2022年5月31日火曜日

梅に乾杯!

午後は半年ぶりに北山診療所への出張勤務だった。前回は往診先の自宅庭の柿を取った話題を日記ネタにした。(http://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2021/12/blog-post_1.html)さあて今回はどんなネタがあるだろうか。そんなことを行きの車中で総務のジュリナガさんと話していた。

診療所にそろそろ着こうかという頃、道路脇の畑に立派な枇杷の木があり、すんごい数の実が成っていて「わおー」と声を上げた。枇杷はもう終わりの時期なのに今が盛りと成っていた。

診療所の看護師に尋ねると、毎年たくさんん成っているけれど誰も取っていないんだそうだ。何の手入れもしていなくてもうちの庭の枇杷より立派に育っている。

診療所での仕事はコロナワクチンの接種や代理受診での処方くらいで今日は往診もなくやや拍子抜けした。「往診先の庭の枇杷を取って欲しいって言われる人もいるんですけど」と言われたが残念だった。北山はとにかく人がいなくなってきているのが一番の問題だ。診療所に隣接した広場に梅の木があって、これも今が取り頃で鈴なりに実がなっていた。看護師さんらがそれを取って取り切れないほどビニール袋に貯めていた。「ほかの住人さんにも上げたいって言ったら『自分の庭にもある』んですって」と言われたそうだ。取る人もいないし取っても食べる人もいないから梅にしろ枇杷にしろ取り放題なのにそのままなんだ。
私も初めて梅の実取りをしてみた。手を伸ばせばポロポロといくらでも取れる。脚立があれば千個くらいはすぐに取れただろう。「取り過ぎて、後でいつも後悔するんですけど、どうしても取っちゃうんですよねぇたくさん」と看護師は笑う。いや、それは本能だ、仕方ない。

病院に帰って医局の女性陣にほとんどをお裾分けした。ビニール袋いっぱい持って帰ってもそれこそ手に余るだろう。カールも「何にしようかしら」と言ってさっそくあく抜きで水に漬けていた。
ざっと100個近く。ということは400個近くも取って来ていた。医局女性陣らは「梅酒か梅酢、ほか何にしようかしら」と言っていた。カールも「梅酒はギボヒサコが作ったのがまだあるし、うーん」と悩んで梅シロップにしようかと考えているようだった。それに10年以上前に亡くなったトシバーの梅酒もまだ保存しているんだと。カールは「それはもったいなくて出さないんだ」と。今夜は実に久しぶりにギボヒサコの梅酒が出た。
梅の実が成る頃ということはそろそろ梅雨の時期ということでもある。明日から6月だ。梅に乾杯!

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