハガキが来ていたがすっかり忘れていた。「今日でもOKですよ」というから昼13時に予約した。日曜の昼は囲碁のNHK杯があるはずだがまあいいか。あれ?新聞を見ると、Eテレに囲碁番組がなくすべてオリンピック放送になっている。放送延期なのかと思ったらラテ欄に珍しく将棋と囲碁の紹介があり、放送時間が月曜未明の午前1時から3時台に放送移動していた。いったい誰がそんな時間に見るんかい。でもないよりはマシだ。録画予約しておこう。

トヨタで点検中、TVではスケートボードをやっていて、確か誰かが午前に予選通過をしていると聞いていて、まあどのくらいまで上に行けるんかなぐらいに思っていた。途中、画面がぶれてこれはトヨタのTVは古いからかなと思ったら放送局の機材不良だったようだ。スケートボードは見てもよく分からず、雑誌もチラチラ見ながらの観戦だった。するとアナウンサーが「決まった、決まったぁー」と叫び、何やら日本人選手メダル取ったみたいだぞ。え、金メダル?!堀米雄斗という選手がビッグトリックとやらで金確実になったとか。へーーえ、びっくりだ。今大会はスケボーにサーフィン、スポーツクライミングなど若者に人気のスポーツが新種目になっている。意外にも日本人の得意分野みたい。

いや、めでたいことだが、そんな中である競技団体関係者はほぞをかんでいるかも。他ならぬボウリングだ。オリンピック競技を決定する時にボウリングも一応候補の一つだった。ボウリング関係者にとってオリンピック参加は悲願といわれている。しかし最終協議でスケボーやサーフィンに敗れた。そっちの方が現代の若者に受けているという思惑がIOCにもあったようだ。3年前(2018/10/24)にも日記ネタにしたが、1971年の日本のボウリングドラマ「美しきチャンレンジャー」の冒頭は「現代のスポーツ、ボウリングは今やオリンピック種目に加えられようする動きすらある」というナレーションで毎回始まっていた。

あれからちょうど半世紀50年。ボウリング関係者の悲願は未だ叶えられてないどころか、他競技に押され、ますます遠のいているよう。50年前は「現代のスポーツ」でも今はどこか「昭和のスポーツ」のイメージだ。オリンピックで注目を浴びるスケボーなどにますます差を付けられボウリング関係者はぐっと涙をこらえているかも・・しれない。ああ。

2021年7月24日土曜日

幸先良し、東京オリンピック

オリンピックでは柔道は必ず見る。緊張感がずっと続くし決着がはっきりしているし、ともかくも面白い。軽量級から始まって日本勢は男女とも勝ち上がっていった。ルールが以前とは微妙に変わっていて指導3回もらうと負けだが指導の差で勝負はつかないというのはいいルールだ。ずっと以前は審判員の旗判定だったり指導の差でも決着がついたりとすっきりしないものだった。技のポイントがはっきりつくまで延長無制限となれば柔道本来の技の決まりで勝ち負けが付くのでいい。指導3回敗退ルールも悪くなく、ずっと以前はポイントをもらった方が掛け逃げをするという逃げて反撃させない卑怯な戦略がまかり通っていた。延長が5分も続くと外国人選手はバテてくるのが画面を通しても分かるほどで、男子の髙藤直寿(たかとう・なおひさ)などそれで勝ったようなものだった。決め手には欠けたが負けない柔道に徹していた。勝ち方にこだわらない選手が日本にも出てきたのは進歩だよ。前回リオの銅を金に変えて雪辱を果たしたのえらい。よし!幸先いいぞ!
女子の渡名喜風南(となき・ふうな)は決勝で負けたがよう頑張った。あの体格差はいくら体重別でも相当不利だ。私は名前と顔からして沖縄出身とばかり思っていて、「沖縄出身初の金メダリストかっ」と期待したが神奈川出身なんだって。沖縄県出身者はまだだれも金メダルを取っていないとチッチに今日聞いて初めて知ったんだ。これは実に意外だが、沖縄にいては柔道ではオリンピック選手にまで育たないだろう。しかし空手では・・そう組み手で金メダル最有力と言われる喜友名諒(きゆな・りょう)がいる。空手は沖縄が本場、他にもいっぱいオリンピアンがいるかと思いきや、沖縄出身は彼ぐらいのものらしい。決勝での型はやはり「アーナン」かな。きっと初の沖縄出身金メダリストになるだろう。
初日からいっぱい競技があってチャンネル動かす手も忙しい。でも、何度も言うがオリンピックが中止にならなくて本当に良かった。え、開会式の視聴率が56.4%だったって?!とんでもない視聴率よこれは。なにそれ、みんないっぱい関心あるじゃない。誰だ中止させたがっていたのは。一部の偏向した考えの連中に惑わされたらダメだよ。オリンピック開催は実は多くの人たち、日本国民に限らず世界中の人たちが望んでいたことなんだ。それを中止にしたら本当に笑笑(わらわら)だよ。

2021年7月23日金曜日

オリンピック開会式、気が早いが、閉会式に私が望むこととは

オリンピックの開会式が20時から始まった。布団で寝そべって見ていたのだが・・序盤のちょっとよく分からない演技というかパフォーマンスにもう少し分かりやすいのはなかったのかなと思って見ていた。で・・ようやく選手入場が始まりほっとすることが出来た。入場音楽はあのドラゴンクエストのロトのテーマだよ。いやー、我々世代から下にはすっごくなじみのある音楽だし、入場曲にぴったしだなと思った。すぎやまこういちさんもうれしかったろう。で、入場順が50音順というのも少し面白かった。でもそれならアメリカは早い段階で出てくるのにと思ったのに出てこない。なんで?

