「こてる砲」とは

「今日は花見と食事をしに行こう」とカールが提案し、もとより私もその気で、下荒田の天ぷら＆蕎麦の「左膳」に開店前に行った。午前10時20分頃に駐車場に着いたが、ほとんど車はなく余裕で甲突川河畔の花見が出来た。ただまだ満開ではなくそこが今一つだったかな。↓はカールが花びらを顔に寄せてポーズ。

また↓のように鳥が花びらをついばみに来ていた。鳥はこの他にも何種類もいてまさに花鳥の取り合わせだった。

そして開店10分前の10時50分頃のことだった。「左膳」の玄関前に並んでいた私はふと、駐車場に入って来る白いベンツに目を留めた。もしや・・。すかさずデジカメで写真を撮った。

いや、今日の日曜あたりサブアラド夫妻が「左膳」隣の「いちにぃさん」に食事に来るのではと思っていたのだ。前もかち合ったことがある。あの車はサブアラドベンツに違いない。カメラは構えたままシャッターチャンスを待った。

ナンバープレートを確認しやはりサブアラドDrのものと分かった。さあ、出てくるぞー。

ふふふ、撮られているのも気づかず車を降りこっちに向かって来る。

そのまま真っ直ぐ行けば「左膳」でカメラ構えた私にも気づいただろう。しかし彼らは左へと方向を変えた。

やはり「いちにぃさん」だ。同じ系列の両店、私たちはどちらかといえば「左膳」派だが彼らは黒豚料理店が多い。午前11時には開店し、今の時期にふさわしく「桜御膳」を注文した。天ぷらと蕎麦を食べ3、40分ほどして店を出た。カールが「サブアラド先生たちもう食べ終えて出たのかなぁ」と駐車場をキョロキョロしたその直後、「いちにぃさん」から出てきたのがサブアラド夫妻だ。

「あれー！」とびっくりのサブアラドDr。「店に入る時からこっちは気づいて写真も撮ってまっせ、ほら」と見せると「うわぁー」とさらに驚き「全然気づかんかったよ。文春砲かフォーカスやな」としげしげとデジカメモニターを眺めていた。

ははは、「こてる砲は神出鬼没。またどこかで隠し撮りがありまっせー」と煙に巻いたのだった。