2023年5月6日土曜日

なぜに8時12分発新幹線はガラガラだったのか

長島のクリニックに今日は内視鏡検査を頼まれていた。2ヶ月に1回程度、さして珍しいことではなく、午前8時過ぎの新幹線で出水駅に向かい、そこから乗り換えて阿久根の折口駅で向こうの事務長に拾ってもらうのだ。

だが今日、新幹線に乗った時、急に不安が襲ってきた。後方2列目の「つばめ」車両に乗ったのだが、誰もいない。私一人だったのだ。「もしかして乗り間違ったのでは・・」家を出かける前、カールに「今日はゴールデンウィーク中だから座る席がもしかしたらないんじゃない」なんて言われていた。すぐに写真を撮り、LINEでカールに送った。

ちょうど新大阪行きの「さくら」号もほぼ同時刻に発車する。あちらは確か乗り場が反対側だった。それに3月から時刻表が一部変更になり「つばめ」はこの前までの午前8時2分発が8時12分発と10分も遅れていた。行き先が出水なので各駅停車の「つばめ」でないといけないが・・室内掲示板で流れる文字を見ていると「各駅停車」とあり、そこで初めて「たぶん間違いない」と思えてきた。そしてそれから2人ほど乗客が入って来てほっとしたのだった。広い車両にたった1人がこんなに心細いとは・・。

自宅に帰ってきて、なんであんなに乗客が少なかったのか、ふと原因らしき事実に思い至った。直前8時6分(だったと思う)の新大阪行きのさくら号に大部分の客が乗ってしまった後だったからというものだ。今までの8時2分発のつばめ号にはそれなり客がいたのに8時12分発になってしまい、その6分前のさくらに乗ってしまえばわざわざ6分遅い各駅停車で博多までしか行かないつばめに乗る理由はない、と合点がいった次第だ。ただその8時6分発の新大阪行きさくらはゴールデンウィーク時期だけの便だったようで、5月8日以降は8時前半台のさくら号はなく、8時12分のつばめにはこれまで同様客はつくと思われる。

新幹線に限らず、日本の列車は時刻に極めて正確と聞く。諸外国では5分や10分の遅れは遅れではなく1時間遅れても駅側は特に謝罪のアナウンスはないそうだ。日本だったら1分遅れたらまず謝ってくるよな。これに慣れるとやはり有り難いシステムだと思う。その陰で多くの職員、関係者が努力を重ねてきた歴史があるのだろう。感謝だ。

いつもと10分遅れてしまい、出水での肥薩おれんじ鉄道とのアクセスが気になっていたがそこのダイヤグラムもきちんと考えられていたようで、若干短くなったものの問題なかった。日本鉄道関係者に改めて感謝するわー。

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