見ていたらカザフスタンの女性旗手が美人で衣装もお姫様風で目立っていた。そう思ったのは私だけではなくネットでもすぐに反応しYahooなどでもトップニュース扱いだった。陸上の有名選手で見た目よりずっと年配で36歳、すでに2児の母親だという。

それとマスクだったというのも良かった。これに限らないがマスクのためにより美人に見える女性が最近多いんだよな。昔から「夜目遠目笠の内(よめとおめかさのうち)」といって女性が美しく見える状況を言うが、笠を使わない現代では「夜目遠目マスク掛け」に言い換えてもいいかも。

でもね、この後は覚えていないんだ。寝てしまっていた。気がついたら聖火ランナーが最終に近づいていて王長島松井というプロ野球のレジェンド3人が聖火をゆっくり運んでいた。うわ2時間近く経っているわ。はー、大坂なおみが最終聖火ランナーか、まあ無難な選考か。着火もそれほど奇抜でなく富士山モチーフの聖火台に普通に火がともされた。ふう、これでようやく終わりか。最近の開会式は長いな。タイムシフトにしていたから途中途中を見直そう。

そうか、アメリカは次々回のロス・アンゼルスでのオリンピック開催、フランスが最後から2番目だったのは次回開催だからか。ようやく納得がいった。ドローンの地球儀はすごかったし、競技紹介でピクトグラムっていうの、なかなか面白かったネ。でも観客がいないとちょっぴりつまらないのは仕方なかったか。中止になるよりかよっぽどマシだもん。開会式は開会式でどうあってもいい。私はアスリートたちのぎりぎりの真剣勝負を見たいんだ。そっちが一番重要でしょ。あと、今のうちに言っておくが、閉会式では喜納昌吉の代表曲「花〜すべての人の心に花を〜」が是非会場に流れて欲しい。なぜか?

知っている人もいるかと思う。喜名昌吉は1964年の東京オリンピック閉会式で多国籍の選手らが閉会式で入り交じって仲良く歩いている映像を見た瞬間、衝撃に打たれた。エピソードによると・・選手たちは各国入り乱れ、肩を組み、肩車をし、踊りを踊り、笑うものあり、泣くものあり、そして互いに祝福しあいながら入場行進を行った。そこには国境や人種といった人類の垣根を越えた「平和の祭典」の姿がたち現れていたが、テレビの中継でこの模様を見た喜納は涙がこみ上げる感動を覚えたという。実況のアナウンサーの、「泣いています・・・笑っています」という言葉とともに、この日の感銘が歳月の中で喜納の中で発酵して生まれたということだ。「花」は世界各国で歌われ60か国以上で多数のアーティストにカバーされヒットもしている。そのきっかけがオリンピック閉会式だというのならそれを流さない理由はない。絶対聞かしてくれよー!

さあ、ともかくもオリンピックは始まった。明日からTV観戦で十分楽しもうぜー!

2021年7月22日木曜日

オリンピックが始まったぞー!

東京オリンピックの開会式は明日だが昨日の女子ソフトボール、今日の男子サッカーと早くも競技は開幕となった。サッカーは相手が南アフリカで相手のコロナ感染で試合そのものが行われるか微妙だった。だからきっと調整不足で弱いかと思いきや蓋を開けてみれば意外に頑張って日本は苦戦した。久保建英の左足一閃のシュートが決まらなければ引き分けもあった。やはりオリンピックは超真剣勝負、そうそう簡単には勝てやしない。男子は今回は期待が持てる。それに比べ女子サッカーのなでしこジャパンはいまいちの調子だ。カナダには同点がようやくではメダル獲得は厳しそう。

もし男子サッカーが準々決勝にまで勝ち上がって7月31日20時から横浜で戦うことになれば私にとっては複雑な心境になる。そのカードは観戦チケットが当たっていたからだ。まあどの国の組み合わせでも面白い試合が見られたはず。その日はTVできっと観戦するだろう。ああ、あの辺りで座って見ていたのになぁって。でもTVでもいい。オリンピックは開催されただけで十分だ。多彩なスポーツの真剣勝負がこの日本で見られるのだから。
久保、1対1から左足からの鋭いシュート!
相手デフェンダーは全く手が(いや足が)出ず↓
相手GKも飛び込むが届かず↓
決まった瞬間やったーの日本↓
そして謎のKの字パフォーマンス↓
久保はまだ20歳になったばかり。3年後も24歳以下だからまだオリンピックに出られるゾ。

今、コロナで巣ごもって外に出ず過ごしましょうと政府もマスコミもアピールしている。ならばオリンピック開いてTV観戦してもらうのは最良の策じゃありませんか。東京の一部の選手、関係者のコロナ管理くらいはやればちゃんとできるでしょう。オリンピック中止にするほどのことではない。今のうちに言っていくおくが、みんな後に「あの時オリンピックを中止にせずに良かった」ってきっと言っているサーね。

2021年7月21日水曜日

中国時代劇あるあるPART2

5月からAmazonプライムで見始めた中国時代劇「射鵰(しゃちょう)英雄伝 レジェンド・オブ・ヒーロー」の終わりがようやく見えてきた。5月18日から見始めるも全52話なんでひまひまに見ていたら2ヶ月経ってようやく第44話、あと8話だからやっとである。

男性主人公の郭靖(かく・せい)と女性主人公の黄蓉(こう・よう)はともに行動しお互いに愛し合っているのだが、郭靖は世話になった蒙古の姫君との婚約が足かせで、黄蓉は頑固な武芸の達人の父親の理解がなかなか得られないためずっと一緒にはなれないでいる。まあすぐに夫婦になってしまうと52話ももたないか。

ライバルかつ因縁の楊康(よう・こう)は金国の王子として育てられるが本来の宋人として生き方に悩むも結局富と名声の金の王子の方を選ぶ。ただ宋人で金に恨みを持つ美人の穆念慈(ぼく・ねんじ)に対する愛情は本物で金国との葛藤に悩むことになる。で、穆念慈は妊娠したにもかかわらず39話で崖から落ちて死んだ・・と思われた。現在、物語の中では落ちてから全く登場せず周囲も死んだとのことで話が進んでいるが、きっと生きているのではというのが、またあの李姉妹のYouTubeで「中国時代劇あるあるPART2」がアップされ、全8件のうちに「崖から落ちても死なない(むしろ強化フラグ)」とあったからだ。実は「第1回の中国時代劇あるある」(2021年5月9日にこてる日記ネタにした)を見た視聴者からの投稿が一番多かったものだそうだ。主に序盤で主人公クラスが崖から落ちた場合、「まあ、死なん」らしい。木がクッションになって川辺で倒れているところを心優しい村人に発見されがちとか。そして強くなって帰ってくるパターンが多いそうだ。穆念慈はまぎれもない準主人公だからこれは死んでないな。


