2022年12月15日木曜日

無精とケチに徹しきる?

当直明けで本来は昼過ぎには帰れるはずがどうしても必要な内視鏡処置があって、結局、病院を出たのは16時前だった。

しかし、すぐには帰宅せず、スピードカット店に寄った。少し髪が伸び、うざったくなっていた。確か先月13日に天文館のスピードカット店で切ってもらってから約1ヶ月だ。その際には「あまり短くならないように」とお願いした。カールに「(短過ぎて)見映えが悪い」と言われたからね。

今までは散髪屋にちょくちょく行くのが面倒くさくて「短めに」と頼むことが多かった。そうすれば1ヶ月半ほどは行かずに済むから。しかしスピードカット店に行くようになって10分から15分で終えられるので気軽になった。ずっと以前は予約した上にカットだけでなく肩もみから洗浄シャンプーまで1時間近く掛かって値段は3千円以上だった。肩もみ、シャンプーを断るようにしてから約30分で済み値段も2千円台にはなったが、それでもおっくうだった。スピードカット店は早くて値段も安く私の好みだ。ただ、カットする人によって同じ店でもけっこう仕上がりが違うのが難だ。前々回の時はカールに「ひどい。その店は止めて別の店に変えたら」と言われた。で、前回は同じチェーン店の天文館の店でやってもらった。しかしやはり車で行けて近いところがいいと元の店にまた寄ったのだ。よくよく面倒くさがりな性格だ、私は。

サブアラドDrなど50年以上も同じ店の同じ人にカットし続けてもらっていると、これは日記ネタにもなった(2022/7/7「ナウい髪のあなたはだ〜れ?」https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2022/07/blog-post_7.html)。これはさすがに真似出来ない。散髪が面倒なら、いっそのこと坊主にすればいいのでは・・。ううむ、これも見た目や子どもの頃の傷で一部ハゲがあるので踏み切れない。

昔、高名なオーディオ評論家の長岡鉄男さんは40年ほど前のエッセイで自身が坊主頭な理由を「バリカン使って自宅で刈るので費用はタダ、時間は10分間もかからない。急げば5分間でできる。これが床屋へ行くと今はよく知らんが2千円くらいとられるんじゃないか。しかも時間がすごいかかる。坊主頭になったのも理由は無精とケチだからである」とストレートに語り、さらに「坊主頭にはいろいろいいことがある。洗髪が容易、洗剤が少量で済む、男性化粧品不要、櫛もブラシもドライヤーも不要。それに音もよく聞こえる。今のヤングはたいてい長髪で耳をカヴァーしている。これでいい音が聞けるはずがない。これは断言出来る」と実際に測定してみての結論を小気味好く述べていた(「長岡鉄男のいい加減にしますPartⅠ」146ページ)。
長岡氏はコストパフォーマンスと合理性の人だった。実はこの坊主頭のエッセイの本題は「年賀状」だった。年賀状を一方的に廃止して20年くらいになったそのわけが面倒で金もかかると「坊主頭」とリンクしていたのだ。いや、時代は長岡氏の思っている通りになりつつある。年賀状は面倒でお金がかかるからヤーめたという姿勢は21世紀の現代日本人もそうで、2002年をピークに年賀状発送数は減り続けているのだ。私もそれは分かってはいるがやはり続けている。長岡氏並に合理的にばかりは出来ないところが、並の人間なんであろう・・な。

0 件のコメント:

コメントを投稿