2025年12月2日火曜日

マイナ保険証始まる〜

12月2日から病院受診の際の保険証提示でマイナンバーカードが必要になった。夕方のKKBのローカルニュースでは青雲会病院が紹介されていて、なんと「姶良市の総合病院青雲会病院では・・」とマイナ保険証で受診する患者さんや医事課長のダッペイ君らがインタビューを受けていた。一応言っておくが、青雲会病院は厳密には「総合病院」ではない。「総合」が付くのは、以前は「病床数100床以上、特定の5つの診療科(内科、外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科)の設置、都道府県知事の承認が必要という要件」を満たす必要があった。青雲には産婦人科と耳鼻咽喉科がない点で条件を満たしていない。ただ最近はそのような縛りはなくなっているという。まあ、でっかく紹介してくれるなら文句は言うまい。
ダッペイ課長は「最初の頃は患者さんもこれどうやったら使えるのとか操作方法、カードの向き。色々わからずにスタッフが声をかけてサポートすることがありましたけど今は患者さんスムーズに使われる方が多いです」ときちんと分かりやすく説明していたな。立派だ。後で聞くと、「いや〜、あれでも実は噛んでしまっていて・・TV見たら上手く編集してくれていました」だってさ。
マイナ専用になってどうなったかというと、さほどの混乱はないということだ。さかんに反対していた人たちは今でも反対って叫んでいるのかな?マイナ保険証で受診すると他医での処方も確認することが出来る。お薬手帳を忘れていてもチェック出来るので有り難い。そもそも紙の保険証って顔写真もないし、運転免許証と違って本当に本人なの?って代物だった。ま、私なんか運転免許証もマイナに入れ込んでいるからこのカードがますます重要になっている。

まあ、新しいことをやろうとすると一定の割合で反対する人たちはいるだろう。消費税にしてもマイナカードにしてもそれが社会的には必要だと理解し、慣れればそんなものと思うようになるってことや。だから1年くらい前かな、ある団体が「マイナ反対、紙の保険証が使えるように」と署名活動をしていて、私のところにも来たが無視した。特に反対する理由もないし、紙にこだわる理由が私にはよく分からなかったから。実はその団体、歯科医が多く入っていた。年配の歯科医にとってはマイナ保険の読み取り機器の導入は負担が大きいみたいで「紙の保険証ならそんなお金が出ていくようなものを買わなくても済むのに・・」が本音だったか。

今回のニュースを見ると、マイナ保険証はもうだいぶ浸透してきている。しばらくすれば「あのマイナ反対ってなんだったの?」でハイ終わりだな、きっと。

2025年12月1日月曜日

マイボール禁止に抵抗する

先月だったか来年1月の某土曜日に姶良地区の医師会、歯科医師会、薬剤師会の3者が「三師会ボウリング大会」を復活開催するのでぜひ参加をとの連絡がFaxであった。参加費無料で1チーム3名で2ゲーム行い、チーム賞、個人賞、参加賞があるという。本来なら喜んで青雲会病院から参加したいところだが、私は返信せず無視を決め込んでいた。するとまた催促のFaxが来た。「現在、申し込みに空きがございますので、再度ご案内云々・・」と。それでもまた無視した。なぜか?

それは競技方法のところに「マイボール禁止」とあったからだ。

実はこれ、姶良郡医師会ボウリング大会が年2回開かれていた頃、青雲会病院がマイボール用いて毎回優勝するので姶良郡医師会が「マイボール禁止」をするようになった。他の参加者にも優勝のチャンスを広げようという配慮で、それは私たちも「まあしゃぁないか」とハウスボールで参加していた。それで医師会の目論見どおり青雲会は上位に入るも優勝は簡単には出来なくなっていた。女性や高齢者にはハンディもあったしー。それはいいとして、そのルールを三師会ボウリング大会にも適用し始めたのだ。確か医師会が幹事の年だったと思う。ボウリングを本格的にたしなむものにとって、実のところマイボールとハウスボールとでは別のゲームと言ってもいいほど面白さが違うんだ。マイボウラーたちはハウスボールで投げるボウリングがどんなにつまらないかよく知っている。三師会では青雲会はそれほど優勝していたわけでもなく土曜開催でもあり、確かコロナ窩前の三師会大会は参加しなくなっていた。さらにこの3年ほどはボウリングの練習はせず年に1、2回こんなボウリング大会のお誘いがある時だけボウリングをしている体たらくの私にとって、ハウスボールでしかも麻雀などもする土曜の午後をつぶしてまでボウリングをする気にはならないのだった。

すると先週金曜日に姶良郡医師会から直接電話が掛かってきた。「三師会ボウリングの件ですが・・」と。言いたいことは分かっている。参加要請だろう。しばらく休会していたし参加チームがかなり少ないんやろな。そこで私は「マイボール禁止がですねぇ、嫌なんです。マイボール使用にマイナスハンディ付けてでもマイボールOKにして欲しいんです。それくらいハウスボールとマイボールとでは違いがあるんです」とあけすけに伝えた。医師会側もかつてあんなに熱心に大会に参加していた私に反応がないのでマイボール禁止が原因では?と思っていたようだ。ただ、そこでマイナスハンディにするのも気に障るかと思っていたとか。「そうですかー。分かりました」とそこで話は終わったのだ。

