朝5時20分に自宅を出て、カールと車で広島観光に出かけた。広島は昔1回学会で行ったことがあるが観光は一切しなかった。カールにいたっては初めてだ。実は4年前2019年12月に二人で高速を使って岐阜まで遠出した際(→http://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2019/12/blog-post_21.html)に、瀬戸内海を見て「宮島や四国って意外と車ですぐに行けるネ。近いうちに行こう」と話し合った。だがその直後からコロナ禍になりそれどころではなくなった。特に規制がなくなりようやくで、当初5月の連休明けくらいがいいのではと思ったが、それは最悪と気がついた。広島サミットがあるのだ。コロナの規制どころではないはず。実際、その期間は山陽道も通行禁止になるなどまず観光は無理だ。ゴールデンウィークも混雑するだろうし今回になったというわけ。
運転を交代しつつ福岡を過ぎるころ、サブアラドDrから電話が入った。また通勤途中の暇つぶしに掛けてきたな。「今日は休みか、それとも長島までバイト?」「いや、今九州道を北上中」と答えると「ええ!」と驚いていた。「そんなドライブをするなんて聞いてなかったぞ」と言われても言う義理はないしー。するとよくこの高速を利用するサブアラドDr、「そうだ、もう少しすると面白い看板があるぞ。『キツツキ』の看板だ」と言うのでキツツキがデザインされた看板があるのかと思ってデジカメを持って構えた。運転はちょうどカールの番だった。しかしそれらしき看板はない。するとサブアラドDr「若宮 宮若」という看板が出てくるはずだというのでじっと見ているとそれはあった。
で、通り過ぎた後に、私はまだキツツキの絵柄の看板を探していた。しかしサブアラドDr「若宮宮若があったか。そうか、面白いだろう」と言うので「はぁ?」と答えると「珍しいだろう,その看板。『若宮宮若』で『キツツキ』といっしょじゃないか」だと。で、ようやく言っている意味が分かった。しかし「バカ!てっきりキツツキの面白い絵かオブジェが飾られている看板かと思ったゾ」と返事よ。ほんとあほくさ。予定では午前11時台に宮島へと渡れればと思っていた。カールの事前ネット情報で「ちょうど満潮の頃で、フェリーは会社が2つあるけどJRの方がいい。それだと大鳥居の前を通過してくれるから」ということだ。11時過ぎにはフェリー乗り場近くまで来て車は駐車場に置いてJRフェリーに乗った。乗る階も3階がいいそうで確かに厳島神社を眺めるにはそれがベストだった。
観光客は外人さんも多かったね。外国人観光客は日本全体で多くなっているが広島は特に注目されているらしい。明日行く予定の原爆資料館はこの1ヶ月、外人さんの方が多くなっているとニュースでも言っていた。↓はフェリーの鏡に映った自分。周りはみんな外人です。宮島に着くと出迎えてくれるのは鹿だ。ついこの間NHKBS1で放送されていた「平清盛ゆかりの地を行く」にも出ていた。カールもよしよしと挨拶したのはよかったが、なんと観光パンフの紙を食われてしまった。「えー、鹿って紙を食べるんだ」と驚くカール。そんなハプニング、後で見た外人さんのYouTubeでも同じような鹿の反応もあってたまにはあることのようだった。ちょうどお腹が空いていたので昼食を摂ろうと牡蠣やあなご飯(めし)を食べられるところに入った。実はさっきのサブアラドDrの電話で「宮島に降りたら『あなご飯』がいいぞ」とのアドバイスがあった。牡蠣は当然知っていたがあなごが名物とは知らなかった。でも私はこう返事した。「確認だが、サブアラド先生。センセイはその『あなご飯』を食べたことがあるのかね」実は今までもこんなパターンが何度もあってすぐにお勧めを言いたがるセンセイなんだが、たいていはご本人は人聞きや単なる知識だけで実体験はしていないことがほとんどだったからだ。「いや、食べていない」ほうら、やっぱり。「でも行った時に食べたいなと思ったけど食事をしていたし時間もなかったから」と言い訳していた。まあそれはともかくせっかくだから食べてあげよう。
そうだった。その前に焼き牡蠣2個で500円というのをほおばっていた。カールは牡蠣が好きだからな。店でも牡蠣うどんを注文していた。あなご丼はまあ美味しかったが値段が1980円で、ううむそれならまだ玉子丼やカツ丼のほうがよかったかな。でもそれらはいつでも食べられるから。
この後通った表参道商店街は賑わっていたなぁ。いろんな土産物や何十種類ものもみじ饅頭など見て楽しむだけで私たちは買うことはほとんどない。この後神社への参拝を終えて「弥山(みせん)に登ろう」とロープウェイ乗り場へ向かった。ここは私がこだわった。宮島は弥山にまで登らないと来たことにならないとTVを見た後でそう思ったのだ。料金は往復で2千円とちょっとお高い。でも弥山は535mもある。まずは6人乗りのやつに乗って中腹まで行き、そこからやや大型の対面式ロープウェイに乗り換え上を目指す。着いてもそこが頂上ではない。なんとそこから約30分かけて頂上を目指さなくてならないのだ。カールはため息をつきつつ「帰りのロープウェイは16時半が最終だけど大丈夫よね」を確認してきた。時刻は14時過ぎで「それは大丈夫だろうて」と私は特に気にはしなかった。だが結果はそこそこギリギリだったのだ。↓はすれ違い様のロープウェイ。
もし時間がなければロープウェイ降車場のすぐ近くに展望台があるからそこで満足してすぐに下車のロープウェイに乗ればいい。でもここまで来たからには頂上を目指すのだ。で、登るのかと思ったらまずは下りだった。そしてすれちがう頂上から帰ってくる外人さんらがみんな息が上がって汗をかいていた。うん?結構きついのかな・・。で、結果が↓。
これは頂上の休憩所での私の無様な姿だ。日頃運動をしていない私はぐったり。これでも中腹の霊火堂のところでいったん休憩もしたのよ。しかし休憩後の足取りがきつかった。きっと乳酸が下半身にどっぷりたまっていたに違いない。そうそう、霊火堂周辺では観光客はほとんどが休憩していた。カールから聞いたが「隣のおばさんがさー、『2千円が惜しくて下から登ってきたけどもうダメ、帰りは絶対ロープウェイに乗る』って言っていたわ」と。下からなら1時間半以上も掛かる。普通の観光客がするこっちゃない。カールは私より歩くのは遅かったが私よりへばってはいなかった。で、眺めはやっぱり登ってよかったと思える絶景だった。ただここでちょっとミスだったのが電池切れを起こして写真をほとんど撮れなかった。まだあったのにこれくらいでと電池は2個しか持って来なかったのよねー。(で、NHKBSの画像も参照)帰りは登りほどではないにしろやはり30分はかかり、しかもロープウェイ待ちが生じていて下車できたのは16時過ぎだった。ひえー。
神社の方に行くと、ちょうど干潮時間で大鳥居の下まで歩いて行くことが出来た。事前にカールが17時ごろまでいるとそれが出来ると言っていたが、まさかそこまでいるはずは・・と思っていたのに。でも良かった。↓はiPhoneで撮った写真。満潮干潮両方はなかなか経験できないはずで、しかも大鳥居は数ヶ月前に大修理が終わったばかりでとてもきれいだったしー。
ここでようやく宮島を出て広島市内のホテルへ向かうことになったが、今日の日記は長くなった。翌日も含め、明日以降にアップすることにしよう。
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