昨日(4月22日)の続き。
カールが運転して広島市内を目指している時、またサブアラドDrからメールが来た。「偶然おおばばと当たった。彼はドボンビリ。ワタスは3位。情け無い😩」これ何のことかというとネット麻雀天鳳で偶然にも対戦相手におおばばMRと対戦し、その結果をわざわざ私に教えに来たということだ。サブアラドDr、土曜昼から月曜朝までずっと当直でヒマついでに天鳳打ちまくっていた。麻雀仲間だったおおばばMRも鹿児島から地元の広島に転勤になり、リアルで打つことはないから天鳳をやっているようだ。それが対戦で偶然当たるのは年に1回程度しかなく珍しいゆえ連絡してきたのだ。
しかしこれを見てハタと思った。「そうだ、おおばばMRが広島にいたんだった。お好み焼きの美味しい店を彼に聞いてみよう」実は朝のサブアラドおせっかい情報で「お好み焼きなら『みっちゃん』という店がいいぞ」と聞いていて、それは本人が行ったことがあるとはいうものの、広島出身で現在そこに住んでいるおおばばMRの情報には敵わないだろうて。で、彼にメールを送ってみた。「サブアラドとの対戦、ドボンだったとか」「完全にやられました。悔しいです」「それはともかく、今広島にいます。お好み焼きの美味しい店ってどこかある?」と質問すると「『八昌』が観光客に人気あります。ただ風俗街にあります」さらに「電話していいですか」ときた。やはりそこは直に聞いた方がいいな。
「既に宮島観光を済ませ広島市内の中心地にあると思われるリーガロイヤルホテルに向かっている最中」と事情を伝え、「サブアラドDrから『みっちゃん』という店を勧められたのだがー」と言うと「ああ、『みっちゃん』もいいですねー」とまずは即答され、やはり有名な店なんだなと思った。しかしだ。おおばばMRはここから面白いことを言ってきた。「私のお勧めした『八昌』も『みっちゃん』も私ら広島のもんが行くかというと行かないです」「ほう」「例えばですよ、鹿児島に住んでいる先生が『熊襲亭』に行くかというと行かないでしょ」「!」いやー見事な例えだねぇ。瞬時に彼の言いたいことが理解できた。私が熊襲亭に行ったのはたった一度きり。それも30年以上前で、その時初めて鹿児島名物の酒寿司(さけずし)を食べたのだが、酒寿司もそれ以降は食べたことはない。おおばばMRは「でもどちらも行って間違いはありません。美味しいはずです」とのこと。そして「お好み村」というお好み焼きが20店以上集まったビルもあるそうだ。
そんな情報を元にホテルから歩いて行ける店を調べると、すぐ隣の広島そごう店に「みっちゃん」があった。実は「みっちゃん」は何店舗もありそのうちの一つで、そごうの10階の名店街にあり、行くとすでに予約客でかなりの待ち時間があった。予約機から出てきたシートは20番、いやーどんだけ待つんだ?店員に尋ねると「時間は分かりませんが閉店までには間に合います」とのこと、それで20分ほど待ったが、3組しか進まないのを見て「他の店を探そう」となった。
そこから歩いて「お好み村」を目指した。ところが10分程度で着くのかなと思いきや40分ほどもかかった。やっと着いたかと入ってみると・・2階にあった「八昌」はすでに売り切れ終了で他の店も客で一杯か「SOLD OUT」の張り紙が・・。客の半分近くは外人さんだったな。いやー参った。
ビルを出て、近くのお好み焼き店も覗いたがやはりダメ、30分1時間は待ちそうだった。カールは「私、別にお好み焼きが食べたいってわけじゃないの」と言い出す始末。そうだねと近くに普通の店はないかと探すが、「いきなりステーキ」や「天下一品ラーメン」などチェーン店ばかり。お腹が空いていたがここに来て鹿児島でも食べられる店に行く気はしない。結局、「そごうの『みっちゃん』に戻ろうか」とタクシー拾って逆戻りした。でも今度はラストオーダー時間の21時までに間に合うかが気になった。戻れたのはぎりぎり20時57分、私たちが最後の客だった。いやはやだ。私は「牡蠣入り肉団子お好み焼き」カールは「牡蠣のバターしょうゆソテー」や「牡蠣のマリネサラダ」などここでも牡蠣料理にした。見渡せばお好み村の店と違ってここは高級店の装いでお好み焼きもあるが他の鉄板料理がメインのようだった。しばらくして出されたお好み焼き、はあ・・なんてことはない普通の広島風お好み焼きなんだが美味しかったヨ〜。
いやいや、インバウンドが戻った広島ではお好み焼き一つ食べるのにも一苦労する。そして「みっちゃん」で食べられサブアラドDrやおおばばMRの顔も立てること出来、三方良しに終わり、めでたしめでたしの夜だった。途中、お好み村見物をしたことは言わなかったけどさー( ・_・;)。
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