そしたらよ、一昨日の土曜日、医事科のダッペイ課長が新たなFax紙を持って来て「先生、マイボール使用可って変更しています。マイナスハンディもないそうです。それに1医療機関原則1チームなんですが青雲会病院は2チームまでOKにしますですって」と来た。うわはは、まさに三度の要請、いわゆる三顧の礼ではないか。そこまでされたら出ないわけにはいくまいて(言ってみるもんだ)。すぐにいつもメンバー、難ガターさん、サンシさんの名前をかいて「青雲Aチーム」としてFaxを送ったよ。Bチームもリハビリスタッフなど誘っていっしょに参加しよう。ふむ、あと1ヶ月半以上ある。これをきかっけにまたボウリングを復活させるかぁ🎳😼

2025年11月30日日曜日

霧島紅葉狩り

カールが「今日はどこか紅葉を見に行こうよ、できれば午前中早いうちにー」といわゆる紅葉狩りを提案してきた。ははー、1年前の今頃の日曜、同じことを言っていたな。その時は串木野の冠岳がいいんじゃないかということで日記ネタにもなった→2024/12/8「串木野、冠岳にカマキラス出現!」https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2024/12/blog-post_8.html。だいたいカールは毎年どこか紅葉狩りに行きたがるんだ。一昨年は佐賀の「九年庵」だった→https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2023/11/blog-post_19.html。その以前にもカールの「今日は紅葉を見に・・」発言で出かけたことが何回もあり、曽木の滝や垂水の千本イチョウを見に行ったものだ。6年前は本場の京都に行き、さすがに感動もので、特に永観堂の紅葉は素晴らしすぎた→「秋は紅葉の永観堂」https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2019/11/blog-post_24.html。今年はというと「霧島方面に行こう」となった。特に理由はない。たまには定番の場所もいいだろう。

高速を使って1時間弱で霧島神宮近くの道路に小さな紅葉スポットがあり、車を停めて写真を撮った。若干、葉が枯れ始めてきていて先週くらいがピークだったかも。
その後、霧島神宮に行くとそこも紅葉はややピークは過ぎていたが厳粛な雰囲気も相まってずっと良かった。
ここまで来れば参拝するのが当たり前で、国宝に指定された社殿前にはすでに行列が出来ていた。
この後、他にいい紅葉スポットはないかと車を高千穂方面に走らせた。国道223号線沿いには結構な紅葉並木が植えられていて外国人らの観光客らが歩いて撮影などに興じていたが、私は運転中でもあり写真は撮れなかった。そこで高千穂河原へ向かう林道っぽい道に入り、どこか紅葉がまだ見られるところはないか探した。それに30年以上前、今はなき霧島労災病院に週2回勤務していたことがあってこの辺りだった。跡地がどこか結局分からなかったが、星野リゾートやペンション、別荘がいくつか集まっているところがあり、そこに数本立派な紅葉の木があった。
そんなこんなで午前11時半頃になり、「どこかで食事をしようか」と話していると、サブアラドDrから電話がかかってきた。これはちょっと予想外。実は彼が霧島の「過ごし安病院で昨日から日当直をしているのを知っていて、昼食後に「ちょっと寄ってみよう」と企んでいたのだ。私が「今運転中だから」と言うと「どこを?」と言うので「過ごし安病院のすぐ近く」とばらすと驚いていたが、彼も実は驚かしネタを持っていた。「先ほど天鳳をやっていて、生まれて初めてのことが起きました」という。あはは、日曜朝から麻雀をやっているの見て彼が当直中と私には分かっていたのだ。で、麻雀歴50年の彼が初めての麻雀シーンとは?

「大四喜(ダイスーシー)を上がりました。しかも親で」だって。「へー!」大四喜は役満の中でもなかなかお目にかかれない。私は同じ役満の「小四喜(ショウスーシー)」は何度も上がっているが大四喜は上がったことがない。珍しいからローカルルールではダブル役満にするところもあるくらいだ。後でメールが送られて来て牌譜を見たら、なんと配牌で東南西北が2枚ずつあってまさに四喜和(スーシーホー:大四喜と小四喜のこと)を上がって下さい言わんばかりの手だった。→https://tenhou.net/3/?log=2025113010gm-0029-0000-4de0451c&tw=2&ts=9

ついでに彼に「どこか昼ご飯に良いところはないか」と聞くと、神宮側近の「ウナギ屋がある」とのことだが、そこはすでに客が並んでいるのを見ていたので、他にないかと尋ねると「霧島神宮駅付近にいくつかあるみたいだが私も詳しくは知らない」とのことだった。そこで車で10分ほどの神宮駅に着くと、「揚げピザ」を提供してくれる店があってそこにしてみた。店主はイタリアのピザの大会で準優勝したこともあるとかで私たちも「揚げピザ」なるものを初めて注文してみた。↓トリュフと卵と生ハムの揚げピザ。これが一番人気らしい。
こんな田舎にと言っては失礼かもしれないが珍しいイタリアン料理を食べられ、来てみてよかった。お客さんも多かったし意外な穴場かもしれない。

