ペットは家族

カールとチッチとギボヒサコの入所する施設を訪問した。もう3年以上この施設にお世話になっていて、以前はコロナの影響で面会すら出来なかったり制限があった。しかし、最近は予約をすれば約15分間対面で会って会話も出来る・・はずが、残念ながらヒサコは脳梗塞を何度か起こしたためうまくしゃべることが出来ないのが残念ではあった。でも目で私たちを追って身内が来てくれたということは分かっているようだった。

施設には10年以上前から住み着いているという白黒ネコの「テンちゃん」がいて、今日は面会場所に来てくれていた。とっても人なつこっくておとなしいネコだ。同じ柄でゲンちゃんとは気が合いそう。ゲンちゃんやハナビと違うのは鼻のあたりにブチがなくてすっきりしたお顔であること。ただ、体型はやや肥満形で一時8kgもあったそうだ。最初はちょくちょくエサもらいに来ていたところ、ある台風の日、外で怖がっているところを助けると一目散に施設に入って来て、それから飼いネコになったとのこと。ギボヒサコは「あら、マヤー（沖縄の言葉でネコのこと）がいるわ」と嫌がったそうだが、癒やしネコとしてみんなに可愛がられているんだという。

ヒサコに私たちが話しかけている間もじっとチッチに抱かれて動かなかった。

その後も椅子に座っていて、カールが手をやるとペロペロしてくれたりとか・・。

うちのハナビもテンちゃんほどとは言わないが、もうちょっと懐いてくれたらいいのだが。ま、私には比較的慣れていてナデナデもさせてくれる。うん、まだ今日でこてる家のネコになってぴったし4ヶ月経過したばかり、10年とは言わないが1年もすれば今よりはずっと懐いてくれるだろう。

夕食時、TVを付けていたらびっくり。昨日の地震に続いてまたの大ニュース、羽田空港で日航機が燃えているじゃない。なぜそうなったかも当初は分からなかった。それより映像を見始めてから20分経過しているけど乗客はちゃんと避難出来たのかが気になった。さらに乗員乗客は全員無事避難とか、海上保安庁の飛行機とぶつかったのだとか、その飛行機は北陸の被災地へ物資を届ける予定だったとか次々に情報が入って来た。昨日の地震と関連があったんだ。さらにチッチが「もしかして飛行機の中にペットとはいなかったのかな？」と疑問を呈すると「どうかな。300人以上もの乗客がいたのならその可能性はある」と私が答えると、カールが「いやだ、ゲンちゃんは絶対助けたい」というので、私が「おいおい、ゲンちゃんはその飛行機には乗っていないよ」と正したが、もしペットを預けていたらこのケース、見捨てるしかない状況だ。カールは「熱かっただろーに」とすでに哀れんでいた。

いやいや、たかが動物だから仕方ないと思えないほど、今ではペットは家族の一員としてみられている。ペットが乗っていなかったようにと思っていたが、翌日の報道で2件お預けペットがいたそうだ。残念・・。ご冥福を祈ります。