ちょっと前だが、スマホに変なメールが届いた。
宅配便を届けようとしたが不在のため連絡をくれという内容に取れる。でも少しおかしい。その日はカールがちゃんと在宅していたはず。よしんば出かけていたにしても普通はメールなど来ずに連絡表がポストに入っているだけだ。これはきっと詐欺メールだろう。使われているアドレスも何か変だしー。その青いアドレスをクリックするととんでもないことになりそうで敢えて無視した。と、夕刊フジ系のホームページ「zakzak」にノンフィクション作家の山根一眞氏がこの詐欺メールのことを書いていた。「・・インタビュー中にiPhoneが「ピーン!」と鳴った。
ちょうど急ぎの連絡を待っていたこともあり、取材を中断して画面を見たところ、ショートメッセージに、「お客*様が不〜在の為お荷物を持ち帰りました。こちらにてご確*認ください「z-y3.rds.com?bw」とあった。以前にも同様のメッセージが届いていたが、詐欺メッセージだ。「〜」「*」「?」などが混在しているのは、携帯キャリアのフィルターをすり抜けるためらしい。
・・詐欺犯は送信先が電話番号なので数百万通あてに一気に送信しているのではないかと思う。そして1万人、いや数百万人以上のうち数人でも引っかかってくれれば大もうけになるはずだ。ショッピングから航空機まで、いまやスマホなしには利用できないことが多々なので、スマホの全データを抜き取られれば全財産を奪われかねない。」
これは、昨年末から出回っている宅配会社を装った詐欺SNSだ。メッセージ後のサイトをクリックし、指示にしたがってIDやパスワード認証コードなどを入力したことで、身に覚えのない課金を引き落とされる被害が出ているようだ。
アプリなどのダウンロード指示にしたがうと、気づかぬうちにスマホ内の全データを抜き取られたり、個人データが延々と犯罪者集団に送信され続けることにもなる。
と、なんとも怖い話だ。さらに山根氏の解説は続く。
万一、だまされてクリックしてしまった場合には、独立行政法人・国民生活センターのホームページで「不在通知」と検索すればパスワード変更など被害拡大を食い止める方法がわかるので覚えておいてほしい。
宅配便業者の偽装のみならず、ネット通販のアマゾンなどを偽装したショートメッセージも少なくない。スマホでニュースを読んでいると、「詐欺を検出したのでここをクリックしてすぐ削除を!」と促す「詐欺」も多い。
携帯電話会社(キャリア)は詐欺メッセージを食い止めるフィルタリングを行っているが、それをすり抜けて頻繁に詐欺のわなが私のスマホに届いている事実は、キャリアのデジタル能力が詐欺犯に劣っていることを物語る。
詐欺犯の侵入を許したのはキャリアの責任なので、被害に遭った場合はクレジットカードの不正利用に対する賠償同様、キャリアが損害賠償責任を負う法整備をすべきではないかと思う。キャリアには緊張感が必要ではないだろうか。」
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