この後、また霧島方面に逆戻りして過ごし安病院に行った。サブアラドDrに連絡すると玄関前に出てきてくれた。彼が当直中に私がお邪魔するのは8年前にあった。逆にサブアラド夫妻が10年前、私の青雲会病院当直中に訪問しに来たこともあった。
サブアラドDrはカールに会うのは少し久しぶりかもしれない。「カールは相変わらず可愛い」って後で写真を送ってくれたよ。
いや、それにしてもいい天気でさほど寒くもなく絶好の行楽日和だった。過ごし安病院は霧島連山を眺めるには非常にいいところで特に高千穂峰が正面に見える。
↑の写真で右下に見える赤いのは霧島神宮の大鳥居で数年前にグレーだったのを鮮やかな朱色に塗り替えたんだそうだ。それに霊峰高千穂峰も新燃岳の降灰ですすけていたが以前のような岩肌や赤土の山肌が見えるようになってきたという。それは言われて初めて気が付いた。その他バブル期の遺残の幽霊リゾートマンションや星野リゾートの建物も両脇には見えたが写真にはアップしないでおこう。青空と山と森と神宮、霧島にはそれだけで十分だわ〜。

2025年11月29日土曜日

青雲会忘年会だが写真はほとんどなし

夕方18時から城山ホテル鹿児島で今年の青雲会忘年会があった。一番大きい会場のエメラルドホールで200名余が出席した。最初は可愛いんだ理事長の挨拶があり、ついで私の乾杯の音頭があって飲んで食べて語ってが始まった。忘年会がコロナ窩以降復活して今年で3年目、以前の青雲会とはえらく様変わりしている。食事を残さないようにというSDGsの観点から乾杯以降しばらくは席を立って他席に挨拶は原則禁止だ。お酒のお酌も原則禁止でみな手酌である。

そして昔と一番変わったのが余興がなくなったことだ。確かに以前は職域対抗戦でやり過ぎなくらい余興づくしだった。そのせいで落ち着いて食事も出来やしないなんて職員の間から不満が出たりしていた。今は事前に各部署でダンスを撮りそれをつなげて動画にしたものが大きなスクリーンで披露される。今年は前回よりもみんなが工夫していて意外に面白かった。私もスタッフにいわれるがままに撮ったやつがまあまあ受けていた(最後の決めポーズはやはり・・↓)。

外科ドクターチームのダンスは面白おかしく、医師事務作業補助者のダンスでは皆がセーラー服を着て中でも山の神主任がえらく気合いの入った踊りで目を引いた。その他抽選でのプレゼント大会、最近恒例の青雲バンド演奏、今回はバンド演奏がB'zの曲「ウルトラソウル」に合わせて盆踊りを踊るというものまであった。意外な組み合わせだが、これがなかなかいけた。

私が座ったのはお偉方のテーブルで、右は顧問弁護士の紳士服さん、左は大腸肛門が専門の高齢外科医ストンザー先生、さらにその隣が同じく80才越えの外科医怖じろ先生だった。話題もやはり重厚なものが多かった気がするが、「大学医学部教授」らの俗人ぶりを暴露する話はちと面白かったナ(笑)。

みんなの着飾った様子や楽しい雰囲気など写真を目一杯撮ったけれど、事前にSNSでの投稿禁止が言い渡されていて院長の私がそれを守らないわけにはいかない。まあ私自身の静止画くらいはいいだろうと載せたがね。21時前には会もお開きになり私はタクシーで即帰宅した。以前は二次会にも参加していたものだが、こてる日記もアップしていなかったし、なにより夜更かしすると後がきつい。

帰りは、なかなかタクシー来ずに、やっと着たタクシーの運ちゃん、今一ピントがずれてて、ホテルから自宅とは反対方向に行こうとしたり、家まで着いたら「どうやって(この団地から)出るのが近いんですか」と私に尋ねる始末で、やれやれだった。で、その日記も椅子に座って書く構えだけはしたが、船こぎばかりでようやく覚醒したのは夜明けになっていたのだった。

2025年11月28日金曜日

香港火災から分かること

中国香港の30階建て以上の高層住宅が8棟並ぶ区画で7棟が次々に焼け被害者が多数いるという。その火災映像がTVニュースで出ていた。
当局の記者会見によると、住宅の外壁にかけられた保護用ネットにまず火が付き、工事業者が設置した発泡スチロールに延焼して一気に燃え広がった。さらに外壁の竹製の足場が高温で燃えて破片が飛び散り隣の建物へと広がったという。一部の香港メディアは、工事現場では防炎処理がされず、安い保護用ネットが使われることが多いと報道。ネットが原因とみられる火災が過去にあったにもかかわらず、当局の取り締まりが不十分だったと指摘した。さらに消防当局によると、火災のあった高層住宅で火災報知機が正常に作動しなかったことも判明し、以前、高層住宅の改修工事を巡る贈収賄事件で、わいろの原資として資材費用の流用が取り沙汰されたこともあり、交流サイト(SNS)では「人災ではないか」との声が出ている。

