2024年1月3日水曜日

箱根駅伝100回のトリビア

正月三が日最後の今日は特に何も予定を入れていなかった。そんなわけで朝から第100回の箱根駅伝をTVでながら観戦していた。

箱根駅伝は昨日の青山学院がすごくて、優勝候補の駒沢大を2分半ほど引き離して往路のスタートだった。駒沢は「往路最初の六区で2分ほどに差を縮められれば(勝負になる)」と読んでいたらしいがなんと逆に4分以上の差を付けられてしまった。私はここで「もう青山の完勝」と勝負への興味は失せた。個々の選手の能力や実績は明らかに駒沢の方が上だったのに、本大会に向けての青山のコンディション管理が素晴らしかったのではないか。ということは、やはり青山の原監督の指導力が素晴らしいということになる。マスコミやバラエティーによく登場してお金(資金)も稼いでいるが実績を残しているので文句は言えまい。ただ、負け始めればとたんに避難を浴びそうで、なかなか彼のような生き方は並みの人には出来ない。

箱根駅伝は時代ごとに特定の大学が優勝を重ねることが多く、1950年代から1960年半ばまでは中央大学が圧倒的で6連覇を含む11回も優勝があり、1970年代前後は日体大が5連覇を含む9回優勝、1980年代に入ると順天堂大が7回優勝し1990年代は新興の大東文化大、山梨学院大、神奈川大などがそれぞれ2連覇をし、たまに早稲田、中央が優勝するなど群雄割拠時代だった。2000年以降の優勝は駒沢大が8回もしており一時代を画したが、東洋大の4回優勝はあるものの、青山大が2015年の初優勝から今回ですでに7回目の優勝でこの10年はまさに青山時代といえる。ただ、来年、駒沢が優勝すれば優勝が青山、駒沢、青山、駒沢、青山、駒沢となり箱根駅伝ではちょっと珍しいパターンで、青山駒沢並立時代になるかも。これは箱根駅伝創生期の第12大会まで明治大と早稲田大が5回ずつ優勝を分け合っていた頃以来になる。この後は日本大が6回優勝をするなどやはり特定の大学に優勝が片寄る傾向が生まれている。

単発での優勝で目を引くのは最近はほとんどその名を聞かない私学の雄慶応大が戦前の1932年に1回だけ優勝していること。そして同じ東京六大学の法政大も面白い。何がって出場回数は84回で第4位と相当多いのに優勝は1回もなくて3位が最高成績ということ。以下に出場回数と優勝回数の上位5チームを載せるが、法政の「出ているだけ」感が目立つわ〜。

【出場回数】
1位・中央大学・・・97回目
2位・早稲田大学・・93回目
3位・日本大学・・・90回目
4位・法政大学・・・84回目
5位・東洋大学・・・82回目

【優勝回数】
1位・中央大学・・・14回
2位・早稲田大学・・13回
3位・日本大学・・・12回
4位・順天堂大学・・11回
5位・日本体育大学・10回

この前はメジャーリーグの優勝トリビアをネタにした(2023/12/14「メジャーリーグ優勝記録表でニヤニヤする」)。私はこの手のトリビアが大好きなんやね。

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