それと今回のあるあるPART2で真っ先に出てきたのが「普通に空を飛ぶ」というもの。これは5月9日の日記にも書いたように福緑Nsが真っ先に指摘したことだ。


李姉妹は「実は言われてハッと気がついた」そうで、あまりにも当たり前過ぎてあるあるに入れてなかったとか。劇中の人たちもあまりに自然に受け入れ、「なんであんなに空中を歩けたり空を飛んだりできるんだ」と誰もツッコミを入れない。特に対決シーンでは必須ですでに40話以上見ている私も今さら驚きはしないが内心「はあ、ありえんだろ」とつぶやいてはいる。↓は7人が飛び降りているのではないよ。地面からせーので一斉に飛び上がったところだ。この後、刀を左下の黄薬師(武芸の達人で黄蓉の父)に向けて空中から投げつけるんだ。ありえん・・。

残るあるある「壁や柱に頭をぶつけて自害」「剣を避けるスローモーション」「悪役はメイクでわかる」「男女でくるくる回ると恋が始まる」「オープニングでネタバレ」はこの射鵰(しゃちょう)英雄伝にも出てくる。今のところ出てこないのが「屋根の瓦をどけて中を覗く」だ。これは射鵰(しゃちょう)英雄伝が権謀術策をテーマにはしていないからだろう。多分そのあるあるは武侠ものではなく王朝ものだろう。韓ドラにもありそうだが、まだそれほど荒唐無稽じゃない。

ともかくもあと8話。どうにか完走できそうだがしばらくは見なくてもいいかな。福緑Nsのお勧めと李姉妹の「あるある」から始まった中国時代劇、それなりに楽しめるものであることはよく分かったわ。

李姉妹の「中国時代劇あるある」と「あるあるPART2」「射鵰(しゃちょう)英雄伝」の紹介は↓のサイトへ。見たことない人でも楽しめる内容だ。ぜひご覧あれ。
射鵰(しゃちょう)英雄伝→https://www.youtube.com/watch?v=vlFAhQAPVaA

2021年7月20日火曜日

たつやました、大三元なるか

沖縄のキシュン叔父さんからクール宅急便が届いた。おお、またマンゴーだ。この前はカールの友人からも届いて沖縄に知り合いがいると美味しいもの頂けてうれしぃ〜なぁ。

その後、ネットをやろうとしたら、ゲンちゃんがまた邪魔しに来たよー。なにか構ってちゃんになるときがあるのよねー。これがネット麻雀しているときなら強引にでもどいてもらうけどそうでないときはしばらくはそのままだ。なんでネコってこうツンデレなんだろう。
サブアラドDrから電話がかかってきて、なにごとかと思ったら「たつやました六段がいま天鳳やっているゾ」だった。最近、天鳳の「観戦くん」という観戦ソフトにたつやました六段が麻雀したらすぐに知らせる方法を彼に教えたばかりだった。現在二人とも天鳳六段でポイントはサブアラドがかなり上まわっている。この間までサブアラドは五段だったから「たつやました先輩と呼ばなきゃ」と言っていたが今は本来の上から目線になっている(笑)。それで二人して観戦していると・・。

サブアラド「お、(たつやました六段が)大三元が狙える手になってきた」おお!白と発をたつやました六段が鳴いているのに上家がリーチして来た。これは3枚目の中が出るかも・・。
たつやました六段はトップ目でラス目には振りたくはないがこの手ならオリることなくいわゆる全ツッパするだろう。電話で語りつつ固唾をのんで二人して見守ったが・・。5巡後上家に1索をツモられた。あ〜残念。たつやました六段にも観戦していたことをLINEで伝えると、この後対面にトップを逆転され2位だったそうだ。

ところで私だが、なぜか絶好調で八段の基準ポイント1600をようやく越え1810P。そしてレーティングがR2253になっていてこれは八段では最上位クラスで並の九段よりも高くなっていた。無論、自己最高のレーティングである。最上位クラスの鳳凰卓で第7位とベストテン入りもしていた。いやいや出来すぎだ。この私がそんなに強いはずがない。これは本心であって、麻雀って時にすごいツキが続くときがあって半荘50回程度なら天鳳位なみの成績を残すことは誰だってある。ただ九段にはなったことがないからせめてこの調子のいい時期に九段に一度はなってみたいと思っている。その先の十段、天鳳位はまず無理と思っている。十段は麻雀プロでもトッププロに近い実力がないとまずなれないからね。(で、その予想どおり、その時から3日経つと、ラスを何回も引き始め1390PでRは2229と並の八段になりつつある。ぐすん・・)

2021年7月19日月曜日

雲龍型と不知火型

今年のカレンダーを見ると7月19日は海の日の振替休日になっている。しかしご存じの通り東京オリンピックの影響で休日が移動し平日になった。カレンダーだけ見ていると休みと勘違いして仕事に行かなかった、という人が日本全国相当いたはずだ。ここ青雲会病院でも・・と危惧していたら、村鉱Drがやってしまっていた。80歳にもなるおじいちゃん先生だからねぇー。いや、ちゃんと医局会などでも注意喚起していたはずだが聴き流したのだろう。先生担当の事務員は叱られたそうだ。ああ。

昨日の大相撲からモンゴルの話題だが、総人口が330万人くらいと聞いて驚いた。少なっ!国土面積は日本の4倍もあるのに人口は30分の1以下だ。日本の都道府県でいえば10位の静岡360万人より少ない。そんな人口でありながら大相撲ではここ20年で横綱が4人(朝青龍、白鵬、日馬富士、鶴竜)輩出し、今度照ノ富士が昇進するからこれで5人だ。21世紀になって日本人横綱は稀勢の里のみとは実にさみしい。情けないかぎりだが、大相撲の世界に入るには家庭の経済力の問題が大きい。今から5、60年前は家は貧しいのに子どもは多かった。体格のいい男子が中学卒業後大相撲に入れれば実家にとっては口減らしと息子からの仕送りもあって有り難い話だ。そのころの十両以上の力士出身者で北海道と鹿児島が多かったのもそのあたりが理由だと思う。今の日本でわざわざあの世界に入って一旗揚げようという若者は少ないし、そこまで頑張らなくても生きていけるからな。