ところが、香港当局は工事現場の関係者3人や関連コンサルト会社の取締役や、足場工事の下請け業者など8人を逮捕したのは、まあそうなのかもしれないが、そもそも建設基準の問題やなぜにこんな大規模な火災被害が出たのかの原因究明と今後の対策が急務だろうに、住民の怒りの矛先が香港当局への批判に向かないよう、神経をとがらせているのが大事なようだ。情報によると「マンション火災を利用し、扇動を図った疑いで警察が男生1人を逮捕した」そうだが、男性はネット上で政府関係者の責任を追及する署名活動をしていただけだったとか。

香港にある中国政府の出先機関は「災害を利用して香港を混乱させようと企てるものは厳重に処罰される」と警告しているとか。これは聞いて呆れる。私の感覚ではこんな人的災害もしくは人的被害が出れば別に政府を非難しようが全く構わない。政府はそうした批判も受け入れ国を社会を良くしていく義務と責任があるというのが認識だ。なのに「批判するのは許さない」と言っている。ダメだな、中国は。やはり国のシステムして欠陥がある。そもそも国の政治家のトップを国民が公にでも私的にでも堂々と批判、非難出来ないようではいけない。アメリカという国をいろいろ批判する人が多いが、現状、マスコミも一般国民も堂々とトランプ大統領をけなしたり、トランプ政権反対!とやっていて、権力者も常に国民の監視下にあると分かり、中国、ロシア、北朝鮮などよりよっぽどいいってー。

今回のような中国当局の対応であれば、こんなひどい火災がまた起きるだろう。まさに人災、いや、国災かー。

2025年11月27日木曜日

詰め将棋5手詰め問題

今年9月21日のこてる日記は「『こども詰め将棋入門』やってみる」というタイトルで珍しくも詰め将棋(詰将棋)の話題だった→https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2025/09/blog-post_21.html。さらに同じ9月には江戸時代の伊藤看寿作の詰め将棋作品「将棋図巧」の98番、99番、100番「裸玉」「煙詰」「寿」を紹介したりした。→https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2025/09/3.html

将棋を指さない私が詰め将棋に挑戦すると日記に書いて以来、トイレの中の棚に「子ども詰め将棋入門」を置いて1手詰め24問、3手詰め24問を済ませ、この前5手詰め24問を無事終えた。1手詰めは全問正解、3手詰めは3問間違った、5手詰めは多少時間がかかるも間違いは4問だけだった。詰め将棋が得意な人からすればそんな短手数を間違うなんてと笑うかもしれない。しかし5手詰めなんて生まれ初めて解く私にすれば頭の中で駒を動かして考えるだけでも大変なんだ。故米長邦雄に「江戸時代の名作詰め将棋本「将棋無双」100題「将棋図巧」100題を自力で解き切れれば将棋プロになれる」という有名な発言がある。そこで、レベルは天と地ほどの差があれど、私も正解を見つけるまでは絶対に答えを見ないってことで挑戦した。

それでこの本の最後はチャレンジ問題といって7問が残っていた。その第1問は5手詰めで↓のような問題だった。詰め将棋が得意な人はここで考えてみてもいいかも。

この問題、すでにヒントが5手詰めとあり、しかも持ち駒が「角、金、銀」とあるからそれを1手ずつ打つだけだから簡単なはずと思った。さらにこの問題図の下に子供用らしくマンガでヒントが出ていたのだ↓。
これによると詰め上がりは駒台から金を打って終わりということだ。まあ詰め将棋の最後は金で詰むことが多いってのは初心者の私でも知っている。ここまでヒントを出されて解けないはずがないと思ってやり始めたのだが・・。

初手は角か銀を打ち王手をかける、なので打つ場所は5、6ヶ所しかない(ちなみに将棋の場合は「指す」と言うが、駒台からの手なのでこの場合は「打つ」でよい)。真っ先に考えたのは4筋に角を打つ手(4一角や4五角)だった。しかしうまくいかない。1日目は分からず2日目のトイレの中でいきなり3四のところに角か銀を打つのも考えたが駒を損してしまうと5手では詰まない。トイレ中だけにうんうんと考えてもなかなか正解が出てこない。そのうち本当のウンも出ていったん終了だ。3日目の今日、「ここは初手は『3二銀』しかいない」と断じ、残りは角をどこに打てばいいかだけを考えた。3二銀と打って玉がその銀を取ると4一に角を打ち、玉に角を取られても金を4二の打てばいわゆる頭金できれいに詰む。玉が1三に逃げるのは2三に金を打てば3手で詰んでしまうが、角が余るので詰め将棋としては正解ではない。詰め将棋は後手側もできるだけ長手数で逃げなければならないという決まりがあるし、先手側は詰め上がった時に駒台に駒が余っていけない決まりもあるから実戦と違いその図は不正解だ。

