「消化器内視鏡」を専門とするDr.こてるです。
趣味のボウリング、麻雀や病院での出来事、家族の内輪ネタから時事問題まで
日々の徒然を「こてる日記」として、毎日アップしています。
2000年5月から開始し2015年5月分からブログに移転しました。
2024年8月31日土曜日
攻めるどっきりGP
2024年8月30日金曜日
台風後の通勤事情
県道に合流直前を見るとすでに通勤中とおぼしき車もいた。鹿児島市内に向かう車の方が多い。↓の時点で午前7時25分。
10分ほど行くと吉田吉野インター付近に近づいた。ここは渋滞頻回地点だ。約6分信号待ちだったが、前回梅雨の大雨の時よりは早くてよかった。10号線が通行可能でこっち側を利用するドライバーが少なめというのが大きい。
2024年8月29日木曜日
台風のおかげで・・大谷&デコピン
未明から明け方にかけて、私はうつらうつら居間で床寝していた。後で2階に上がり布団で寝ようとしたが風の音がうるさくてなかなか寝付けない。まだ薄暗い外を覗くと風で街路樹が右に左に揺れていた。ときおり家全体が揺れる感じもありさすがに台風だ。少し明るくなった午前6時ごろの外の様子が↓だ。
hPa(ヘクトパスカル)は935より低くなることはなかったが930台はやはり風が強い。木曜は生ゴミなどの収集日でこてる家では週1回の猫砂交換日でもある。しかし「ゴミ収集車はたぶん来ない」とカールは判断していた。そうだ朝刊すら来なかった。だよねぇ、こんな日に大きなリスクを冒してまでお決まりルーチンをする必要はない。朝食を済ませてしばらくすると少し風雨は弱まった気がした。ニュースでは台風は鹿児島の真西を通過中のようだ。台風の半円が陸地にかかっているのでこの分なら勢力はどんどん弱まるはずだ。そうだ、私の定番日記ネタ2015年7月7日記載「なぜに最近鹿児島に台風は来ないのか(http://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2015/07/blog-post_7.html)」にある手かざしパワーの元警察のお方は今回もその威力を発揮なされたのだろうか。「大隅半島前付近でブロックしている」とのことだから確かに少し逸れて薩摩半島西を通過したのか。さすがだ(笑)。2024年8月28日水曜日
生まれてこのかた経験したことない台風・・か?
非常に強い台風が鹿児島を直撃するって!?
昨日からそのニュースがTVやネットでも持ちきりだ。先週末くらいだと火曜か水曜あたりと思われたのにノロノロ台風のせいで明日木曜に直撃するらしい。それで病院の業務だが、まず人間ドックを全て中止にした。これまで一度もなかったことで「台風でも人間ドックの利用者は9割方やって来る」というのが青雲会病院では当たり前だった。でもニュースを聞く限り中止は賢明な判断と思えた。外来はどうするかだが原則やらないが急患対応ということにした。透析は今日に明日予定の人たちを全部実施させ、内視鏡検査は延期だ。職員も近隣に住み来られる人だけにした。
私は初めは病院に明日は行こうと考えていた。曲がりなりにも院長だからね。でもニュースで「この台風は過去最強クラスの925hPa(ヘクトパスカル)にもなりうる」と言っていたのを知り、止めることにした。925だって?上陸または接近した台風で生まれてこのかた930hPaより下の勢力の台風って経験したことない。私は鹿児島から通勤なのでこんな台風の最中(さなか)では高速や国道10号線は絶対に使えない。こんな場合は県道25号がいつもの利用道だが危険だ。で、「過去最強クラスの台風」として伊勢湾台風が例として使われていた。まてよ、さっき私は「生まれてこのかた・・経験したことない」と書いた。だが間違っていた。「生まれた時以来経験したことない」と言い替えねば。なぜならまさに伊勢湾台風上陸の日に私は生まれているからだ。子どもの頃から「お前は伊勢湾台風の時に生まれて・・」とずっと聞かされていた。名古屋では高潮と重なり5000名以上もの死者行方不明者を出し、日本台風の中で最悪の被害台風として有名だ。その伊勢湾台風は929hPaだったという。
そんな台風を前に休むことを決意したので、出来るだけ今後の業務に差し支えないよう少し遅くまで病院に残って仕事を済ませた。でも20時前になり、まだ全ては終わりきらないもののさすがに遅いかと雨の中病院を出た。高速はまだ通行止めになっていないかなー、ああ、速度制限はあるが通行可能だ。ふう。高速を通ると風はまあまあの強さだがスピードが出ているぶん少し怖かった。
帰宅すると、カールに「駐車場のシャッターの電源切って、さらに動かないように固定してくれない」と頼まれた。風でシャッターが動きまくると壊れてしまうからだ。で、やったのだが、もうびちょびちょでずぶ濡れもいいとこ。雨でこんなに濡れたのは生まれてこのかた始めてと言っていいくらい。やはり今回の台風はなめてかかってはいけないと痛感したのだった。2024年8月27日火曜日
ゾンビ臭って
風呂場を出ると洗濯機&乾燥部屋がうちにはある。その一角に液体洗剤の袋が置かれていた。よく見ると「ぶりかえす・・ゾンビ臭断絶へ」の文字が目に入った。イラストでアメリカンコミック風の洗濯ママが嫌そうな顔をしている。
「ゾンビ臭」・・はて?ゾンビ臭ってどんな臭いなんだ?2024年8月26日月曜日
診断に迷ったらCT依頼を迷うな
2024年8月25日日曜日
ハナビが懐いてきた
夕食も終わってMOGUクッションを背もたれにしてTVなど眺めていると、ハナビがやって来た。このところこいつ、私によく乗っかってくるんだ。お腹に乗ってなでなでされた後は自分の前足をちゅぱちゅぱ吸う。お母さんが恋しいのかな?
