月曜日には退院が決まったオマルさんとおそらく最後になるだろう2子局を打った。結果はまた負けてしまった。随所に上級者らしい手が出ては2子のハンディなんてすぐに飛んでしまう。デジカメに収めた記録を見直してもよく考えて打っており、さすがベッドの上でも囲碁の勉強ばかりしているだけのことはある。私も最近は囲碁の本を読み返してはいるがまだまだと痛感する。オマルさんにもらったたくさんの本と切り抜きを見て少しずつ勉強しいつか互先(たがいせん)で打てるようになろう。ただそうなるまでにはちと時間が足りなさそう。私の囲碁の上達とオマルさんの寿命を勘案すると・・。私が吸収力のある小学生くらいだったら互角どころかあっという間に追い抜けるくらいなんだが。
囲碁将棋、ピアノ、習字に卓球、サッカー、野球などお稽古事やスポーツは成長期の「鉄は熱いうちに打て」を実行しないとそうそうは急に上達しない。ホントかといぶかる人に分かりやすい例をあげると、ネイティブの発声がある。その国の言語を幼い頃に現地で過ごした人と大人になってから必死で覚えた人と比べたら、どちらがうまく喋れるか誰が聞いても明らかだろう。囲碁の小学生と中学生名人はどちらが強いかはその時点では何ともいえないが、その後の経過をみると中学生名人よりも小学生名人の方がプロになった子がずっと多い。特にトッププロの山下敬吾と国民名誉賞七冠制覇中の井山裕太は小学2年生(最年少名人)で6年生らを一蹴し名人なっている。年長者が年少者に常に勝る訳ではない、すでに硬くなった鉄の私など伸びしろはわずかなんだぁと嘆息するのであった。
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