聞けば照ノ富士の横綱土俵入りは不知火型になるという。かつて不知火型の横綱は短命かいい成績を残せないというジンクスがあった。これまで双葉山を始め大鵬、北の湖、千代の富士、貴乃花など大横綱と言われる横綱はすべて雲龍型だ。あの玉の海が虫垂炎後の急死で亡くなったあたりから短命というジンクスがかなり言われるようになった。実際、不知火型横綱の琴櫻、双羽黒、旭富士、隆の里、若乃花らは雲龍型に比べ実績を残せていない。しかし白鵬はここでもすごかった。不知火型のジンクスを払拭して余りある。照ノ富士の不知火型選択に誰も変なことを言う人はいないはずだ。
雲龍型と不知火型↓。どっちも格好いい。ま、強ければ型はどっちでもいいってことだナ。

2021年7月18日日曜日

白鵬、大鵬、双葉山

白鵬、勝ったね。照ノ富士との間合いや肘打ち、勝った直後のガッツポーズに雄叫びなど、そりゃー横綱の品位がどうのこうのととうるさ方は言いたくはなるだろう。

枡席には妻や子どもたちが泣いていたし、解説の北の富士さんが「白鵬、優勝を最後に引退するつもりか?」と思わずつぶやいたように、そうなのかと私も思ったヨ。しかし優勝インタビューでは「これでまたやっていける」と言っていて引退は考えていなかったようだ。そうだよな、復活優勝を記念に引退なんてなんとなく日本人力士っぽくて「勝ち」にこだわる白鵬らしくない。白鵬の45回優勝という記録はおそらく今後100年破られないんじゃないかな。それくらい空前絶後の記録だ。なんともすごい力士であることよ。今の子どもたちは白鵬をリアルタイムでしっかり見ておいた方がいい。40年50年後には伝説の力士として孫たちに自慢出来るはずだから。

伝説の力士と言えば昭和の大横綱双葉山だろう。私は小学3年時の小学館の学年雑誌で「双葉山を知っていますか」「伝説の69連勝」「時津風理事長」などと写真付きで紹介されていたのを見て初めて知った。しかしなぜそれが出ていたかというと昭和43年12月16日に亡くなったからだ。当時は大鵬全盛ですでに20回以上の優勝を重ね双葉山の12回優勝は問題にならず、ちょうど連勝を伸ばして45連勝をしている時期だった。となれば昭和初期の年2場所しかなかった時期に69連勝ってどんなにすごいんだと思った。双葉山の相撲を実際に見てみたかった。大鵬の連勝は戸田との対戦、いわゆる「世紀の大誤審」で止まってしまった。昭和44年の春場所のことだ。ビデオで確認すると明らかに戸田の足が先に出ていたのに大鵬の負けになってしまった。これ以降物言いではビデオの結果が参照されるのが当たり前になったが、大鵬にしてみれば「遅いよ」だったろう。

ただこの一件でWikipediaによると「大鵬自身は誤審の判定を下された件について不満を述べることはせず、むしろ誤審を招くような相撲をとった自分に責任があるとして、『ああいう相撲をとった自分が悪いんです』とだけ語った。この発言は、大鵬の高潔な相撲哲学を象徴する言葉として話題を呼び、横綱としての大鵬の評判を以前にも増して高めることになった」だそうだがホントかね。実際は違う。私は後に大鵬の特集号の雑誌を買っていまだにずっと持っているが、それによると負けたその日は「チクショー」と叫ぶほどの相当な悔しがりようで深酒もしている。そのエピソードを知り、大鵬だって人間、それが当然だろうと思った。いかにも横綱らしさを要求する圧力どおりに振る舞う、あるいはそうさせられる日本社会のあり方を示しているようだ。しかしモンゴル人は違う。朝青龍が関脇だったかな、横綱貴乃花に負けた時帰りの廊下で「クソっ!」って悔しさを露わにしていた。それを見てうちのデンコー親父は「なんだあれは、なっていない」と即座に批判した。(その件で朝青龍を擁護する私と口げんかになったのも今は懐かしい思い出だ)そんな気質が白鵬にもある。

まあ、白鵬の問題は大相撲の有りようとも関わってくる問題ですぐには結論が出ないだろう。私は日本及び日本人の美学もよろしいが、もうちょっと勝てる力士が出てこないと負け犬の遠吠えでしかないって思っちゃうよ。

2021年7月17日土曜日

白鵬の生き様

土曜午前は外来で午後は夕方まで日直だった。まあ、わりとヒマでゆうくりと過ごせた。

帰りの車中で大相撲を見ていた。なにせ、白鵬と照ノ富士がここまで全勝で来て優勝争いをしている。白鵬は6場所休場後の復活と進退をかけ、照ノ富士は横綱昇進をかけてとそれぞれに思惑もある。明日の直接対決に向けここで負けるわけにはいかない。

照ノ富士は高安とでこれもちょっと見ものだった。照ノ富士は番付下の力士で高安にはかなり分が悪い。優勝した先々場所も負け、先場所も勝つには勝ったが危なかった。さて今度は・・うん少しもたついたが今の力関係ならやはり照ノ富士だった。これで無傷の14連勝。横綱昇進は100%間違いないな。

で、白鵬だ。先週の日記でも白鵬支持を書いたが、大関正代相手にやってくれたね。あの仕切り方、正代の突進を防ぐ意味があったのかもしれないが、場内も「なんだあれ」と異様な雰囲気だった。
はあ、白鵬、また叩かれるよ。ただ、私には分かるな白鵬の気持ちが。絶対に勝ちたい、ならばどうするかと考えてのことなんだろう。そして白鵬にはルールの範囲内ならこれくらいいいだろうとの思いがあるし、品格や周囲の雑音よりも勝利することそれが一番という信念のようなものがある。とにかく勝ちにこだわる、それが自分の立ち位置と思っている。美学を追求しても負けては元も子もないって。実際ふがいない成績だったら辞めてもらうというのが協会のスタンスだった。モンゴル出身で勝つこと以外に誰も守ってくれない社会に身を置き、フォーリナー(Foreigner:異邦人、外国人)としての生き方、それを体現している。「自分は勝ち続けることでしか存在意味がない」少なくとも彼自身はそう感じ、その様に生きている。

私自身はさすがにあんな相撲までしなくてもとは思うが、これまでの白鵬の生き様を見るにつれ今日は白鵬らしい取り組みだった、そう思う。

2021年7月16日金曜日

副反応でワクチン怖いは〇〇だ!

