2020年8月23日日曜日

ニセ医療のNGフレーズ、NGワード

 昨日の南日本新聞に「県内サル被害相次ぐ」とあり「姶良で生徒かまれけが」と続いていた。おおこれは8月11日の日記で私が見かけたサルが犯人の可能性もある。私が見かけたくらいだから地域住民に被害が出てもおかしくはない。あの時、よほど降車して動画を撮ろうとも思ったが何をされるか分からないと考え直してとどまって正解だったわ。


インチキ医療の話題をこの前からしているが、手かざし、気功の類いでニセ医療を行う医師もいてそれを信じてしまった患者らから結構な額の治療費と称するお金を巻き上げているケースがあるようだ。この場合、行為を行っている医師そのものが気功の類いを信じているからやっかいだ。医師以外のものがそれをやって「体に効く」と宣伝もしくは治療行為をやると違法になるが医師の場合許容範囲になるらしい。中には医師が宗教の宗主まがいの行動で財産をも取り込むような場合(いわゆるカルト化)もあり、それを知った子供らが訴えて取り戻そうと泥々裁判になっているとか、医師として恥ずかしい限りだ。

朝礼でもしゃべった対策の一つに腫瘍内科医の勝俣範之さんが紹介した3つのポイントがある。
上の3つがそろっていれば間違いなくニセ医療で一つでも十分に疑われるとのことだ。でも、がんと宣告されこころのパワーが低下している人は「免疫細胞療法」や「ビタミンC療法」などころりと信じてしまいそうだ。私もホームページで読んでみたがうまいこと言っているもん。この他にも疑うべきキーワードがある。「副作用がない」「免疫力アップ」「天然の」そして「絶対」である。医師たるもの「絶対」という言葉はうかつに使えないものだ。試験管での反応と人の反応は違う。きっと治るはずと内心思っていても絶対に治るとは言えないケースが多々あることはまともな医師なら身にしみて分かっている。それをホームページなどでいとも簡単に「絶対治る」使っているとなるとまずは疑った方がいい。「副作用がない」も同様のケースでそんな薬や健康食品などない。また「免疫を高める」はニセ医療者たちが好んで使うフレーズだ。そして与える品は「天然の」恵みがギュッと詰まった素晴らしい製品だってこともネ。

以上のNGフレーズ、NGワードに気をつけてネットの医療情報は見ていこう。ニセ医療でムダな時間と貴重なお金、そして大事な命を失わないために。

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