この前、チッチが「ハナビを撫でようとしても引っ掻かれそうで怖い」「お腹に抱っこするなんて信じられない」と言っていた。それで証拠写真をカールに撮ってもらった。
だからねー、凶暴ネコって言われても愛情注げば徐々に慣れて懐いてくれるものなんよ。そもそもハナビは凶暴ではなく勝ち気なネコ。ゲンちゃんに対してもどうしても自分が上に行きたくて(マウント取りたくて)ちょっかい出すんだけなんだ。今のところはここまで懐いているのは私にだけだが、この前書いたようにカールは足までは懐いてきている。チッチはまだ触ることすら許されない。思えばゲンちゃんはいかに人懐っこいネコだったかってことだ。生まれて1年半近く経ってから飼われたネコと1ヶ月半くらいで拾われたネコとの差か。↓は朝の二匹の様子。微妙な距離感です(笑)。
どちらも9月は飼われ始めた月でゲンちゃんは丸14年、ハナビは飼われて満1年。ハナビも少ーしずつこてる家のネコになってきているな〜。
2024年8月24日土曜日
40ー40達成4点ホームラン
そこで、全ての外来患者診察が終わった12時過ぎから内視鏡室で大腸内視鏡を行った。浣腸のみでの観察だ。ニフレック洗浄液で洗いながら観察するとS状結腸には血液は付いているものの横行結腸と上行結腸の途中は普通便で、前回同様S状結腸憩室出血と断定出来た。そこまではいい。しかしS状結腸に何十個もある憩室のうち出血源憩室は1個のはずだが見つからない。粘ったんだけどねぇ。結局あきらめて入院&絶食点滴を指示した。その指示を出す前に、ネットでSPOTVNOWを開き、ドジャース対レイズ戦を観戦した。さっきまでは同点だったはずだがー。
3ー3の同点のまま、ドジャースが9回裏の攻撃を迎えていた。ちょうどロハスがバントをしたところでノーアウト1塁2塁からワンアウト2塁3塁になっていた。次の打者は見てなかったがアウトのようでツーアウトになったところで、代打がマックス・マンシー、左の強打者だ。ついこの間、3ヶ月ほどもかかった故障明けから復帰しいきなりホームランを打ち勝利に貢献していた。見るとレイズのピッチャーが警戒しまくってボールばっかしだった。結局、四球でツーアウト満塁だ。そこで1番バッター大谷翔平の登場。どうなるかなー。ここで満塁サヨナラホームランなら40盗塁40本塁打のいわゆる40ー40となり大記録達成だ。でも、大谷はここまで9回のサヨナラチャンスに打つこともあったが結構打てずに延長突入ってのも多いんだ。今年はサヨナラヒットは1回だけはある。アナウンサーはホームラン打っての40ー40達成の可能性を指摘し、解説のAKI猪瀬さんも「そうなったらマンガですね」と相づちを打った。この場面はヒットでも四球でも勝ちだからアウトにさえならなければいい。はたしてー。
2024年8月23日金曜日
夏はエアコン
徒然草には「家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、堪へ難き事なり。」との一文がある。夏に過ごしやすい家づくりをしないと住みにくいと語った文章だ。実際、私がまだ幼い頃、田舎の家で夏は風通しを良くし裏の北側から「いい風が来るねぇ」とアキエ母ちゃんが言ったの思い出す。夜は部屋に蚊帳を張って蚊取り線香も焚いて窓は開けて寝たものだった。その分、冬は寒くてデンシロー祖父ちゃんといっしょの布団に入りお互いの足をからませて寝たこともあった。祖父ちゃんが電気毛布も使ったことがあったがあれは最初はいいものの途中から熱すぎてどうにも我慢出来なくなる代物だった。
2024年8月22日木曜日
早帰りの日はゆるりと過ごす
今日は午後休みで早帰り。しかし連日のスポーツ観戦で寝不足ゆえにぐーぐー仮眠でムダな時間をやり過ごすばかりだ。
高校野球は昨日神村学園が関東一に惜しい逆転負けを喰らったね。まあ力の差はほとんどなかった。最後の同点かという場面のセンターからのバックホーム返球も、かつての松山商対熊本工の奇跡というほどではないが、見事なものでホント紙一重の差だった。4番打者の正林君がもっと打っていれば勝っていただろうが、それは相手チームの選手の好不調にも言えることで、一発トーナメント戦では多少の運もあるってことだ。それよりもう一方の京都国際対青森山田戦が優勝を占う一戦で京都が逆転勝ちし、決勝は55対45くらいで京都有利と私はみた。青森山田は惜しかったな。勝っていれば東北勢二度目の優勝だったかもしれない。(この日記を書いている8月24日時点では京都国際が優勝したと分かっているが、私は本当に↑のように予想していた。)