となると、後手側は2四玉と逃げるしかない。次手はヒントから角を使うわけだから私は3五角とやって3四玉、そして最後4五金で詰みと思った。もう一つ1三角も考えた。しかしこれは相手の香か桂で角を取られてしまうのでねぇ・・。間違いがないか考えた上で次ページの正解図を見た↓。

ええーっ。1手目の3二銀はやはり正解だったが、3手目の角は1三に打つのが正解だった。「この手が見つかればたいしたものだ!」とあり、それも一応考えたけれどねぇ。となれば続く金はどこに打つか、上の図を見れば簡単だ。3五金である↓。
はあ・・3日考えて正解を出せたと思ったのに不正解とは。私の詰め上がり図では4五の金を玉が取れば3五の角は横には動けないので当然詰まない形だ。なんとそれを私は角で取れると勘違いしていたのである。アホやねぇ。

かくしてチャレンジ問題1問目は3日も考えたのに解けなかった。だが、米長邦雄の言う詰め将棋の効用を真に受けてあの羽生少年は何年もかけて解き切った。その時に少年は気づいたそうだ。「あれって正解を出すのが目的ではなく、常に将棋のことを頭の中に入れておく状態にするということだったのだ」と。自力で考え考え抜くことで将棋の力が醸成されるってことなんだ。私もつたない頭を使うことで将棋力が徐々に付いてくるのかも。今回のように角のような大駒をただ捨てるだけの手が正解になるなんて最初は思いつかない。詰め将棋にはそんな手が意外に多いらしい(この本の冒頭にそう書いてあった)。

そんなわけで残り6問。次の問題は↓だ。

今度も自力で正解出すまでは決して答えは見ないぞー!

2025年11月26日水曜日

OI病院を訪れる

ここ3年ほど姶良地域の主要病院との「医療安全対策地域連携加算に伴う相互ラウンド」で病院訪問をする機会がある。今年は青雲会病院のスタッフ計7人で加治木にある「OI病院」に初めて行くことになった。姶良の二次救急を青雲と担っている病院だが、なぜか私は縁遠く今まで一回も訪れたことがなかった。他の青雲スタッフの中にも同様の人がいて近くて遠い病院なんだ。いや、医療安全対策室長の「辛亥」さんはそうではなかった。実は彼女はOI病院が看護師としてスタートしたところで、実に15年勤務した後、青雲会病院に13年前に入職した。両病院を同じくらい知っている貴重な人材だ。

相互ラウンドでのチェックした内容はここではおいておいて、人材交流の話題をしよう。辛亥さんは行くところ行くところ、「あらまあ」と知り合いスタッフに声を掛けられ「ここを離れてずいぶん経ちますけど意外に知っている職員に会いますね」とニコニコしていた。私も回復期病棟に入った時、若干ふくよかな看護師が「まあ、こてる先生」と言うのでネームカードを見たら、こんもりNsだった。すかさず「あら〜山下さんじゃない」と返すと、彼女、眼をまん丸くして「センセ、そんな旧姓まで覚えているなんて」と驚いていた。いや、私にしてみれば結婚してのこんもりよりはるかに旧姓の方がしっくりくる。「15年くらい前かなぁ、訪問にいっしょに行ったことがあったよね」と、当時青雲会病院では終わりかけていた訪問診療のことを話した。彼女はまもなく辞めて、訪問もそこから10年ほど閉鎖されたのだった。
チェックやラウンドも終わる頃にOI病院の泣かん薗院長と話をする機会があった。「11月からドクターカーを始めました。だいたい日に1回は出動してますよ」とドクターカー専用服にわざわざ着替えてきてくれた。そして「2年後くらいには病院が新しくなります」と完成予定図を見せてくれた。今の病院のごく一部を残し、現駐車場に新築されるそうですでに工事は一部始まっている。さらに屋上にはヘリポートが設置されるという。「これ、本当に出来るの?」と尋ねると「ええ、予算が下りました。これが出来ると鹿児島市立病院まで5分ですからねぇ」だって。ひえ〜、現状は救急車で急いでも40分以上はかかるぞ、わお!
おお、そうだ。泣かん薗院長も旧青雲病院で確か6年くらいいっしょに働いていたんだ。彼はその後宮崎の病院に勤務していて10年くらい前からOI病院に入り、その後院長として活躍している。

で、当然いっしょに写真を撮ったわけだが、二人がそろえばやはり決めポーズは↓だ。
旧青雲病院時代に「マイボール作ってボウリングをしよう」と私が誘い、その後ボウリングにハマった泣かん薗先生、今じゃOI病院での社会人チームを作ってボウリングの試合にあちこち参戦したり、去年まで国体のボウリング選手も職員として雇い、南日本新聞にも大きく取り上げられるほどにもなっている。その国体選手の野村経博君は現在京都在住で数年後ボウリングのプロテストも受ける予定だと聞いた(野村君、つい最近の有力アマチュア団体NBFの全国大会男子の部で準優勝してたよ)。

