たまたまYouTubeで元プロ野球選手の大久保博元がやっている「デーブ大久保チャンネル」で同じく元プロの愛甲猛がゲストでトークする番組を見たら面白くて第一話から第八話まで(まだ継続中)通しで見てしまった。
愛甲猛と言えば横浜高校で1980年夏の甲子園初優勝時の投手で、その時の相手が荒木大輔擁する早稲田実業だったのは覚えている。天文館の雀荘でダイボ君らと麻雀しながらチラチラTVを見ていた。ただその時の愛甲は決勝戦までにだいぶ投げていて力があまりなかった。カーブでかわすピッチングで荒木も雰囲気に飲まれたか本来のピッチングではなくどちらも継投になり6ー4でどうにか横浜が勝った感じだった。
そのデーブ大久保との対談では、横浜高校が相当の不良の集まりだったという話から始まっていた。今でこそ野球の名門校で全国的にもいいイメージに思われるが当時は全然。野球部だけでなく他の生徒もワルか不良ばっかしの男子校だった(昨年から共学化した)。実は鹿大第二内科の後輩のズキちゃんDrは横浜出身で、以前(25、6年前)横浜高校の話題になったとき、「あ、横浜(高校)ですか。とんでもないですよ。偏差値5の学校です」と突き放したのだ。偏差値50の間違いではない。ま、偏差値5はあり得ない数値だから大げさとは思うが、愛甲自身の話からもズキちゃんの評価に近いものがあったと知れた(実際は偏差値は30前半程度だったらしい)。「俺の周りは不良とバカしかいなかった」「悪い奴しかいない」「先生も不良上がり。殴る蹴るは当たり前」「野球部なんて不良じゃなきゃ耐えられない」「3年生は神様でシャンプー使っていいよと言われて渡されるけど、絶対中に小便入ってんのよ」などなど。
愛甲って確かに不良でWikipediaでは「中学時代から不良の道にも精を出し始め、タバコ、・女・シンナー・万引き・暴走族など、悪いと言われることは全てやった」と書かれている。甲子園優勝した日の夜は朝まで麻雀をしたというし、「優勝パレードの後に知り合いの社長が来て、一緒に堀之内のソープランドに連れて行ってもらった。あの時は待合室にお姉さんたちが集まってきてサイン会になった」などエピソードに事欠かない。また高校卒業間際には暴行事件が発覚し、愛甲はチームメイトや関係者らに謝罪したが、横浜高校はこの一件が原因で対外試合禁止処分を受け春の大会に出場できなかったと迷惑も掛けている。横浜出身のズキちゃんがあのように言うのもなるほどである。しかし今回対談を聞いて、意外に愛甲ってしゃべりが上手く地頭も悪くない印象を持った。二話以降はプロに入ってからも張本先輩、有藤先輩のコワい話、落合先輩にバッティング指導だけでなくいろいろ指導を受けた話、金田、村田の投手の習性の話など、自然に聞けるし、また笑いのツボも押さえていて毎回必ず吹き出すネタを持ってくるんだ。現在(11月3日)第九話でまだ継続中だ。いや、面白い。→https://www.youtube.com/watch?v=coMfHd-djeA
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