そんなのんびりした平日の夕方を過ごしていると、ハナビがカールのテーブルの下でくつろいでいるのが目に入った。なんとカールのおみ足を舐めているじゃないか。いつの間にかカールにも慣れてきているんだねぇ。それをちょっと離れてゲンちゃんが見つめていたヨ〜。
今日は夕ご飯が少し遅く、この後ハナビはテーブルにぐたっとうつ伏せて何か物憂げ様。ゲンちゃんは窓際の定位置でゆっくりくつろいでいた。しかし結局は酔ってしまい、仮眠の睡眠十分の効果もなく、私はまた寝入ってしまったのだった。2024年8月21日水曜日
9万円近くも得をする話(あと1週間ほどで期限切れだよ)
5階病棟の東方草子Nsから「先生、ちょっと聞きたいことが」と質問を受けた。彼女に滅多に話しかけられることはないので何事かと思いきや、「子宮頸がんワクチンの接種についてなんですけど・・」と来た。年頃の娘がいるらしい。今度の9月までに打たないとその後補助がなくなるとか、それにそもそも打たせた方がいいのかと少し悩んでいるらしい。ほう、よくぞ聞いてくれた。私の答えは決まっている。
「絶対に打たせるべきだ」
彼女が私にその可否を尋ねてきたのは、3年前の病院朝礼で私が「子宮頸がんワクチンは必ず打たせて下さい」と職員に向かって強くアピールしたことを覚えていたからだった。あの時は私はこてる日記でもたびたびワクチンに対し、不安がったり、反対したりする意見に真っ向から反論してきた。最近でこそコロナワクチンへの不安や反発は見聞きしないが、子宮頸がんワクチンについては2013年に起きた「副反応もどき」事件と厚労省の愚かな「接種の積極的勧奨控え」発言のせいで躊躇する親御さんや女子が多く、接種率の低さが改善されないままなのだ。日本のマスコミも今でこそ接種する方がいいとは言ってくれるものの、まだ副反応のことを一応添えて報じている。子宮頸がんはワクチンで克服出来る疾患だと証明されていてすでに結論は出ているのにー。
そしてある世代の女子は、実質今度の9月までにワクチン接種開始させないと公費助成が受けられないことになるのだ。具体的には平成9年度生まれ~平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女子。国がそれら女子にワクチン接種を受けていない人にタダで子宮頸がんにならないワクチンをタダで打たせて上げますよということ。なぜその年代の人たちかというと、これは厚労省が誤った勧奨控えをしたせいで受けなかった(その世代の99%にあたる)からで、厚労省が「すみませんでした、私たちの判断が間違っていてワクチンの恩恵を受けられなかった人たちを救済します」ってことなのだ。ワクチンの値段は最新のシルガードだと半年間で3回接種分が9万円近くもする。ちょっと前のタイプでも4万5千円くらいする。打てば子宮頸がんを9割くらい予防出来るし9万円もお得だ。癌はなって治すよりならずに済ます方いいに決まっている。(厚労省の子宮頸がんのサイト→https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_catch-up-vaccination.html)
だから、「絶対に打つべし、打たせるべし」と簡単かつ力強い結論なのである。私は東方さんにこうも言った。「いいかい。ワクチンが怖いと言ってる人たちは『ワクチンなんでも反対派』という一種の宗教を信じている人たちなんだ。そんな宗教活動にダマされてはいけないよ」