近くて遠かったOI病院、これからはほんとに近い病院になりそうだ。

2025年11月25日火曜日

結局、持っていかれるのは

年休や連休などで5日ぶりの出勤となった。思いのほか入院患者の仕分けが少なくてほっとした。朝礼では人間ドックの受け付け事務担当のブックマークさんだった。一昨年入職し今年で3年目ということだ。スピーチをするのはもちろん初めてで、初スピーチ者のタイトルはおおかた「私の夢」のことが多い。

まずは自己紹介からで、彼女は鹿児島市内の短大栄養科を出てその後は鹿児島市内の幼稚園の栄養士として勤務の後、実家近くの病院で事務職に就いて、青雲会病院に入ったとのことだ。そしてお決まりの初めての業務内容に戸惑ったこと、それに対し取り組んだこと、今後の目標などを語っていた。このあたりは聴いていてフムフムってところ。

で、たいてい最後に自分の趣味や好きなレジャー、推しのタレント、芸能人などを披露することが多い。彼女の場合、それは飼い犬だった。3匹登場し、いずれも柴犬で12歳の黒柴の「みかん」とその子どもである赤柴の「ぶんぶん丸」「こむぎ」が出てきた。

親は黒でも子どもは赤(茶色)になるって珍しくないらしいね。一般に柴犬は赤柴が7割くらいらしい。そして愛犬と散歩したり、イベント時にはコスプレなどさせて楽しんでいたよ。
ハハハ、これは受けた。みんなもクスクス、笑い声が漏れ聞こえてきた。柴犬って可愛いねー。

で、思うわけ。スピーチの大半はまじめな仕事のお話だったはずなのに、終わってみれば印象に残るのは可愛いイヌの画像なんだ。他の職員のスピーチでも意外な経歴の披露だったり、その人がハマっていること(趣味、嗜好)、推しのタレントなどが強く印象に残る。

そこで以前、私はずばり「朝礼スピーチ」というタイトルで話をしたことがあった。スピーチネタをいろいろ考えているうちに「朝礼スピーチ」そのものを話題にしてみたら・・と発想したのだ。それで、職員のスピーチの傾向をまとめたり、実はスピーチで面白いのは皆さんが最後に語る趣味嗜好でしょと印象に残ったものや面白いものを披露したのだった。そして当然それはこてる日記ネタにもなったネ(笑)。「2023/1/14「朝礼スピーチのテーマは」→https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2023/01/blog-post_14.html

2025年11月24日月曜日

ブラックフライデーでSoundcore Liberty 5買ったった

昨日、沖縄からAmazonのブラックフライデーを利用してノイズキャンセラーのイヤホン
Anker Soundcore Liberty 5(Bluetooth 5.4)を注文していたが、1日で鹿児島自宅に届いていた。最近よくある置き配だ。
昨年はギボヒサコの葬式で帰鹿していたチッチとセージにSoundcore Liberty 4(Bluetooth 5.3)をそれぞれプレゼントしたのを話題にした。私が初めてこの手のイヤホンを買ったのが4年前のAmazonブラックフライデー時でチッチに勧められてSoundcore Liberty Air 2 Proを1万円以下で購入していた(「ブラックフライデーでノイズキャンセリングイヤホン買ったった」→https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2021/12/blog-post_2.html)。このイヤホンを気に入り1年半後には病院用にもう1個購入した。その後、カールにSoundcore Space A40をプレゼントしていた。全部アンカー社のノイキャンイヤホンだ。

Liberty 5はLiberty 4の後継機として今年前半に4年ぶりに出た新作である。Liberty 4でさえ「ノイズキャンセリグ機能がLiberty Air 2 Proより全然いい」とチッチの意見もありブラックフライデーで値引きされていることもあり買うことにしたのだった。さらにLiberty 4同様、マルチポイント接続が出来るというのが大きかった。これはスマホとノートパソコンなど両方に同時に接続可能な機能で、今までのはそれがないためにいちいちパソコンでの接続を切ってからまたスマホにつなぎ直すなどの面倒くさい操作が必要だった。スマホで音楽聴こうと思ってもその前に接続していたパソコンが近くにないといつまで経ってもスマホ接続がなく諦めざるを得ないこともあったのだ。さらにもう一つ、私はスマホもカメラも電子機器系、いわゆるガジェットと言われる小物などはほとんど黒を購入しているが、今回は2個も持っているLiberty Air 2 Proは色が黒で、時にもみ上げに見間違うことがあって次は白が欲しいと思っていたのだった。
で、この新しいイヤホン、ノイズキャンセリング機能を効かすと周囲の雑音、騒音がほとんど聞こえなくなる。さらに音質も明らかに向上していた。それを実感したのは天鳳で麻雀を打っている時だった。牌を卓に打ち付ける音がLiberty Air 2 Proよりクリアになっているのだ。うん、やはり新しい機種ってちゃんと進歩しているもんだねぇ。

