「あなたは家計簿を付けていますか」

内視鏡室での仕事が終わった頃、私は冷蔵庫にあるゼロコーラ1.5Lを3本の500mlペットボトルに仕分けをしていた。そうすると内視鏡室看護師連中が「なぜに新品の500mlのを買わない」と疑問を呈してきた。院長先生様がそんなみみっちぃことをというわけか。だが私は「姶良のコスモスで1.5Lコーラが128円で売っている。これを3つに分けたら1本43円くらいだ。普通に500mlを買うと100円以上するやろ、アホらしくて絶対買えないわー」と即答だ。それで「自宅でもそうしているのか」という質問にも「当然。うちのカールも何も言わないよ」と答えた。

そこから話は少し飛んで、いかに倹約をこころがけるべきかという話になり、カールはきちんと家計簿を付けていると言うと「へーー」とみんな驚きので「え、何、みんな家計簿は付けていないのか？」と尋ねたら「ええ」だった。本当かと他のスタッフにも尋ねたら、内視鏡室では五月鍋Nsが唯一「付けてる」と返事するも、外来看護師連中10人以上は皆「付けていない」だった。うわ。中には「昔は付けていたけれど」と答える人もいたが、ほとんどが全く付けたことがないということだった。仕事が忙しいということもあるのかもしれないのかな。

帰宅してカールにこのことを伝えると「私は高校生のころからずっと付けている」「デジタルにするよりレシートを1枚1枚チェックするのが自分には合っている。身をもって覚えるからいまだにそうしている」「毎月の食費が4万から5万の間に収まっていたのに7月は初めて5万を超えたの。びっくりしたけどこれは千葉のセージのところで（嫁の）マーヤさんといっしょに買い出しに行って私が払ったから。だから納得しているわよ」「毎月チェックして、どこにムダな支払いがあるかとか、どのくらい貯金が出来るかとか、家計簿付けは必須だわ」ときっぱりだ。

ふむ。全く頼もしい「主婦」を私は持ったものだ。