日本で毎年子宮頸がんになる女性は1万人以上いる。そのうち2800〜2900人が亡くなっている。さらに言えば20代から30代で癌になるのは乳がんを差し置いて子宮頸がんが1位なのだ。子宮頸がんワクチン接種が進んだオーストラリアではこの癌になる女性が急激に減って来て珍しい癌にすらなってきているというのに・・。あのワクチン接種で車椅子になったという女子たち、実はワクチン接種がされなくなっても同じような症状を訴える女子は毎年ほぼ一定割合でいるのだ。子宮頸がんワクチン被害はワクチンにとって濡れ衣だったことも証明されているのに、一般の日本人の子を持つ親たちはあのイメージを抱き続けている。頭で考えずに情に流される日本人のなんと多いことか。
こてる日記は他の有名SNSで何万何百万という多くのフォロワーを持つサイトではない。しかし少しでも今日の日記を読んで、愛する娘たちや対象女子本人が子宮頸がんワクチンを接種し癌にならずにすんでくれたら書いた甲斐あったというものだ。
2024年8月20日火曜日
放射線治療後の下血で悩んでいるなら
医局会での私のレクチャーはスムーズに発表し終えた。ラブカメ先生から「照射後の放射線直腸炎の発症率はどのくらいあるんですか」という質問は想定内で(いかにもありそうな質問でわざと発表の中ではしゃべらなかった)、「以前は20%くらいあるというデータがあるが最近の陽子線治療後はもっと減っていると思われるも正確なデータは見つからなかった。ただ数%くらいはあるという意見である」と答えた。↓が陽子線治療後出血とアルゴンプラズマ止血(APC)後の直腸の様子。
滞りなくレクチャーが終了し、会議室を出たら、某Drが話しかけてきた。「陽子線治療の前に大腸内視鏡とかで検査しておく必要がありますか」これには「いいえ、特にする必要はないですよ。治療が終わって数ヶ月から1年くらい経った頃に下血があればその時は内視鏡を受けた方がいい、それだけです」「実はですね、私、つい最近陽子線治療後を受け始めたばっかしなんですよー」な、なんと(゚o゚;。陽子線治療で3週間ほど指宿のセンターまで通い始めているとか。そりゃ、男性で今一番多い癌と言えば肺癌か前立腺癌だ。死亡率では肺癌が圧倒的だが、罹患率では前立腺癌が一番多いのだ。身近に罹患している人がいてもおかしくはない。
その会話が終わったやいなや、週1非常勤のヨシダーキDrが「すみませんこてる先生、実は義理の父のことなんですがー」と来た。前立腺癌の放射線治療を受けた後下血があり、かかりつけのクリニックで止血剤を処方してもらい、一時は止まったもののまた下血してきているという。そこのクリニックの先生からはアルゴンプラズマ止血のことなど全く聞いてはいないとも。それを聞いて「内視鏡治療に疎い一般の先生は多いです。おそらく放射線直腸炎の出血を起こしているでしょうから、ぜひ青雲会病院で内視鏡をしましょう」と、院長室の電カルで私の内視鏡担当日に検査できるよう予約を入れた。
いやはや、さっそくもレクチャーの効果が現れている。この日記を読んでいる人で同じような症状に悩んでいる人はすぐに青雲会病院を受診しましょー。
2024年8月19日月曜日
布団で寝ない
高校野球は準々決勝でおおむね予想通りの学校が勝ち上がった。4試合目の神村学園対大社は予想以上に大社が前半頑張って接戦になった。地元の神村でなく大社に肩入れいて見ていた。ただピッチャーの馬庭君もねえ、4試合目となると疲労は隠せなかったか。ただ今大会まぎれもなく主役の学校の一つだったね。低反発バットになってホームランをばかすかの打ち合いがほとんどなくなり1点の重さがより大事になった。投手力と守備力があれば1試合だけなら強豪校にも勝つ可能性があると分かったのは地方公立校にも勇気を与えてくれたよ。この前のベスト8予想で一番優勝候補に上げられていたのは実は青森山田だった。対抗は京都国際か。その2校が準決勝で当たるとは。神村学園はもしかしたらくじ運はまずまず良かったのか。ただ残った4校の力は紙一重に思える。決勝は23日の金曜日。どこが勝っても初優勝でどうなるかなぁー。
明日のレクチャーのスライドは内視鏡写真をつぎ足してようやく完成した。テーマは「陽子線治療後の出血」についてだ。前立腺癌の治療に放射線の一種である陽子線を当てる治療は有力で指宿にその施設があるため県内で非常によく行われている。合併症も比較的少ないと言われているが、今年の4月までで4人も陽子線照射後の直腸出血があり、それを私が内視鏡で治療した。「意外に多いじゃん」というのが医局レクチャーで発表しようと思った動機だ。治療は内視鏡でアルゴンプラズマ止血法という手技が非常に有効だ。そのうちの1例は今年2月26日のこてる日記で話題にした。→https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2024/02/blog-post_26.html
