いやいや、私たちも勘違いしたくらいだから日本全国戸惑った視聴者は大勢いたことだろう。となると、復員したと見えた算太は生きているのか死んでいるのか、今のところどっちか分からない。まあそれにしても「カムカムエヴリバディ」は展開が早い。今日から息子を亡くした姑のいじめがあり、これからそれが散々続くのかと思いきや、15分後にはもう岡山から逃げて大阪で新たな生活を送りそうな感じだ。かつての朝ドラだったらあの「おしん」のように里の佐賀県の人たちから「佐賀の女性はこんなのではない」「県のイメージダウンになる」と抗議の電話が殺到するくらい描かれただろう。親娘三代の歴史を描くということで主人公も3人いて週5回半年で描き切るにはこれくらい早く進めないと間に合わないのだと思う。でもそれがせわしない現代の視聴者にはいいテンポなのかも。
ストレスなく進むカムカムにしてもあの時代を描くとなれば戦争による悲惨さは避けられない。カムカムの金太も直接の戦死ではないがそれに近い。「戦争を知らない子どもたち」世代がほとんどの現代日本だが、今後もドラマだけでなく小説、映画、漫画などでずっと伝え続けていかなければならないことだと思った。
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