朝、またあいつらがやって来た。モリサンチー家のネコ2匹だ。やさしい隣人である私は2匹に同じ量のエサを上げる。そして2匹は仲良くエサに食いつくのであった。

ここ最近、TVなどでコロナワクチンの重要性とそれを妨害するかのようなデマ拡散への警告が取り上げられていた。特に一番信頼性が高いNHKがそれをやっているのは頼もしい。しかし若い人特に女性でワクチンを打ちたくないという率が3、40%もいるという。その理由はやはり「副反応が怖い」なんだそうだ。バカかっ!って私は言いたくなるがそんな対応をしたら返ってよくないらしい。冷静に一つずつ説明しないといけないとか。

このブログで何度も言っているように「コロナ」と「副反応」は同列で論じられるレベルにない。例えば水害で孤立した自宅で助けを求めている緊急時に救難ボートが来た。命がかかっている時なので当然乗りたい(=コロナワクチン)がそうするとお気に入りの服が濁流で汚れてしまう(=副反応)という時に、この若い女性たちは3、4割が「綺麗な服が汚れるから私、ボートに乗りたくない」と言っているようなもの。救助に来た私が思わず「バカかっ!」と怒鳴った理由が分かるだろう。冷静に説明せよと言われても私はやはりこの場面では言ってしまうだろう、「お前らはバカかっ!」

2021年7月15日木曜日

「zeRo師匠、あなたのおかげです」

最近は早起きしてネット麻雀「天鳳」を半荘1回か2回打つのが日課のようになっている。

さて今日はどうかな?クリックすると、お、対面に座りしはなんとzeRo八段。師匠ではないか。この人、元麻雀プロでその後麻雀ブロガーをしつつ、天鳳で打ち続け十段になること5回、麻雀Mリーグの観戦記事を書いたり、アマチュアながら麻雀戦術書「ゼロ秒思考の麻雀」を出すなど麻雀界では有名人である。同じようなタイプに「ゆうせー」さん(あの初の天鳳位にして現在は麻雀プロのASAPINの兄)もいて彼も十段経験多数で麻雀本を出していて、たつやましたDrなど「彼の本を愛読しています」と言っている。今やネット麻雀強者もプロ並の扱いを受ける時代である。

私は麻雀ライターの福地誠さんの本と彼の本をよく読んでいて、ここしばらくはMacBookProのそばに「ゼロ秒思考の麻雀」を常に置いているくらいなので「zeRo師匠」と密かに呼んでいる。そんな麻雀強者と対戦出来るのもネット麻雀の素晴らしいところだ。そんなzeRoさん、自身の麻雀ブログでは「天鳳八段を降段したらこのブログは止める」と宣言している。「なぜなら『よえーやつに戦術を語る資格はない!』と思っているからだ。他の誰でもなく、自分が許せない。」なんだそうだ。

そのzeRo八段、現在のレーティングはR2231で持ちポイントは2050Pで、私は同じ八段だけれどR2229、持ちポイントは1285Pなので、やはり彼は私より上位である。開局、親は私だった。始まって間もないのに対面のzeRoさん、3巡目にいきなりリーチと来た。いや、早すぎるよ。参ったなぁ。私の手はピンフ形でまあまあの手。しかしまだ三向聴ですでにリーチがかかっている状況では振り込まない方が優先だ。(↓図参照。全部牌が透けているが、実際はもちろん相手や山の牌は全く見えていない。zeRoさんはリーチドラ1の普通の手)

比較的安全な牌を切りつつ手を進めて行くと、一向聴になり、何と10巡目には聴牌をしてしまった。5ピンを切れば聴牌だがこれは危険牌だ。しかし自分は親であり聴牌しれば十分に勝負になる。待ちも69索で悪くない。zeRoさんは著書の中で「手牌がよければゼロ秒でプッシュ」「ダマ聴牌にするよほどの理由がなければリーチしろ」とこうした場合は追っかけリーチすべしと言っていた。そういうわけで遅ればせながら打5ピン、リーチ!

すると・・4巡たって当たり牌の6索をzeRoさんがツモ切った。当然ロン!リーチピンフに断ヤオも付き、さらにウラドラまで乗った。なんと親の満貫だ。

この逆襲が決まってzeRoさんは苦しくなった。結局最後まで私への親マンが響いてラスになった。私は余裕のトップ目でオーラスを迎えたが上家の親が親ハネマン18000点をツモってぎりぎり逆転され2位に終わった。それはともかく、zeRo師匠の言うとおりに打ってzeRo師匠に勝った。これを恩返しと言わずして何と言おう。zeRo師匠、あなたのおかげで勝てましたよ。ハイ!

2021年7月14日水曜日

カミナリ様

大谷翔平のオールスターゲームでの結果がどうか知りたかったが、さすがにリアルタイムでは見られず、ネットで途中経過をチェックした。ほほう、ピッチャーでは点を取られていないな。しかしバッターでは凡退したようだ。ううむ、昨日のホームランダービーで相当バテてたし、ダービー出場はその後が不調になりやすいとも言われているからちょっと心配だな。

午後の外来では外から聞こえてくる雷鳴にビビった。えー、梅雨は終わったって聞いたけどなんかまだ梅雨末期みたい。4階病棟のマリンNsなど「電柱のようなところに雷が落ちて火柱が立つのを見ました」と怖々語っていた。この前の線条降水帯に入った時も運転中にピカッと稲妻が光るのを見た。ただ、実は車中は雷に対して安全と知っているのでそんなに怖がりはしなかったがー。
サブアラドDrから夜電話があって、「うちの病院(過ごし安病院)の宿舎に雷が落ちてな、パソコンが使えなくなった」と言っていた。パソコンそのものではなくそこにつながる回線が焼け落ちていたんだって。「これじゃー、泊まりの時にネット麻雀が出来ない」ってそりゃ大変、何をさておいても修理してもらわなきゃ。幸い業者に来てもらって応急処置でネットにはつながったそうだ。やれやれ。

鹿児島空港も滑走路に稲妻のせいで穴があいたそうだ。そのため飛行機が着陸出来なくなったとか。帰鹿しようとしていた客にしてみれば「えーなんで?」だったろう。家ではゲンちゃんが雷嫌いで今日はずっと家の隅っこでじっーとおとなしくしていた。動物は本能的に雷を危ないものと分かっているんだ。↓はテーブル下のゲンちゃん。たまにつきまとってうるさいときは雷が鳴って欲しいもんだがねぇー。⚡️。🌩。⛈。

