非常に強い台風が鹿児島を直撃するって!?
昨日からそのニュースがTVやネットでも持ちきりだ。先週末くらいだと火曜か水曜あたりと思われたのにノロノロ台風のせいで明日木曜に直撃するらしい。それで病院の業務だが、まず人間ドックを全て中止にした。これまで一度もなかったことで「台風でも人間ドックの利用者は9割方やって来る」というのが青雲会病院では当たり前だった。でもニュースを聞く限り中止は賢明な判断と思えた。外来はどうするかだが原則やらないが急患対応ということにした。透析は今日に明日予定の人たちを全部実施させ、内視鏡検査は延期だ。職員も近隣に住み来られる人だけにした。
私は初めは病院に明日は行こうと考えていた。曲がりなりにも院長だからね。でもニュースで「この台風は過去最強クラスの925hPa(ヘクトパスカル)にもなりうる」と言っていたのを知り、止めることにした。925だって?上陸または接近した台風で生まれてこのかた930hPaより下の勢力の台風って経験したことない。私は鹿児島から通勤なのでこんな台風の最中(さなか)では高速や国道10号線は絶対に使えない。こんな場合は県道25号がいつもの利用道だが危険だ。で、「過去最強クラスの台風」として伊勢湾台風が例として使われていた。まてよ、さっき私は「生まれてこのかた・・経験したことない」と書いた。だが間違っていた。「生まれた時以来経験したことない」と言い替えねば。なぜならまさに伊勢湾台風上陸の日に私は生まれているからだ。子どもの頃から「お前は伊勢湾台風の時に生まれて・・」とずっと聞かされていた。名古屋では高潮と重なり5000名以上もの死者行方不明者を出し、日本台風の中で最悪の被害台風として有名だ。その伊勢湾台風は929hPaだったという。
そんな台風を前に休むことを決意したので、出来るだけ今後の業務に差し支えないよう少し遅くまで病院に残って仕事を済ませた。でも20時前になり、まだ全ては終わりきらないもののさすがに遅いかと雨の中病院を出た。高速はまだ通行止めになっていないかなー、ああ、速度制限はあるが通行可能だ。ふう。高速を通ると風はまあまあの強さだがスピードが出ているぶん少し怖かった。
帰宅すると、カールに「駐車場のシャッターの電源切って、さらに動かないように固定してくれない」と頼まれた。風でシャッターが動きまくると壊れてしまうからだ。で、やったのだが、もうびちょびちょでずぶ濡れもいいとこ。雨でこんなに濡れたのは生まれてこのかた始めてと言っていいくらい。やはり今回の台風はなめてかかってはいけないと痛感したのだった。
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