これで一段落、後は録画した大谷のドジャースの試合を見るか、ワースポ&MLBを見るか・・しかしここ最近の床寝習慣は簡単には変わるものではない。21時ごろからぐたっと寝て未明に覚醒、こてる日記に時間を取られ、ビデオを見始めるとまた寝てしまうという循環を繰り返した。今月はまともに布団に寝たことがないぞ〜。オリンピック終わって高校野球終わればちいとはその悪癖も減りそうなんだが・・ぐーぐー。
2024年8月18日日曜日
チッチがスポーツ観戦で一番好きなのは
2024年8月17日土曜日
名試合、早実対大社
甲子園の第4試合、早稲田実業対大社は名試合だった。勝利監督インタビューでも監督、インタビューアー両者が思わず泣きそうになっていたもん。
島根代表大社高校のゲームについては1回戦で優勝候補の報徳学園戦を8月11日のこてる日記ネタにしていた。その試合を見て「いっしょになって喜び、大社の応援団の輪の中に加わりたいくらいだった」と書いたように、このチームに興味が出てその後2回戦の長崎・創成館戦も観戦していた。終盤に2点差を追いつき3ー3の同点タイブレークへ。そこで相手のミスもあって2点取れたのが大きく、その裏1点はやってもいいという守備陣形でしっかり5ー4で勝ちきった。ピッチャーの馬庭を中心に守りがしっかりし攻撃も長打はないがコツコツ当ててヒットを打ち、さらに勝負所ではスクイズもきちんと決めてなかなか土俵を簡単に割らない。
今日の3回戦も早実に2ー1とリードされても大量失点はしない。そして9回裏の攻撃、大社の応援の声がものすごい中、馬庭が打った打球はやや深いセカンドゴロだったが送球ワンバウンドとなりファーストが取れず、ランナーは2塁まで行った。ここでさらに応援団から大歓声。リードして有利なはずの早実選手がなんだか押されている雰囲気になった。そして次打者がバント、これをキャッチャーとピッチャーがお見合いしどこに投げられずノーアウト1塁3塁。そして次、これまで同様にスクイズが決まり、しかも1塁に投げたボールが逸れ、ノーアウトのままランナー1塁2塁となった。次は送りバントで1アウト2塁3塁と一打サヨナラ、いやスクイズでもサヨナラの場面になった。
ここからこの試合の最大の見せ場の一つが始まる。早実が選手交代を指示し背番号19の1年生選手が入って来た。と、同時にレフトの選手がいなくなった。レフトの交代、確かにそうなのだが19番の選手は本来は内野手、そしてなんとピッチャーよりも前の内野に陣取った。ごくたまに見る内野手5人の守備陣形を取ったのだ。驚いたねえ。場内は騒然、その後大社側からものすごい大音量の声援が。内野も前進守備をしていて早実は絶対にスクイズをさせないという陣形なんだろうが、外野に飛べばほぼサヨナラだ。
1ボール1ストライクの後3球目、バッターの打った球はなんとその19番の選手の前にボテボテの打球、捕った19番はサードランナーを牽制し1塁送球アウト、しかし当然サードランナーはホームめがけて突進!1塁からの送球はー?アウトッ!ギリギリだった。早実の奇策が見事に決まった。いやー、これで3アウトチェンジ。早実ナインが飛び上がって躍動する。そして10回からのタイブレークに移った。だが、定番の送りバントを大社も決めさせない。相当練習しているんだろうな。結局0点に抑えていよいよ大社のサヨナラかと思いきや、早実も送りバントを決めさせない。結局11回の攻防に。早実側の応援も大きかった。コンバットマーチが鳴り響く。早実は今度は強攻策。しかし運悪くサードゴロになりサードベース踏んで1塁へもアウトであっという間にツーアウト、その後四球、次打者がショートフライでチェンジ。いよいよ今度こそ大社のサヨナラかー。例によってノーアウト1塁2塁の場面、ここで大社は2年生の代打安松を出してきた。