2021年7月13日火曜日

1分45秒のできごと

TVの上の戸棚を開けてガムテープ取りだそうとしていたら、ゲンちゃんがやたら興味を示した。

おいおい、ちょっと邪魔なんだけどなぁ。よほど上がって見てみたいらしく前足出して狼藉を働いた。
そうかいそうかい、そんなに上がって見てみたいんだね。パパは甘いからね、上げてやるよ。視線は戸棚へと釘付けだな。
はい、どーぞ。でも戸棚の中は大したものは入っていなんだよ。
でしょ。で、どうするの?
はい、すぐに飽きて、あっという間に飛び降りた。この間1分45秒のできごとだったニャン。

2021年7月12日月曜日

「お届けに参りました」「聞いてません」

はあ、ギボヒサコも認知が出ているが、妹のヨーコバーバも短期の物忘れが激しい。この間、電子レンジをネットショッピングで沖縄のヨーコバーバの住所に送ったのだが、一向に届いたという連絡がない。数日経って楽天ショップから「ご注文されていた電子レンジ〇〇はキャンセル手続きがおこなわれましたので、ご連絡させていただきます」と来ていた。なんじゃこりゃとカールがヨーコバーバに電話すると「えー、ぜんぜん(知らない)」と。「えー、何度も7月9日には届くからねって言ったじゃない」「あらぁ、聞いていないわよ」「今度から電化製品はカールに(ネットで)頼まなきゃねとも言っていたでしょ 」とカールは必死に言うが「聞いていない」の一言でちょんだ。
そのやり取りを聞いていて「カール、止めなさい。いくら言ってもムダだよ」と私。「うんじゃーもう切るからね」となったが、今の会話もきっと忘れるに違いない。キャンセル料とかどうなるかと楽天に連絡するとすべて済んでいて支払いも発生していないとのことだ。それは良かった。私の名でヨーコバーバのところに届くからとカールは繰り返し電話で説明していた。しかし10分でさっきのことを忘れる叔母さんは頼んだ覚えのない商品には「それは頼んでいません、間違いです」「キャンセルしますか」には「キャンセルして下さい」と言ったのだろう。目に浮かぶようだ。

わざわざ出かけなくてもいい、値段も安い、とネットショッピングはいいことずくしなのに、今回の一件でも、やはり年寄りにはネットショッピングは無理ってことだった。😩

2021年7月11日日曜日

ネットショッピングから経済を論じる

梅雨が明けたって?!

つい昨日は大雨や線条降水帯だの言っていたのにほんま梅雨明けかいな。鹿児島じゃ「人が死なないと梅雨が明けない」なんてぶっそうな言い伝えがあるが、昨日の川内方面の大雨でも誰も死人が出なかった、それで梅雨明けならまずはめでたしだ。でも空はカラッと晴れているわけでもないしジトーッとして外に出て行く気はしない。

またまたラマダン電機に買い物に出かけた。年に1回もないことも多いのに先週に続いてとはなんと珍しい。アンテナ線のBS、地上波を分ける分波器を買いに行ったのだ。今日のうちに使いたくてネット販売を待てなかった。電機屋にもこういう時くらいしか行かないんだよねぇ。分波器もネットでは700円から1000円以上まで様々で自分ならきっと700円くらいのものにしていた。ところがラマダンでは一番安いのでも1800円程度とえらい高い。しかたなく安い1800円クラスを買ったがムダ買いをしたくない私にしてはちょっと失敗だったかも。
↑同じメーカーのものばかりで値段が倍近く高い。
今月に入ってネット購入がえらく多い。ボウリングシューズがへたってきたので秋田の能代ボウル(ネット通販が充実している)でおニューを注文、椅子、パナソニックのシェーバー洗浄剤、HDMIケーブル、ハードディスク、ビートルズの関連本などなど店頭買いよりずっと多い。街頭ショッピングが趣味の人もいるかと思うが、その品物が必要でかつ少しでも安く買いたい、わざわざ足を運ばなくても手に入れたいと思えば自ずとネットショッピングになる。Amazonがモンスター会社になったわけだ。GAFAといわれるネット関連会社はいずれもここ20年の間に大きくなった。その中に日本の会社はない。いずれもアメリカでこのあたりの懐の深さ、起業精神の活発さはさすがというしかない。

40年ほど前に「ジャパン アズ ナンバーワン」という本がアメリカの学者から出され大いに評判になったことがあった。日本製品が売れアメリカで日本バッシングが起きたころだ。その頃とするとアメリカと経済力で大きな差が付いたようだ。情報技術とその展開力が大事な時代に入っているのに日本はその方面で力を発揮出来ていない。ナンバーワンどころではない。「しかしちょっと待って欲しい」。アメリカは大いにお金を儲け豊かになっているように見えるがその実貧富の差がもっと大きくなっている。特に貧しい白人低所得者においてはそれが不満で失望感を味わっているという。そこをトランプが上手くすくって前回の大統領選では得票につなげたと言われている。その代わり日本ではアメリカほどの貧富の差はないし、特に子どもの医療費、教育費においては相当なひらきがあって日本が圧倒的に過ごしやすい環境のようだ。そこのところからみると日本はまだまだ捨てたもんじゃないって思える。

おお、初めて朝日新聞スタイルの論の展開をしてみた。なかなかいいぞ、クセになるかも・・(⌒о⌒)。

2021年7月10日土曜日

線条降水帯の中へ

今日は長島のクリニックの大腸内視鏡検査を頼まれていた。しかし梅雨末期の集中豪雨が出水、川内方面で起きていて、明け方にTVやネットで調べると、新幹線が始発から運休になっていた。いかん。いつもは新幹線に乗って出水まで行き、肥薩おれんじ鉄道で阿久根の折口駅まで乗って降り、そこで事務長に車で拾ってもらいクリニックまで行く。ならばこれは自分の車で行くしかない。西回り高速道は通行止めになっていないし、TVで見る川内川の橋は車が通行していたので、時間はかかるが車での移動は問題ないと判断した。

すぐにクリニックのゼンコン院長に電話した。院長は「え?!」という感じであった。長島はさほどひどい雨にはなっておらず運行中止は思いもよらなかったようだ。時間を指定し折口駅の駐車場で事務長に待っていて欲しいと伝え、7時20分過ぎに家を出た。「今日は中止にしよう」という考えは全くなかった。患者さんはこの日のために下剤前処置を飲んだり血液さらさらの薬を休薬したりと準備してきている。それに獅子島から船で来る予定の夫婦もいるとか。鉄道は動かなくても車は動いている。行かないわけにはいかない。

