こてる家の前の通路は小学生の通学路になっている。だから朝夕は子どもたちの話し声がよく聞こえる。そんな話声の中で女の子の「チーにゃん!」という声にハナビが反応して道路に向かっていったとカールがいう。そして女の子はハナビをなでなでしていたと。なんと、ハナビはその女の子からは「チーにゃん」と呼ばれていたのだ。
ははあ、これは野良ネコにはよくあること。以前のこてる日記ネタでもそれを話題にした。岩合光昭のNHK番組「世界ネコ歩き」でシチリア島コルレオーネの「ドメニコ」という12才になる雄ネコは少し離れた場所では別名の「ミルコ」「トム」とも呼ばれていた。(2017年2月24日の日記)。ハナビがチーにゃんか。ふふ、それもいいね。カールは「ちっちゃなネコの意味かしら」と推測していた。↓はカールが夕食前に庭のハーブを採って戻るところ、上目づかいで「何?」という表情のチーにゃんことハナビ。チーにゃんは私が帰宅した時はロッジの上でお休みしていた。夕食もたっぷり摂って眠かったのだろう。
その後、夜も更けて暑いので窓を開け、網戸にして、私は床でうたた寝をしていた。もう明け方に近かったろうか、ふと目を覚ますとその網戸のところにチーにゃんがいるではないか。一瞬頭が混乱した。網戸はちゃんと閉まっているのにチーにゃんは家の内側の床にいてこっちを見ていたのだ。は?網戸が破れていたのかと思った。「こらっ」というとチーにゃん、急いで台所方面に逃げて行き、私も追いかけると裏戸の隙間から出て行った。あれぇ〜、戸が少し開いていてしっかり締まっていなかったのだ。カールがきちんと締め損ねていたのだろう。そこをチーにゃんは突いて侵入していたのだった。
その時、ゲンちゃんはテーブルの近くにいてぼーっとその様子を見ていた。いや、チーにゃんと接触しなくてよかった。可愛がっているとはいえ、チーにゃんは野良だから病気や感染症を持っていないとも限らない。チーにゃん、油断も隙もないねぇ。こてる家のネコになりたがっているのだけは分かったヨ。でも、ゲンちゃんを飼うときもそうだったが、安易な気持ちで私たちは飼うわけにはいかないのだ。飼うとしたら家ネコにするつもりだし、そうなるとゲンちゃんと合う、合わない問題もある。何より2匹だと世話が相当焼けるしー。
エサは上げるからハナビことチーにゃん、外でたくましく生きてくれぇ〜。
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