背番号は12で本大会はおろか地方大会でも一度も打席に立ったことはない選手だった。早実はいつものように1塁3塁手がバントに対して猛然とダッシュして送りバントをさせない構えだ。1球目を見送った後の2球目、安松は3塁側にきれいにバントを転がした。これが本当に絶妙でファールになりそうでならない。3塁手がほんの少し迷って取りファーストに送るもセーフ。ノーアウト満塁になった。後で分かったことが、送りバントがなかなか決めきれない大社は監督が「ここでバントを決める自信がある者、手を挙げろ」とみんなに問いかけ、それに安松のみが「サード側に決めてきます」と手を挙げたんだそうだ。これが公式戦初出場となった安松は見事にやりきった。
こうなればほぼ勝負の行方は大社のものだ。次の打者馬庭投手が打った打球は早実ピッチャーの股間を抜けセンターに転がった。その場でうずくまる早実ピッチャー。泣きながらファーストに向かう馬庭。いや〜素晴らしい試合だった。
次の準々決勝、大社の相手は鹿児島の神村学園か。普段は県勢を応援するがここは大社を応援しよう。そんなバカなと思われるかもしれないがそういう気持ちにさせるんだもん。つまりはそれくらい感動的な試合だったってことだ。
2024年8月16日金曜日
ラーメンの評価って
昨日休んだせいか、一昨日にも増して休憩なしの1日になった。まずは院外Drとの面談もあって、その後は外来が忙しかったし、予定入院患者受け入れもあったし、病棟も回らないといけないし、そのうちの一人とは家族も交えてカンファレンスもあった。それで昼休みがつぶれた。夕方は急遽、消化管の内視鏡拡張術も頼まれた。何やかにやで終わったのは17時半過ぎ。あれ?だいたい終業時間近くで終わったぞ。いやいや、来週火曜日に医局会で私はドクター向けにレクチャーが当たっており、そのための内視鏡資料を電カルと内視鏡画像保存ファイルから集める算段だったが、そのための時間は・・全くなかった。
ふう、明日は1日時間が空いている。明日また病院に来ればいい。院内PHSでの病棟や外来からの連絡もないはずだからじっくり資料と向き合えるわ。本来なら職場体験スピーチが終わった2週間以上前から少しずつやっておけばよかった。しかし前にも書いたが、私は切羽詰まっての火事場の糞力(くそぢから)を待っているフシもある。今日がその日かと思っていたが・・明日、また明日だ。
帰宅して夕食後、チッチやカールとなぜかラーメン談義になった。そうだ、某民放TV番組がラーメンを話題にしていたからだ。志田彩良という若手女優がラーメン大好きで「これまでに500軒以上は行ってます、多い時は週7行きます」と言うほどで、特に「家系ラーメン」というのが好きなんだとか。私はあまりラーメンには詳しくなく、チッチに尋ねると「博多は豚骨ラーメンというように横浜だとそれが家系ラーメン」なんだそうだ。それでもとんとイメージが湧かない。番組によれば「家系ラーメンとは神奈川・横浜が生んだ一大グルメ。醤油ダレに鶏の皮を加熱し抽出した「鶏油」と、鶏ガラ・豚骨からとったスープを合わせ、コシが強い中太ストレート麺を使用する。のり3枚にチャーシューとほうれん草をのせ、白飯と一緒に頂くのが定番」なんだそうだ。彼女によると「元々横浜の吉村家さんというところが源流になってるんですけど、そこの吉村家さんのお弟子さんたちが各地にのれん分けされていって、『○○家』さんと付くようになったんです」とのこと。へーー。
そこからこてる家ではこれまで食べたラーメンの思い出の数々が出てくること出てくること。30分、いや1時間近くもその話題が続いた。美味しかった店もあれこれ出たが、チッチとカールが評判だと聞き並んで入ったのに口に合わなかった店、鹿児島初チェーン店で私が並んで入ったのに脂っこくて珍しくも食べ残した店、昔は激安だったのに値上がりしていった店、鹿児島の老舗だったのにいつの間にかなくなった店、チェーン店で流行っていたのに元締めの社長が電気代をごまかしてつぶれた店、千葉にありセージが「まずいのになぜか食べに来るんだ」と言っていた富山ブラックという系統のラーメンの店、40年以上前に私が初めて東京に行った時、靖国神社近くにあった醤油ラーメンの店はまずくて私が人生で食べ残したラーメン2店のうちの1店だった、沖縄でヨーコバーバの家のすぐ近くでいつも観光客が並んでいる博多ラーメンチェーン店が鹿児島ではわりに空いているとか、外人さんに大人気の博多ラーメンチェーン店は値段の割りには味は普通とチッチは言い放つなど、とにかく話題に事欠かなかった。