2023年6月11日日曜日

ハッピー対ハナビ、静かなる決闘

朝、7時40分頃のこと、ロッジに久しぶりにモリサンチー家のハッピーちゃんが来ていた。カールによれば、ロッジがハナビの縄張りになってから 「たまに来るけどもうエサは食べてくれないのよ」とのこと。ちょうどいいことに、私はハッピーのお皿を洗浄して乾燥させていた。それを出して久しぶりにエサを上げると、ハッピー、やや戸惑いながらも食べてくれた。いやいや、2ヶ月ぶりくらいじゃないか。

ハッピーがここにいるってことはハナビはどこか散歩にでも出かけたのか。そう思ってロッジから庭を眺めると、なんと端の方でじっとこちらを見ているではないか。タイミング的にも朝食後のお休みタイムだったので見過ごしているかしらん。もしご飯時だったら絶対ケンカになっていたはずだ。
さあて、ここからの約10分間が興味深かった。ネコ同士、互いの間合いがしっかりと見て取れたのだ。ハッピーがエサを半分ほど食べた後、振り向いてハナビとにらみ合った。1回だけハナビが「シャぁ!」と威嚇をしたがそれ以降は全く音なしで見つめ合うだけ。
不思議なことに一方が横を向くと、一方もまた横を向いたり、同じような所作をする。逆に反対を向いて視線を合わさないこともある。そんな侍のにらみ合いのような状態が3分ほど続いた。そしてハッピーがじっくりとしゃがみ込んだと思ったら、ハナビがその場を離れて回り始めたのだ。どうもハッピーちゃんの方が優勢な感じ。ここはメスネコとはいえ約10歳の大人の貫禄か。雨の中、ハナビは自分の縄張りから離れていくのでたぶん私の見立てが正しいだろう。
しかし、ハナビは逃げたのではなかった。大回りして自分の縄張りに近づいて来たのだ。ハナビは「ここはオレの縄張りだよ」と言っているよう。↓に動画あり。

それを背後に見ていたハッピーは今度は自分からその場を離れ始めた。先ほどの写真とは立場が入れ替わった。「ここはケンカはせずに譲ろうか」とハッピー。

そして立ち去る際にこちらを振り向くハッピー。それをじっと見つめるハナビ。ハッピーは「今日のところは帰るが覚えときな」とでも言いたそう。
おいおい、ネコってサムライ?ネコ同士の静かなる決闘を見た思いだったわー。

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