年始の朝礼があり、可愛いんだ理事長から恒例の今年の総合目標が提示され、その後講話があった(こてる日記では毎年理事長の講話内容が出てくる)。その中で「少子高齢化からくる人材不足が深刻化していき人手不足に抵抗出来なくなってきた、このまま不足が解消出来なければ、可能な範囲の組織運営に切り替える事も視野に入れている」と語ったことが印象深い。コロナなどよりもこれからは人手不足がより深刻。これは医療界に限ったことではない。上のグラフを見れば一目瞭然。2000年の頃よりも今後2030年には老人は倍近く増えるのに若手は減っていく。「人がいない」にどう対処するか。救急医療を中心に地域医療を担っていきたくても人がいないことにはどうしようもない。難しい舵取りでそのためには「組織運営を変えて行くことを厭わないのだ」とは理事長も思考が柔軟だ。これまで私は内視鏡や診察、入院治療だけを考えてやっていけば良かったが、こうした病院の方針にも協力していかねばならない年齢に来ているんだと思った。
そうはいっても、年明けのそれまで病状を我慢していた患者さんらがいっぱい来ていて案の定忙しかった。同世代は定年でどうのこうのと言っているが医者は60歳代で引退はあり得ない。やらねばならない仕事があるだけ有り難いってこと。まだまだ頑張らねばっ。
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