思えばラーメン店の好みって「美味しい」と人から言われても実際には「まあまあ」くらいならいいほうで「自分には合わない」から「絶対まずいって」まで人それぞれなんだよなぁ。その人が美味しいと思って食べればいいってことよねぇ・・・いや、そうは言っても先の某有名チェーン店のこってり脂ぎったのは私に言わせれば「ラーメンですらない」ぞ。某芸人の集まるTV番組でそれが好きな芸人が大いに語ったそうだが、ラーメンの好みって本当に分からない。だから「美味い」「不味い」ではなく「口に合っている」「合っていない」と言いましょう・・ネッ( ・_・;)。
2024年8月15日木曜日
お盆と特攻平和会館
今日は年休を取って田舎へ墓参りに行った。最初はチッチは家においておくつもりが体調も良くなっていたのでいっしょに行くことになった。
しかし朝一で甲子園が神村学園対中京大中京戦、それにドジャース対ブルワーズ戦をやっていたのでそれを交互に見ていた。神村学園は鹿児島代表ではあるけれどその戦績には私は冷静で勝っても負けてもどっちでもという態度だ。ましてや相手が中京だったので前半中京に2点リードされていても「逆転できる力がないならそれはそれで仕方ない」と思っていた。それより大谷のドジャースは初回にラッキーもあって3点先取したのにすぐに追いつかれその後逆転されてしまった。神村の方は6回に3点を入れ逆転、9回には2番バッターがホームランを放ち4点目、9回裏に中京に1点を返されるも4ー3で逃げ切った。へー。神村と中京は毎年ゴールデンウィークに練習試合をしていて、神村小田監督曰く「一度も勝ったことがなかった」そうだが、今年はなぜか都合がつかず本番で当たることになったとか。臆せず戦えたのはそういう因縁もあったからか。
ドジャース大谷の方はこのところ絶不調だ。今日も4打数0安打。とにかくヒットが出ない。今月はたまにホームランを打つから話題になるけれど打率がみるみる下がって2割9分台になってしまった。好不調の波は誰にでもあるが今シーズンは不調と思われてもすぐに回復していただけに少し心配だ。その代わりといってはなんだがレッドソックスの吉田がかなり好調だ。チームは負けたが3安打していた。そういえば最近日本のプロ野球をとんと見ない。パ・リーグはソフトバンクが1位を突っ走っているのは知っているがTV放送があってもあまり見る気が起きないんだ。そりゃそうかもね、これだけメジャーリーグ中心の観戦、そしてこの時期は高校野球も見ていたら。
墓参りが終わって実家やヒトミンチョ家にも寄らず帰ることにした。今年は互いの都合がつかなかった。帰り、知覧を通る時に特攻平和会館に向かう車がそこそこ多いのに気がついた。「卓球の早田ひながどこに行きたいかと聞かれ、ここに行きたいって言っていたな」と私がつぶやくと、チッチが「ここに張っていたら早田ひなを見られるのか」と言った後「以前、映画『永遠の0』を見た後、その手の記念館に行ってみたくなり鹿児島に帰って来た時に友人を誘ってここに来たことがある」と教えてくれた。早田が特攻会館に行きたいというのを中国の一部の人は批判していたらしいが「侵略を美化するものだ」とでも言っているんだろう。以前、会館の関係者が「戦争の悲惨さ、二度と悲劇を繰り返してはならないと誰もが思うはずです」と言っていたが、実際に訪れた多くの人がそう思うはずだ。
終戦の日でもある今日、早田やチッチの言動を知り、若い人たちが特攻会館や去年私たちが訪れた広島の原爆資料館などを訪ねるのは意義あることだと実感したことだった。
2024年8月14日水曜日
仕事でお疲れの後は沖縄そばで
世間はお盆で休みもある中、青雲会病院は休みではない。青雲病院時代は14、15日は休みだったりしたものだがそうではなくなった。個人的に休みが必要な人は取ってくれ〜ということで、私は明日休みを取ることにした。
