本来は今日は丸1日勤務のはずだったが、午後の大腸内視鏡検査が1件だけで、しかも担当はダヒロDrということで、特に仕事がなかった。それで急遽年休を取り、帰宅した。医師も働き方改革が押し進められていて、休める時に休もうという態度だ。
自宅前に着くとカールの車がなぜか駐車場の前部にあり今から出発しようという雰囲気だった。カールが玄関から出てきて「今からギボヒサコの面会に行こうと思うの」という。昨日採った枇杷も準備していた。ならば私の車でいっしょに行こうとなった。
ヒサコのいる施設は隣の団地にあり、サービス付き高齢者向け住宅でいわゆる「サ高住」と呼ばれ週3回はデイケアを利用している。今日は在宅でしかも直接面会が可能になっていた。カールは何回か面会出来ていたが、私は1年いや2年ぶりくらいかな。車椅子で面会場所にギボヒサコはやって来た。言葉はうまくしゃべれないがこちらの言っていることはちゃんと分かっている。施設の人はかすれ声の彼女の声を聞き取れるそう。
いろいろと会話しているうちに、5月7日の日記ネタで紹介した「小禄は日本か」の話題になった。実はカールにその話は本当なのか?と私が尋ねていたからで、カールがギボヒサコにそれを確かめると「うん」と頷いたのだった。「でしょ」とカール。そして沖縄方言で「でんちぬちかれ〜にっぽんやさぁ」と言った後に「うるくぬいぬはぁわんわんわん」と「わんわん」をえらくなまって言うと、ギボヒサコ大笑いし始めたんだ。カールの方言や地元民には分かる話がよほどおかしかったのか。いやいや、そこまで受けるとはねぇ。でも良かった、こんなに喜んでくれて。コロナが一段落し五類感染症にもなって面会も自由に出来るになった。今後もちょくちょく面会してあこネーサやギボヒサコには喜んでもらおうよ。
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