2023年4月25日火曜日

清々しさは錦帯橋

(4月23日日曜続き)ホテルを出てカールの運転する車はすぐに高速に乗った。助手席で私はずっと目を閉じたままだ。行き先は岩国の錦帯橋(きんたいきょう)なのだが、ゴルフ7のナビはバカなのか「錦帯橋」で入力すると「岩国錦帯橋空港」しかヒットしない。 そこじゃないって。別の入力で試すと明らかに広島の別の場所を指定してきやがる。宮島サービスエリア(SA)にいったん寄ってスマホで錦帯橋付近の住所を入力してどうにか目的地へ着くことが出来た。

駐車場は河原にあり300円。降りると天気も良くてとっても清々(すがすが)しい。子どもの頃から写真で知っている実物の錦帯橋がどーんと鎮座していた。木で出来たアーチが美しい。釘を一切使っていないというのも素晴らしいね。また水流も綺麗で目に優しい。

昼食は橋のそばの店でそれこそソバと名物の押し寿司を頼んだ。カールは日本蕎麦、私は蓮根の蕎麦を頼んでみた。蓮根のはもちもちしてまずくはないがやはり普通の蕎麦の方が美味しかったかな。↓は押し寿司と蓮根蕎麦。

河原には桜がいっぱい植えられ、花見シーズンはきっとにぎわうんだろう。外人さんも広島に比べグッと少なく、いや観光客自体が宮島とは比べそれほど多くなく、ゆったりと過ごしたい人にはとってもいいところだと思った。余裕があればロープウェイで登れる岩国城からの眺めを堪能するのもいいかもしれない。私の目は少しずつ良くなってきてカールのサングラスを借りれば運転もどうにか出来るくらいにはなっていた。それで帰りは下松SAで運転を交代した。

そうそう、サブアラドDrからまた電話が掛かってきたよ。当直で天鳳やっている合間の暇つぶしに掛けてくるんだ。「今どこ?」に「岩国の橋を見物し終わったところ」と言うと「ああ、あの・・・橋、ええとセイタイ・・」「キンタイキョーっす」「ああ、それそれ。病院の慰安旅行で行ったよ。橋を渡ったらアイスクリームの店がいくつもあってさー」「ああ、私たちは食事の後だったからそこには寄らなかったわ」「で、今度はどこに行くのか」「もう帰る」「あら、萩とか行ったらどうだ」「行かんわ」「なら、下関を通るんだろ。だったらあそこの焼きガレーを食べるといいよ」また来たよ、名物勧めが。で、私は言ってやった。「いつもことだけどさー。確認しておきたんだけど、その『焼きガレー』ってあなた、自分で食べたことあるんかね」「・・いや、ない」「分かってたわー!」

まったくもう。実は昨日の広島お好み焼きの「みっちゃん」、あそこも実はサブアラド本人は食べてはいないんだって。それをさも自分が食べたように勧めてくるのがいつものことなんだ。名物に限らず名所もそうだったからきっと彼は「萩」にも行ってないと私は確信している。サブアラドの口車に乗せられてはいけない。「みっちゃん」もおおばばMRも推していたからこそだったが、どこかそこら辺の店でも良かったような気がする。

助手席で十分に睡眠をとっていたせいか、さほど疲れもなく山口から熊本は宮原SAまで3時間もぶっ通しで私は運転した。さすがにそれ以降はカールと交代し、桜島SAのスマートインターで出て、姶良はカールの希望でトンカツの万作に寄った。ここのトンカツは私たちのお気に入りだ。ここでカールはビールを飲んで帰りはまた私が運転。こうして交代運転すれば中国四国あたりはドライブ旅行もしょっちゅう行けるゾ。今度は行き損ねた呉、尾道あたりか二人ともまだ一度も行ったことのない四国がターゲットだな。ともかくも充実した一泊二日の広島ドライブ旅行だった。

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