この日は4月23日日曜で、旅行系の日記は長くなりがちなので1日遅れのアップになった。
ホテルのチェックアウト時刻が午前11時で結構時間があるので、ホテルから歩いてほんの5、6分のところにある原爆ドームと広島平和記念資料館見学を予定していた。天気も良いので私はいつものように日焼け止めクリームを塗り始めた。のこりがかなりどうせなら全部使い切ってしまおうと、カールに言わせれば「バカ殿みたいに白く」なるほど塗ったはいいとして、そのため目に染みて大変なことになった。目が開けられず涙がしくしく出っぱなし、まだ資料館にも行っていないというのにー。
原爆ドームって進入禁止で監視カメラも作動していると表示があった。半壊された建物の下には瓦礫がそのまま残されていて綺麗で清潔な周囲との雰囲気との落差が印象的だ。
元安川を渡って平和記念公園に行くとドームに続いて見慣れた光景があった。毎年8月6日に記念式典が開かれるあの場所だ。慰霊碑のアーチを見ればその先に原爆ドームがきれいに入る設計になっていた。平和記念資料館(原爆資料館)はすぐ近くにあり、午前8時半からの開館で10分前には並んだ。すでに外人さんの団体客が多数並び始めていた。最近外人の資料館訪問が多いとニュースにあったとおりだ。そして私はすでに涙目。1枚の資料写真も見ていないというのに。この施設は外人さんにとって日本に来たら訪れるべき場所としてだいたい1位か2位になるそうだ。入場料は200円で音声ガイドは別料金400円だが外人さんらにはこのガイドは必携だろう。入ってすぐに原爆投下のシーンを立体CGで表現したコーナーがありこれは原爆の威力のすさまじさを実感できて良かった。この資料館の中でも最新の設備ではなかろうか。この後は投下直前まで普通の暮らしをしていた人々が一瞬にして悲惨な状況になる写真、遺品、遺骸の数々が展示されている。原爆とは何かを体験でき、ただの兵器、抑止力と思っている人たちに何がしかの心の変化をもたらすはずだ。私はほとんすべての資料を写真に収めた。ただひたすらに。じっくりと見れば2、3時間はかかるだろうが私は50分ほどかかった。1枚だけ載せておこう。カールはすでに出口にいて少し沈鬱な表情だった。まあこの場所でにこやかな表情にはなれないだろう。そのまま歩いてホテルに戻った。まだチェックアウトまで時間があり、私は開眼するのがきつくてとにかく目を閉じたかった。で、ベッドで30分ほど休んだ。10時半にホテルを出て、もともとは呉の自衛隊資料館や大和ミュージアムなど観光する予定を中止してもう一つの予定、岩国の錦帯橋を目指すことになった。変更理由は私の目のせいで運転出来そうにないのと、カールが「戦争関係の施設をちょっと見る気になれなくて・・」だったから。確かにねぇ。とまあ、また長くなった。本日の後半のことはまた明日にしよう。
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