川内川を渡り、西回り高速道の終点の川内水引インターを出たのが8時15分ごろで、その頃は雨がさすがに強くなっていた。いわゆる「線条降水帯」に入っていたようだ。私の予定ではここから30分もすれば駅には着くはずだった。しかし国道3号線に入ってからが時間がかかった。目の前を畳、襖の営業車がちんたらと走っていて、追い越すことが出来ない。西方海岸付近の道路では水が跳ねるし阿久根に近づくと冠水気味の道路も出てきた。

うう、ここはどうにか乗り切らねば。阿久根市内に入って「あと10分ほどで折口駅に着くから」とゼンコン院長に連絡した。すでに約束した8時40分は過ぎていた。事務長の携帯電話番号を知っておけば良かった(結局帰りに事務長とはお互いの番号を教え合った)。それでも10分ほどの遅れで駅駐車場には着くはずと思ったのだが・・。国道3号から左に折れ、あと200mほどで駅に着くころ、なんとガードレール下の道路が通行止めだった。ゲゲっ。直前の道路横の田んぼが泥池のようになっていたので少し嫌な感じもあったがまさか・・。
↑は池ではなく田んぼ。よく田んぼを見に行って溺れて亡くなる人がいるがさもありなん。
↑このガードレールはよく冠水するところで有名らしかったが・・。

仕方ないんで、バックしてまた国道3号に戻った。ナビを見ながら回り道をしどうにか折口駅に着いたのはぴったし午前9時。実はこれ、新幹線、おれんじ鉄道を利用した場合と全く同じ待ち合わせ時間だった。いやはや。結局、長島でも何事もなかったようにいつもの内視鏡検査をして過ごした。

南側の鹿児島市内は曇りで雨は降っていなかったし北の長島ではまあ普通の雨模様だった。線条降水帯が東西に沿って狭い範囲で大雨を降らすんだとよーく分かった経験だったナ。

2021年7月9日金曜日

南日本新聞の社説にもの申す

自宅ではローカル紙である南日本新聞を取っている。今日の社説に「五輪無観客開催 甘い感染対策の結果だ」とのタイトルで東京オリンピックを無観客開催にせざる得なかったのは政府の対策のまずさが原因だとの論説が書かれていた。昨日と同じでそのまま画像を貼ってみる。
タイトルからして「はあ?」と私は思った。「甘い感染対策」が悪かったというのか。どれどれどんなに厳しい対策が必要だったと南日本新聞を書いているのかな?あれ、書いていない。緊急事態宣言を解除したのが悪かったというくらい。しかし一方では緊急事態宣言は夜の飲食店や旅行業界、ホテル業界その他もろもろの業界への影響が大きく解除したのは仕方なかったし、オリンピックのためにずっと宣言継続していればそれこそ反発必至だったろう。政府はバランスを取っての処置で仕方なかったといえる。もっとも日本は憲法にロックダウンなど戒厳令に匹敵する非常事態宣言の項目がないので厳しい感染対策は憲法上元々できないのだ。そのことについて触れないまま上から目線で対策が甘いって言われてもねぇ。

そしてピンク線で指摘した部位、それこそが言いたかったことじゃないか?「衆院選とスポンサーへの配慮」いかにも某左派政党が言いそうなことだ。秋には衆院選があるのは既定事実だ。政党がそれに向けて戦術を取るのは別に構わない。それにオリンピックをやりたいのだからスポンサーに気を遣うのはある程度は当然だ。オリンピックもしない、感染対策は超厳しいものにするってなったら国民の不満は爆発してしまい、選挙では確実に負ける。政権転覆すらあり得る。政府として当然の態度だと思う。それをだ。「都民に誤ったメッセージを与え、人出の増加につながった」という解釈はあり得ない。オリンピックがどうのこうのじゃないよ。「緊急事態宣言」そのものが完全強制(守らないと逮捕される)ものではないし、あの髙橋洋一氏曰く「(あれは)一種の『気合い』ですから」というのが本質なんだ。何度も「感染対策、気合い入れて守ってね」と政府に言われてもそれが二度目、三度目ともなれば国民や都民はいつまでも我慢できるものではなく外には出て行くよ。決して誤ったメッセージなんかでないのは素人が考えても分かることだ。

最後のピンク線、「(無観客は)選手がモチベーションを維持出来るのかも心配だ」ってどの口が言う。選手にとって「オリンピックは中止にすべきだ」とか「オリンピックはするかもしれない、いやしないかもしれない」というメッセージを言われる方がずっとモチベーションが下がる。それは火を見るより明らかなこと。しかし政府はずっと「いやオリンピックはします」と言い続けてきたじゃないか。このメッセージほど選手にとって最大のモチベーションだったはずだ。左派系新聞、マスコミ、政党は「中止」「中止」と騒いできた。オリンピック出場予定選手はどんなに苦々しく思ってきたことだろう。無観客は確かにモチベーションは上がらないかもしれない。しかしオリンピックを確実に開いてくれる方がずっと大事なことなんだ。

しかし本当に無観客にしなくてはいけなかったのかな?野球やサッカーや大相撲は有観客で高校野球も今年は有観客で開催される。たまたま現在はまだ感染者が多いがオリンピックで医療逼迫するほど感染が蔓延するとも思えないが・・。そもそもコロナ感染問題をすべて政府の失点に結びつけようという態度はなんか「おかしれぇ」ようなあ。ワクチン推進派の私はどちらかと言えばよくやっていると評価したいくらいなのだが。現在やや不足気味でも国民に十分行き渡る以上の本数の確約をしっかり取っているし、今となってははっきり優秀と分かったファイザーとモデルナのワクチンを優先的に打てるのは他国と比べても非常に良かった。某C国製のワクチンを打った国など感染者増がひどいもんね。

南日本新聞は共同通信社系だがちょっとおかしい論説にはきちんと批判もしておこう。今日の論説のいうとおりの施策なんて机上の空論でちゃんちゃらおかしいって。

2021年7月8日木曜日

唯一のコロナ対策とは

本日(7月8日)の読売新聞に野村総合研究所の梅屋真一郎室長が「唯一のコロナ対策」として寄稿していた。唯一の対策とはすなわち「ワクチン接種」に他ならない。私も激しく同意する。私が書いて紹介するのも面倒なので本文画像を↓にアップする。クリック拡大してぜひ読んでほしい。


