ある高齢女性患者が外来で「市販薬で睡眠薬を買って試したが、1回目は効いたけど2回目は効かず、病院からの眠剤が欲しい」と言ってきた。「ほう、どんな薬ですか」と尋ねると現物を持って来ていた。
笑ったね、そのネーミング。「ネルノダ」。いいじゃん、この名前。飲んだら「はい、寝ます」って素直に従いそう。ただそこは市販薬、病院処方薬に比べ中身や成分量は控えめのはず。そもそもこの薬、1日でスカッと効くようには作られておらず1週間は継続して飲まなきゃいけないらしい。本当に不眠で悩んでんでいたらやっぱり病院を受診しよう。内視鏡検査はこのところERCPが多くてと書いたが、それも明日のERCPで一段落する、と思っていたら、今度は久々に大腸憩室出血患者が来た。憩室出血の内視鏡室検査は慣れてはいるが出血源同定が難しく必ずしも止血に成功するとは限らない。幸い出血源の憩室を突き止めて止血処置が出来た。下血患者や憩室出血患者は続けて来る傾向があり、ERCPの次は憩室出血のパターンになるかもしれないなんて内視鏡室で呟いたのだが・・少し嫌な予感もするナ。
家に帰るとゲンちゃんが碁盤に鎮座していた。おいおい、それはパパがオマルさん対策でお勉強するためにそこに置いてあるんだよ(今日は完勝だったぜ)。うん?ゲンちゃん、なんか見返り美人みたいだね。男だけどー。
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