今日は外来担当でずっと仕事しっぱなしの1日だった。新患が多かったってのがある。おまけに昼休み時間に週1の会議が二つ組まれている。これが眠かった。眼を明け職員の発言を聞いているふりをするのに必死で「最後、院長は?」と意見を求められると「う、うん、よろしいんじゃないですか」と答えるのみ。終わっていつもの週ならそこから昼休みを1時間ほど取れるはずが、新患のうち急遽入院が必要な患者がいて、どうしても休み時間中に入院指示を出さねばならない。それが出し終わる頃には「センセー、救急依頼が来ています」と来た。今日の午後は救急当番でもあるのよ〜。どこが感染源かよくは分からないけれど炎症反応の悪化から入院が必要な人だった。さらにこの前当番日に入院させた人が放射線科読影でかなり重症と判明しうちでは治療が無理でサンキュー病院に転院加療が必要と分かった。その情報提供書も書かねばならない。結局、休みを取れなかったぁ。
高校野球やメジャーリーグはどうなっている。え、大阪桐蔭が0ー3で小松大谷に負けたって?!おお、今大会のジャイアントキリングの流れは続いているねぇ。8月10日に書いた今大会ベスト8予想を3者披露したが、そのうち「高校野球ドットコム」のはすでに半分以上が外れている。他の予想もせいぜい当たって半分くらいだな。ま、私が予想してもそのくらいだった。大谷は37号ホームランを打ったがヒットが全く出ておらず打率をどんどん下げている。その代わり盗塁で数字を稼いでいてホームランと盗塁の40ー40は間違いなく到達するだろうが、打者専念の今年は三冠王を取って欲しいんだよなー。2024年8月13日火曜日
チッチ対ハナビ
夜、2階から降りてきたチッチが「うわ、ハナビがいる」と少しビビっていた。チッチは帰郷のたびにハナビに引っ掻かれたりして「こいつ怖い」と腰が引け気味なのだ。私が「そんなことないよ」となでたり、顔を近づけたりしてみせると「信じられない」とつぶやく。
ハナビはついこの間、動物病院で爪を切ってもらった。抵抗するので麻酔をかけてもらってのことだ。今は仮に引っ掻かれても全然痛くない。それでも以前の記憶があるのでチーは近づこうとはしない。そしてあろうことかゲンちゃんを抱っこして寄って来たよ。ハナビが相変わらずゲンちゃんに対してマウントを取りたがってちょっかいを出すもんだからこの2匹はなかなか仲良くなれない。ゲンちゃんからしたら「うるさい若僧だ」って態度だ。チーはゲンちゃんを元に戻し、ハナビが椅子にマーキングしている隙を狙って触ろうとしてみた。何しやがる!って警戒態勢を取るハナビ。さっと手を引くチッチ。この後、フェンシングの試合みたいにじっと睨み合う態勢のチッチとハナビ。2024年8月12日月曜日
たぶんコロナで引きこもり
当直明けから帰宅、駐車場に降りると枇杷の木にセミがせわしなく鳴いていた。シャンシャンシャンシャンうるさいくらい。クマゼミでほぼ間違いなく、朝早くから鳴いて午前中には鳴き止み昼は鳴かない。アップ写真と動画をどうぞ↓。
一昨日から帰郷していたチッチが「喉が痛い、身体もきつい」と言っているという。帰ってきたときから倦怠感が強く、私たちは「コロナかも」と警戒しマスク越しに会話していた。昨日は私は日当直だったので全く接触なし。で、今日は「喉が痛いのは今のコロナの特徴だから間違いないかも。チッチは自室にいてもらって家庭内別居だな」とカールに言うとうなづいていた。ご飯は2階の部屋のドア前に持っていき食べ終わったらまた片付けるのを繰り返した。チッチが部屋で何をしていたかは知らないが、今はネットがある。スマホでTV番組も見られるしいい時代だ。
ただ、ふと思うのは、いわゆる引きこもりの人たち子どもから大人に至るまでが、だからこそこんなに多くなっているのかもしれないってことだ。カールは「今日1日だけ3回食事を上げていったけど『引きこもり』の家はこれが毎日毎月続くのね」と言っていた。13日の未明にチッチは起きてきて「シャワー浴びる」と言ってまた上に上がっていった。ここでも最小限の接触だ。コロナだとして症状発症が10日だとすれば15日までは家で安静になる。せっかくお盆で田舎にお墓参りする予定がこもりっきりになってしまいそう・・まあ仕方ないネ。