県内小売り最大手のタイヨー(鹿児島市、清川継一朗社長)は、同社創業地で最初のスーパーである銀座店(同市千日町)を全面建て替えた。隣地を購入して売り場面積を1・3倍に広げ、平屋で上下移動のないワンフロアとした。清川照美副社長は「利用客が買い回りしやすく、従業員の作業動線が円滑となる環境づくりを図った」と説明している。
ほうほう、スーパータイヨーね。私が初めてスーパーなるものに出合ったのもタイヨー銀座店だった。小学校に上がる直前、昭和41年のことだ。そこがタイヨーの最初の店だったとは聞いていたが、昭和35年(1960年)に当時の清川商店を「スーパー大洋」として以降どんどん広げていったとは今回初めて知った。新聞にはその最初のころの店の写真があって懐かしい。店に初めて入った時、プラスチックの電話のおもちゃがあって、それを私がねだって無理に買ってもらったことを思い出す。ダイアル式の電話で回すとチリンチリンと鳴るのが面白かった。小学生の頃は家から近かったので、子どもながら買い物カゴを持たされ、足りない品の買い物やデンコー父が「鯉の洗い」が好きでそれだけを買いに行かされたこともあった。高校生の頃には実家のもっと近くにスーパー春田屋が出来てタイヨーにはやや足が遠のいた。その頃はタイヨーと春田屋はバチバチだったな。タイヨーは創業店が負けるわけにはいないとやりあい、結局はタイヨーが勝った。平成に入った頃には春田屋は撤退し現在は大きな立体駐車場になっている。ほう、写真を見ると現代風になって昔の面影はほとんどない。角が削れているところくらいか。タイヨーは現在96店舗もあるという。60年以上もたつとすごいもんだ。
今では天文館に行くことすらそうそうなくてタイヨーの銀座店も滅多に寄ることはない。でも少年時代の思い出の店がしっかり残って今後も続いていくだろうというニュースは嬉しく思ったことだった。
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