迷惑ネコにはこうしてやる

今日も小ネタ。

帰宅すると、カールが嘆いていた。「アジを開いて揚げようとしていたんだけど、ゲンちゃんがこれを狙って騒いでー」何枚か落としてムダになってしまったそうだ。「ゲンちゃんには困ったものだわ、料理も作れやしない」と、風呂場に併設の乾燥室に迷惑ネコを閉じ込めていた。「あいちゃ、ネコやっでやねー（あらら、ネコだから仕方ないね）」と鹿児島弁で私は応じた。

それでもミャーミャーうるさいし、最近抜け毛も多くなっているんで、風呂場でシャンプーシャワーを浴びせることにした。ゲンちゃん嫌がるけどそこは時間稼ぎと身繕いを兼ねてだ。シャンプーは年末以来でこの時期には珍しい。シャワーが嫌いなゲンちゃんは抵抗したがダメダメ、しっかり洗ってあげましたよ。さらにドライヤーもゲンちゃんは嫌がるのよ。シャンプーよりそっちをより嫌がるくらい。ちょうど乾燥機もかけてはいたがそれだけでは乾かすのに全く足りず、蒸し暑い中、逃げるゲンちゃん相手に私はドライヤーをかけ続けた。

どうにか終わって、料理作るのも一段落着いた頃、乾燥室の戸を開けてあげた。やっとだよーと出てくるゲンちゃん。まだしっとりしていて触った毛並みも今ひとつだが、1時間すればいい匂いとつやつやした毛になるはず。迷惑ネコだけど「良かったネー」とクンクンしてあげた。全くネコ馬鹿だな。

翌朝、シャワーを浴びていたカールは驚いた。排水溝から水があふれてくるのだ。何なにー？

原因はゲンちゃんの抜け毛。少し抜けたのは分かっていたがまさかこんなにいっぱいだったとは！さっぱりとなってよかったねー、迷惑ネコちゃん。