半荘1回目、私が好調でほぼ一人トップ状態だった。南場に入ってそろそろ半荘も終わりかなというころ、院長室の電話が鳴った。見せたまえが出ると「ちょっとTVの音を・・」というのでTVを消した。「はい・・はい・・」となんだか深刻そうな口調で見せたまえが応対している。きっと見せたまえの母親のことだろう。数ヶ月前も入院中に体調が悪くなって数日後の麻雀の約束がキャンセルになり、場所も面子も変えたことがあった。
「病院に行かないといけないわ」と見せたまえDr。で、終わりかけの半荘はもうチャラにしてお開きにしようかと私らが言うと、最後まで済まそうということになり私がトップで終わった。見せたまえがドボンで大きく負けていて、「この結果は次回に持ち越しにしよう」と彼は言う。こんなことで負け分をナシにするのは雀士としての矜持が許さないというところか。そして「急だが誰か打てるやつがいたら連絡してみたら」とも彼は言う。で、アンベMRに連絡すると1時間ほど待ってもらえば行けるという。場所を雀荘に変えようかと、たつやましたDrの提案もあったが「ここで打ってもらって部屋の鍵はかくかくじかじかすれば」と教えてくれ、いったん休憩の後、アンベ君が来て闘牌継続となった。
夕方、見せたまえが帰って来てまた打てるのかと思いきや、「(クリニックにある)簡易ベッドを取りに来た」そうで、今夜は母親入院の病院に泊まり込むつもりか。結局そのまま私ら4人でいつものように打ち続けていつもように終わった。私は久しぶりに大勝ちし、たつやましたDrが大負けだった。
もしいつものように午後の14時からの開始だったなら、見せたまえは麻雀は始められないと連絡してきて中止になっていた可能性が高かった。せっかく休日に集まり麻雀を始めた仲間を見せたまえは母上同様に気遣い、闘牌を継続させ、私たちはその気遣いに甘えたわけだ。うむ、母親の回復を祈るとともにまたいつかこっちが何かしら気遣うことがあるだろう。
帰宅後、シャワー浴びてネット開くと、たつやましたDrがネット麻雀を打ち始めていた。うわ、いつもはリアル麻雀の後はまったくネット麻雀は打たなくなるのが常の彼なのに負けて気が収まらなかったのか。明日が休みだしリアルのかたきをネットで取り戻したかったんだろう。私は眠たい目で眺めていたがビリだった。そしてまた次局開始へ・・。もう見続けることは出来ず寝てしまったが、後で記録を見ると彼は午前3時近くまで打ち続け2位2回と少しポイント取り戻していたのだった・・。
0 件のコメント:
コメントを投稿