マスク装着にうがい手洗いだって?そんなもんワクチン接種に比べれば大したことない。極論を言えばそうなる。だってマスクうがい手洗いを1年以上続けてもコロナは収束(終息)しないじゃない。それくらいワクチンは大事だってことだ。

それなのに若者には「副反応がこわい」といって打つのを躊躇している割合が2、3割もいるそうだ。だいたい最近の新規感染者数増加はお前たちのせいなんだぞ!(20代30代で6、7割を占める)。そもそも、ワクチンの効果と副反応は同列には論じられない。効果に比べれば副反応の問題なんて屁のようなもの(おっと品位がないって批判されますか)。いや本当にそうなんだ。副反応なんで軽い風邪を1日引く程度の症状だ。東京都で風邪を引いた人が1日1000人いましたって別にニュースにはならないでしょ。コロナに感染をした場合の問題とは比較にならない。世の中を憂い良くしていくのが若者の特徴であり特権ならば「コロナ収束のためには我々が頑張ってワクチン接種をしよう」って運動でも起こすくらいのものなのに「副反応が・・」って寝ぼけたこと言うな!

東京での新規感染者が増加傾向のためオリンピックはほとんど無観客試合になるらしい。はあ、サッカーの準々決勝はチケット持っていたのにやはり見られないか。もっとも新規感染増といっても高齢者の増加はワクチンのおかげで減っているはず。そして重症者も以前ほど多くはないはずだ。ワクチン接種がもっと早く進んでいれば有観客でも出来たはずだがな。ともかくもワクチン接種が唯一のコロナ対策であるというのは間違いない。迷っている人にはまた「あしたのジョー」に登場してもらおうか。

ワクチン打つの迷っているの?どうすべきか教えようか。ワクチンはね、迷うことなく「打つべし!」「打つべし!」「打つべし!」だ。

ああそうか、最近の若者は「あしたのジョー」を知らないんだよなぁ。いや、参った。

2021年7月7日水曜日

白鵬が頑張っている

白鵬が「引退」をかけて久しぶりに本場所に出場している。そして勝っている。さすがだ。私はこれまで日記に何度も書いてきたように「白鵬はすごい」と思っている。だから「白鵬辞めろ」とか「品位の面で横綱に値しない」とかの非難には賛成しかねると言い続けてきた。いま照ノ富士も勝ち続け横綱になろうという勢いだ。きっと今場所で昇進を決めるだろう。

品位がどうのこうの言っている自称相撲ファンへは、「ならばどの力士をあなたは推すのか」と問いたい。今の大関陣は一場所くらいは力を出して優勝したりもするが後が続かない。貴景勝も正代も横綱に上がりそうな雰囲気はなく、朝乃山に至ってはどんだけキャバクラが好きなんだという体(てい)たらくで、これら日本人力士こそもっと批判して甘えさせない必要があったんじゃないか。モンゴル勢は覚悟が違う。勝ち上がらねば後がない。品位や格式がどうあれまずは勝てる力士であることがもっとも重要なはずだ。

白鵬ほどの力士、大相撲史上最高といっていいほどの力士なんてそうそうはお目にかかれない。自分が子どもの頃は大鵬が一番すごいと思っていたが勝負に徹している点では白鵬の方が上だ。それに14年以上も横綱を張り八百長問題などで大相撲が危機的な状況でも横綱としての責任も果たしている。どれだけ大相撲に貢献してきたか計り知れない。白鵬の代わりを務められた日本人力士がいたかな?もう36歳というのに体調が戻って来たら今のところ勝ち続けている。いかにもそれが白鵬だ。いずれ引退は近いだろう。今、白鵬の相撲が見られるだけで一相撲ファンはうれしい限り。じっくり見届けようぞ。

2021年7月6日火曜日

いまさらながら大谷翔平

朝、カールが南日本新聞を読んでいて「あら、蟻順さんってテル君の知り合いじゃないの」とつぶやいた。うん?「亡くなっているわ、死亡広告にある」と言う。一瞬、小中高時代の同級生かと思った。名前がほとんど同じだったから。寝ぼけ頭をぶるっと振って思い出せば、以前青雲会病院に勤務していたDrの名前だった。死亡広告を見ると昨日の午前11時31分に家族の見守る中で亡くなったとのこと。私と同じ年だからまだまだ亡くなるには早い。数年前までは同じ地区の感染症委員会の集まりにも参加していたが、最近は役を離れたのか会うことはなかった。

病院に行き、みんなに蟻順先生のことを教えると、例外なく驚いていた。「ええー!本当ですか?」「え、まだお子さんは小さかったはずなのにー」などなど。調べると9年前に当院を辞めていたから最近の詳しい消息を知っている人はほとんどおらず、なぜ亡くなったかは誰も知らなかった。いずれにせよ還暦過ぎくらいで亡くなるのはまだ早い。冥福を祈るばかりだ。

アメリカメジャーリーグではもう大谷翔平の話題一色だ。そりゃピッチャーでホームランもトップとなれば話題にならない方がおかしい。おまけにこの間土曜日の試合では9回裏に敬遠気味の四球で出塁すると盗塁からライト前ヒットで快足を飛ばしサヨナラホームインまでした。私たちは麻雀をしていたが、その時は還暦過ぎたおっさんらが手を叩いて大喜びだった。野球って投げて打って走ってのスポーツだから本来はこの三拍子そろった選手がいてもおかしくない。でもリトルリーグや高校野球ならまだしも最高峰のメジャーリーグになるとそれぞれのスペシャリストにならないとやっていけない。そこが大谷翔平のすごいところと、日本人ならずアメリカ人も思うわけだ。

彼があくまで二刀流にこだわりそれを良しとし受け入れた日本ハムや栗山監督はえらかった。あの頃、どっちか一方にすべきという意見や論調がほとんどだったのだから。でもその日本ハムに負けてソフトバンクは2016年は日本シリーズに進出できなかった。大谷にやられたんだ。そこでシリーズに出ていればおそらく日本一になって2014年から2020年まで7年連続日本一だったものを。まあそれくらい大谷はすごいってこと。近々オールスターゲームもあるそうだ、大谷よ、目にものを見せてやれ!