そんなわけで麻雀も調子いいかな・・で、なんと親の大三元を聴牌して上がればダントツ確定という場面も迎えた↓。
う〜む、麻雀っていつもままならないものである、トホホ・・。

2025年11月23日日曜日

迷惑ネコを近づけないためには

今日はそれぞれが沖縄を去る日だ。最初はチッチで朝10時過ぎ、セージは昼12時過ぎ、私たちは夜20時ごろの飛行機で那覇空港から帰路に着く。今は事前にスマホなどでオンラインチェックインが出来るので便利だ。それで午前7時半頃にチェックインを試すとなぜか「あなた様はオンラインチェックイン受付不可です。直接空港カウンターで受付して下さい」と断れてしまう。行きの飛行機ではいつも通りすぐに出来たのに何で?

カールがやってみると「私は出来たわよ」とのこと。チッチは「それはちょっとヤバいかも」と言う。彼は以前、同じようなパターンがあり、直接カウンターに行くと座席が空いていないようなことを言われたらしい。「すでに料金も払っているのにそれはおかしい」と抗議すると「1席空いていました」とどうにか乗れたそうだが、それ以来搭乗1日前にメールが来たら「速攻でオンラインチェックをする」ようになったそうだ。

原因がどうにも分からず、ソラシドエアーに電話を掛けてみた。すると自動録音で「受付は8時から20時までの間です」と言われ、受け付けてもらえなかった。こういう時はGoogleなどで「オンラインチェック 出来ない ソラシド」とキーワードを並べて検索してみるのがよい。すると原因らしきことが判明した。オンラインチェックが出来ないケースが7、8例示されていて、真っ先に「65歳以上のシルバー割引利用の方」とあったのだ。カールに確かめると「行きは早割だったが、帰りはそれが取れなくて初めてシルバー割引で予約した」んだって。それだ。よく考えれば予約した人が本当に65歳以上かどうか実際に身分証明書がないと会社側は分からないもんね。納得だ。あれからしつこく電話を掛けなくてよかった。自動案内は電話代がじゃんじゃん加算されるシステムだからネ。

午後はカールと歩いて10分くらいのヨーコバーバの自宅に行った。主不在なのでカールは沖縄に来るたびに家の中の掃除や1階駐車場のネコの糞の片付けなどやっているのだ。今回は私も手伝った。1台だけ実家アパートの住人の車を月極で貸しているので、糞の臭い匂いをどうにかしなくてはならない。以前は相当ネコ糞被害がひどかったが「強力猫まわれ右」というネコを寄せ付けない粒剤を撒くようになったらかなり少なくなったそうだ。しかしそれでも1ヶ月もすれば数ヶ所糞をまき散らすので困っている。

ホウキでゴミと糞を集め、こびりついている糞は水洗し剥ぎ落とした。私も久しぶりにこの手の清掃作業をした。
20分ほどでさっぱりきれいになった。もう糞臭もしない。「まわれ右」をカールが撒いたがまだ油断は出来ない。
後で、Amazonで調べると「動物撃退器」なるグッズがあることを知った。超音波や警報音などをセンサーが感知しネコやイヌ、その他動物などを近づけないようにするという。
USB充電&ソーラー充電で値段も3000円前後とお手頃だ。今度カールが沖縄に行く時に合わせて注文してみようか。ネコは可愛いけれど、場合によってはとんだ迷惑行為もあるってことだ。そんな場合、傷つけずに撃退する方法で対処していくしかないネ。

2025年11月22日土曜日

昼は寿司、夜は中華

昨夜、右下の歯茎が痛いだけでなくグラグラし始めた。もうこの1週間ずっと痛みが取れていなかったのでもしかしたらと思っていた。歯と舌で触れるともう取れてしまう寸前で、覚悟して自ら取ることにした。先月初めに銀歯が取れて青雲会病院の歯科口腔外科で応急処置的にくっつけてもらったが、その時に「虫歯があるので最寄りの歯医者さんでまた診てもらったほうがいい」と言われてはいたんだ。現在の状態は虫歯というより歯周病だろう。手前は長年抜歯されていた部位でこれで2本も歯が抜けてしまうことになる。

思い切って取った歯が↓。歯茎の痛みはほぼなくなったが、食事がややしにくくなる。はあ・・またインプラントかぁ。
そうだ、3年ほど前に私たちが愛用していた花王のガードハローが生産中止になると聞き、品切れになる前に大量購入しチマチマと使っていた。そろそろ在庫が切れそう・・と心配していたが、チッチが「最近また売っているよ」と教えてくれた。半信半疑のところ、チッチが実物を持って来ていた。そこで二つをよーーく比べてみると・・↓拡大すればわかります。
実は花王はまだ作っていて、販売を「ガードハロー株式会社」に任せているということが分かった。なーるほど。でも普通の店では見かけないが。チッチのいるところでは100均の店にあったという。ふむ、それでも何十年使って来た製品がなくなっていなかったと分かっただけでも良かったよ。

で今日は、そんな歯抜けの私をからかうか訳ではあるまいが、昼はお寿司、夜は中華とグルメ三昧の日だった。寿司は沖縄実家近く歩いて5分の「すし食堂魚(うお)まる前島店:那覇市前島2丁目19-10」で、中華はこれまで数回利用している県庁近くの「燕郷房(ヤンキョウファン):那覇市泉崎1丁目11-3」歩いて20分弱だ。どちらも値段の割りに美味しいというコストパフォーマンスが優秀な店だ。

私とセージ、チッチは「特選にぎり寿司」、カールは「まーさん丼(海鮮ちらし寿司)」。燕郷房では定番の品を中心に頼みどれも美味しかった。今年2月1日にギボヒサコの四十九日をした時もここで食べ、こてる日記で紹介している(「ヨーコ、墓、キャンプ、中華」https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2025/02/blog-post.html

その時食べた葱油鶏、蝦魷魚春巻、糖醋肉塊は今回も頼んだ。そしてその他、韮菜万頭(ニラ饅頭)、猪蝦焼売(エビブタのシュウマイ)、生汁蝦仁(エビマヨ)、金砂炒明蝦(カラ付きエビの強火揚げにんにくスパイシー炒め)↓、
咸魚炒飯(ジャコ・青ネギたっぷりチャーハン)などを頼み、満足満腹だった。この店、カールやチッチもそれぞれ知り合いを連れてきているが軒並み評判がいい。4人で食べてビールなど飲んでも1万3千円くらいで済んでいる。これが東京や横浜などで同等の品を頼めばとてもこの値段では済まないだろう。メニューが中国語で書かれていてどんな料理かイメージしにくいが、当店お勧めメニューは写真付きだしそれらを頼んでおけば間違いがないだろう。こんな店が沖縄実家では歩いて行けるところにあるのは本当にいい。
みなさんも沖縄に行ったらぜひお試しあれ!

2025年11月21日金曜日

iPhone17、なぜに不人気の緑色を選んだのか

実は今日は沖縄にいる。昨年の今日亡くなったギボヒサコの一周忌に参列するためである。一周忌といっても実にこぢんまりとしたもので、遺族はカールに私、セージ、チッチ、そして親族はキシュン&タケコ叔父叔母夫妻のみだった。ヒサコの眠る琉球識名院に集まり午前11時から法要は始まった。↓はお焼香をしているセージ。ちなみにだが浄土真宗では抹香を目の高さ(または額)まで持ち上げて押しいただく動作はしないのが原則だ。


法要は40分ほどですべて終わり、皆で墓前に手を合わせ、食事のためにザ・ナハテラスホテルの真南風(まはえ)という和食レストランに向かった。ここのレストラン、各自のテーブルナプキンの上に小さな折り紙が添えられていた。それがなかなか出来が良くていた。鶴は一般的なものだがカメ、カタツムリに孔雀もあった。カールも「これ、もらって帰ろう」と気に入ったようだ。料理も上品でなかなかのものだった。


その後は中部にある沖縄市のライカム・イオンモールに家族4人で行った。メインはセージの長らく使ってきたiPhoneSE2を最新のiPhone17への機種変更目的であった。カールとチッチは今年2月にiPhone16に変更していたがセージは私と同じ機種を使い続けていた。しかし最近娘のココちゃんの動画を撮ってネットにアップしたりすると、もう少し性能のいいやつが欲しくなったそうな。それで「車も(中古だけど)代えたし、来年は2番目の子も生まれるしー」と言い、私の肩もみをしつつ「ケータイを新調したいんだよねぇ」とおねだりをするんだ。カールやチッチもニヤニヤしてどうも私が買って上げねばならない雰囲気になった。即答はしないまでも私も携帯ショップのあるイオンモールに行くのを承知し、とうとう買って上げる羽目になった。

iPhone17の一般的なもので容量は512Gが欲しいとな。色は「黒が一番かな」と言うが、そこは私が緑色にするよう強制した。あまり人気が出なさそうな色だ。実際、今回のiPhoneは紫っぽいラベンダーが一番で次ホワイト、ブラックということだ。
だがなぜそれにしたのか?Apple が緑色をハーブの一種から「セージ」と呼称していたからだ。まさにセージのためにあるような色だ。実は20年以上前、iMacというカラーバリエーショの多いデスクトップを購入した際も5色のうち私は緑色を選んだ。その時も「セージ」と呼んでいたからである。セージも買ってもらえるのであれば「はい、それでいいです」と最敬礼だった。
まったく、昔から現金なヤツだったが変わっていないわ〜。

その後、私がダイソーで100円印鑑やニトリで沖縄実家に置く自前の枕を買おうとすると、「ここは私が払いますから」とセージが代わりに払ってくれた。
印鑑なんて110円、枕はやや高かったがそれでも5千円台だった。スマホ1台に比べれば全然さぁ〜やね、セージ。

夜は近くの最近よく行く「鳥貴族」で、私も久しぶりにオリオンビールを飲み、焼き鳥を食べ、沖縄の夜は過ぎていったのだった。